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Gunter Baars
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Ravensburger
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2〜4人用
20分
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ルクソール
大きな一本のオベリスクの奥には巨大な壁がある。
ラムセス二世は何を思ってこれを建てたのだろう?
ルクソール神殿はスフィンクスによってアメン神殿結ばれている。
壁には無数の神々の姿があり、エジプトの謎をとくヒントが隠されている。
プレイ感
非常に凝った仕掛けのあるゲーム。BBと二人プレイにて。
みよこの凝った仕掛けを。壁画が眼前にせまる。立っている石棺は裏側に得点が隠されている。
このゲームの肝は壁画に見立てた巨大なボードである。ここにテトリスのように、ヒエログリフタイルをすとーんと落とし込むのだ。で、縦横斜めに同じ神が並ぶと自分の探検隊駒とスカラベマーカーをその神の場所に置く。3つ目のスカラベを置いたところにあるプレイヤーの探検隊駒が石棺を貰えるという寸法である。
上からスコーンと札を放り込むのみ。もちろんやり直しは不可である。そして上下左右斜めに同じ絵が並んだら、そのファラオのところにスカラベマーカーを配置。
絵は縦に3つ並んでいる。
最初に密かに配られた神タイルに、ゲーム終了時に探検隊駒を配置してるとボーナスが貰える。
3枚の手札から、神が並ぶように出していく。序盤は、BBと和気藹々とやってたが、スカラベが2つ並んだあたりから、二人とも強欲になってくる。途中経過では得点が入らない。この石棺に描かれた数字が得点なのだ。
段々とスカラベが集まりだす。目の多い石棺ほど裏の得点が高くなっていく。
そのために、神を同じ方向へ向くタイルを模索する。
神は、同じ方向を向いていると、相手が先に探検隊ゴマを配置していても交換できるのだが、逆方向だと、空きの場合にしか配置できない。ここまでくると、どれかに探検隊ゴマが配置されてたりするので、同じ向きの神が大切となってくるのだ。
奴にむざむざ、石棺を開けさせてはいけないと、必死に組み合わせをさぐる。なんか知らんけど偏ってて結構辛い。。。
そして手札補充するときに、ばっさんお得意の呪いのカードが出た。
これが出たら、すかさず壁画で同じ絵3つが並んでいるのを探すのだ。
BB「あった!」
見つけられなかった人にはファラオの呪いがかかる。指名した相手は、石棺を1枚渡さなければならないのだ。
誰かな、誰かなー??
BB「じゃ、あきお!」
がっひょーん! って一人しか居らんやんけ!!
更にそこから、BBの連鎖攻撃が始まった。
神のタイルは、マッチングさえあれば、一度にいくつもの組み合わせをしても可能なのだ。これを使えば、一気に石棺を開けることが出来る。
もう、その差は歴然。わしゃ、開いた石棺には、ミイラの包帯しか入ってなかったりして、しょぼい点。かたや、「お前の本業は盗掘ちゃうんか!」つうくらいスカラベでガンガンに石棺を開くBB。
左の石棺がBB。右がわし。_| ̄|○
さらに、、
呪いがでた!
BB「あった!」
もう、なんてーの? 鼻血も出ませんとはこのこと。
呪いがまったく見つけられないのだ。こいつのこのスピード、スーパーマンか!
と、BBの凄さに呆れた。
ところがあまりにも速いので、おかしいなともっかいタイルを見直す。
あれ? ひょっとして…
あーーー!!!
わしはずっと神の形で覚えてた。コレ、ひょっとして色で分けられてるのでは?
という最も基本的なことをようやく気づいたのがゲームも終盤。
ぼこすこ負け。ふぁらおーん ←負け台詞
所要時間 20分
みっしりと埋まった壁画。さて、勝ったのはどっちだ!
酷い。。。石棺の裏はこんな風に得点が描かれている。ミイラ濃度が高いほど高得点である。ちなみに上にある四角のタイルは、最後にその場所に探検隊を置いていれば得点となるボーナスタイルである。
BBのコメント
わーい、快勝! あんなん形で覚えられるわけないやん。
ソマーリオ
く、屈辱。じつのところ、ばっさんのゲームは実力勝負なのが多い。呪い探しのスピードで負けた。プラスマイナス1なので、その効果は2倍なのだ。
非常に凝ったゲームボードと、すこーんと気持ちよく入るタイル。石棺は後ろにいけば高得点。
見てるだけで楽しくなるような素晴らしいコンポーネントである。若干、紙は薄いが、しょうがない。
今回は二人でやったからかも知れないが、楽しさはまあまあといったところ。もうちょい多人数ならおもろいと思う。ただ、子供とやって楽しいゲームなのは間違いない。呪いステージも子供と大人ならむしろ子供に分がありそうであるし、エジプトチックな雰囲気は、ばっさんのゲームの中でも群を抜く。絶版なのが惜しい!
絵のデザイナーとテーマが非常にファラオの墓と似ているが、ゲーム性はまったく違うので注意。あっちは宝物発掘、こっちは壁画の謎解きである。きっと。