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Reiner Knizia
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Rio Grande Games
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3〜5人
60分
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メディチ
ルール説明
駿河屋で購入
一人5枚になるように5種類の交易品を競りで手に入れる。交易品には点数があって、足した点数が高い順にお金を貰えるが、同じ交易品を集める事によってもボーナスが入る。その相場加減が難しい。
周りが得点(お金でもある)ボード。中央はゲーム中通じて手に入れた品物の数を示している。上にいけばボーナスでお金が入るのだ。つまり同じ品物を集めると得。
プレイ感
TAM、MIRU、たっかん、おき、うっしーの6人プレイ。前に3人でやったときにいまいちやったんでもう一度評価してみた。
相変わらずドベのTAMの緑コマ。3ラウンドあるので、商品の積み重ねが大切になる。
ちょっと初心者には難しいかなと思ったが、意外にもすんなりとゲームができた。
このゲームは競りの相場が見えそうで見えない、とても難しいゲームなのよ。
単純に点数合計のトップ狙いなら30しかお金は入らないから、5枚でそれ以下にすれば儲けが出る。でも、数字は0から5まであって、物凄く幅が広いばかりか1枚だけ10の価値がある金がある。
これが本日のお買いあげ品。燦然と輝く10の金。0と1があるが、金のおかげで今ラウンド1位をとる可能性は高い。
5枚買えたものからそのラウンドは抜けていくのだが、最後まで残った者にも残り福(自然に競る相手が少なくなるのでむちゃくちゃ安く手に入るのだ)あったりするから、ほんまに難しい。最後のプレイヤーに至っては無料で5枚になるように貰えるってんだからかなわない。
そしてそれだけじゃなく、同じ商品を集めたときのボーナスの儲けも考えると相場は難しいのなんのって、いやまじで。
とまあ、このようにクニッツィアの読みの難しさが爆発してるんだが、単純に数字だけで盛り上がったりするので、初心者にもできてしまうんだわ。
「あかん、4こい、4以上や」
めくり……
「きたー!」
みたいな。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 色も揃ってるが価値もそこそこに高い。本日の競りは満足でした。
結局、相場が分からず、2枚(最高3枚までセットで競りにかけれる)に25とか出したりするのをわし一人だけが控えたおかげで、こつこつと積み重ねてぶっちぎりのトップ。
なんとなく後半は競り加減がちょっとだけ分かってきた感じがする。TAMの必殺、強烈な相場に惑わされずに勝った。所要時間60分
TAMのコメント
何がむかつくいうて、この得点ボードで駒を進めるときにちょっと悩むんがむかつきますわ。
このコメントについては後述。
ソマーリオ
競りつうことで皆は結構盛り上がった。同じ商品を取りたいために「緑出ろ、緑出ろ! 出来たら4以上で」つう感じでも盛り上がる。どっちかつうたらパーティー系のりかも知れない。
ただ数字を覚えておくという作業が、左脳腐りまくってる俺からすると非常に辛いのよ。だから楽しい事は楽しいけどはなしね。
何はさておいて許せんのは、コンポーネントよ。このゲームは元々AMIGOから出てたんやけど、絶版になって英語版がRio
Grandeから出た。わしの持ってるんはそれやねんけど、あまりにも酷い。
TAMも書いてるが、得点ボード。奇数だけしか書いておらず、偶数のマスには意味不明な小麦の絵。。。思わず飛び越して動かす。これほどパッと計算出来ない得点ボードはない。こういう煩わしい作業はできる限り考えたくないのが当たり前なのに、考えてやらないと間違ってしまうのよ。
そして、何の品物か分かりにくいカード。緑出ろとか言うてるんは、品物が何か分からないのでそう言うてるのだ。また腹立つんは、ボード上の絵と違うところ。これもまた考えてしまう。これは本来同じ絵にせんとあかんのとちゃうか?
またボード上の升目が小さくて、身体も手も馬鹿でかいアメリカ人には辛すぎるやろ。わしでさえ辛かったもん。
酷い、酷すぎる。ここまでゲームの本質以外で苦労したコンポーネントは最低と言っておこう。
自作したほうがええんちゃう? それくらい使いにくい。
せっかくのゲームが台無しである。かといって絶版なので我慢せんとしゃあないねんけどね。
これがAmigo版のボード。明らかにこっちの方が美しいし、解りやすいやん。なんであんなに酷くなっちゃったんやろねえ。。。せめて得点ボードだけでもなんとかして欲しいわい。間違うっつうの!
ここらへんのルネッサンスの権力闘争は、漫画のチェーザレか、塩野七生の本がとても面白い。漫画の方は、ちょいと史実と違うところもあるが、雰囲気は抜群である。こういうルネッサンスの権力闘争をテーマにしたゲームは、他にルネッサンスの君主やフィレンツェの匠がある。またこのゲームを二人で出来るようにしたメディチ対ストロッツィもある。なぜか全て競りゲームやな。。。