Wolfgang Kramer

Queen Games

2〜6人
45分

エクスペディション

ルール説明

手もとにある遺跡カードの場所に探検隊をたくさん到着させるゲーム

プレイ感

ネットで評判あまり聞かんし、川口探検隊の大ファンであったわしにはかなり惹かれるテーマではあったが、いかにも駄目げなコンポーネンツで、値段は高いしで躊躇していたゲームである。話の流れでローさんが安く譲ってくれる事になった。

で、TAM夫妻と3人でやってみた。

カードが配られた時、どれがどの目的地かさっぱり分からずかなり駄目ゲーの予感。。。

12枚も探してられるかー!

プラス誰が取ってもよい5枚のオープンカード。

まあ、しょうがないか。

内心負けてもええかと、思いながらスタート。


チップが置いているのは特別の目的地。ここを最後まで取れなければマイナスになる。ゲームとして必要なバランスを崩すためのフレーバーである。

わしの目的地は分からんわ、TAM嫁の勝利にかける長考も相まってややだれ気味。

ところが、進めていくうちに段々と楽しくなってきたのだ、これが。

最初に一気に目的地を見定める必要はないのよ。近くにきたらその周辺の持ちカードを探せばいいだけで、軽いプレイ感なのだわ。当初、同じ作者という事もあってタイクーンの長考と同じかいなと思ったが、まったく違う。


目的地に到着すればこのようにカードを公開する。誰が到着させてもOK。世界の遺跡についてきちんと説明が書かれたカード。探検ムードを嫌がおうにも盛り上げる。

軽くて楽しめるトランスアメリカと同じようなプレイ感である。

出だしはやたらと遅れたわしだが、南半球に到達した黄色探検隊から反撃開始。


3つの探検隊が各地を探索する。青がやや伸び悪い。

太平洋上の緑、赤の追加移動マスを巧みに使って、目的地を探検させていく。経度線を越えてぐるっと地球一周させた時の楽しさ。

おおお!! 地球は丸かった!

と思わず喝采してしまう。


上の図と見比べれば解るが、一気にくるっと回ってヨーロッパに帰ってきた黄色探検隊。ここを読んでても解らないが、やってる本人は思った以上に楽しいのだ。地球の丸さが実感出来る。まさに世界旅行。

結局、最初にモチベーションが低くて、オープンカードを見てなかったせいでTAM嫁に負けてしまったが、これはかなりいけるぞ!
メビウスのうたい文句どおり、世界旅行してる気分にさせてくれた。しかも時間も短い!

所要時間45分

TAMのコメント

(フェレータの説明書をプリントアウトしに、隣の部屋にいったわしの耳に二人の声が……)

TAM嫁「頑張って新婚旅行は、世界旅行に行きたいね」
TAM「もう行ったやん」

TAM……えらい安上がりな新婚旅行やな。。。

ソマーリオ

うれしい誤算。こんな楽しいゲームならもっと早くに買うといたら良かったわ。

確かにプラスチックのコマはいけてない。でも、矢印の形をした航路が地図の上に並べられていくと、世界を旅してるという気分になる。インディ・ジョーンズの世界なのだ。おそらくテーマといい、この矢印はレイダースからぱくってるのは間違いないだろう。

許す!

ややもするとだれ気味になる一マスずつしか進めないルールが、赤と緑の特殊マスによって一気に目的地に到達させるという楽しさの糧となっている。ナチより早くアークを手に入れようとするインディ・ジョーンズの世界観そのままだ。

プレイ感はトランスアメリカに似ているので、冒険好きならエクスペディションを、それ以外なら値段が安くまだ手に入りやすいトランスアメリカをどうぞ。

惜しむらくは、かなり詳細に書かれた遺跡のテキストがドイツ語で読めないところですな。
と思たら、こちらでなんとカードの和訳をしてる方がおられました!! うおお! すげえ!
しかし残念ながら旧版の和訳でした。この画像にある旧版を持ってる方はありがたく使わせて貰いましょう。わしゃ、ナショナルジオグラフィック版が欲しくて、旧版を売ってしまった。。そしてせっかく買うたナショナルジオグラフィック版は予想に反して相当、写真がしょぼいのです。色数が少なすぎて絵か写真か分からんくらい。もうこっちしか持ってないんで誰かナショナルジオグラフィック版のカード訳をして。

あー!! 今気づいた。当時、探すんかなり苦労してたんやけど、これって大陸別にカードの色とマスの色が違うねんな。色でどこらへんにあるか解るようになってるやんけ。今さら気づくか (|| ゜Д゜)ガーン!!

gioco del mondo