疾風怒濤! 新ゲーム啓蒙国家ドイツ
最近、世界各国でボードゲームが爆発的に広がっている。その火付けというより本体そのものがドイツが生みだした新しいゲーム文化なのだ。欧州各国ではこぞってドイツゲーム大賞に類するゲーム賞などを創設した。アメリカはゲーム大国なので昔からゲーム賞はあったが、2003年、古いタイプのシミュレーションゲームが選ばれず、ドイツゲームが選ばれるという新時代を迎えている。またボードゲームのシェアは爆発的に広がった。
ボードゲーム後進国の日本ではボードゲームはそれほどの広がりを見せていない。日本は家庭用テレビゲームの大国で、この分野は似たようなゲームでもグラフィックを少し変えるだけでなんとかなるジャンルなのだ。いかにも猿真似文化日本といえ、アイデア勝負のボードゲーム界では苦戦を強いられる筈である。なんといっても日本人はアイデアがなさ過ぎる。
大量生産大量消費のアメリカ型に対抗するゴミを出さない国家ドイツのゲームはチープなコンポーネント、無茶苦茶なゲームバランスでプレイアビリティの低いアメリカゲームと違い、環境に優しい木製の駒、オール紙製のボード、駒が無くならないようにきちんと収められるように設計された中箱、潰れないようにしっかりと支えるがっしりした外箱、それに奇抜なアイデア、素晴らしいゲームバランスという最高のスパイスを備えている。
ドイツゲーム大賞とドイツゲーム賞はここでは省きます。
gioco del mondo