Heinrich Glumpler

Edition Erlkonig

1〜4人
15分

山火事!

ゲーム説明

火の手があがるぞお!
空を焦がす山火事。
山火事は大地の恵みであると共に、多くのものを灰とする。
消火活動にあたる消防士たちは命がけで山火事の被害を最小限にとどめようとホースをのばし、リレーをするのだ。
中には火事に巻き込まれて命を落とす隊員もいる。
暴れ狂う自然のきまぐれを抑える事が出来るだろうか。

プレイ感

かれこれちょいと前のゲームになるが、マイナーメーカーのくせにおもろいと評判になったゲームをムン様のゲームついでにゲット。

TAMと二人プレイにて。

最初は小さな火の手があがる。消防士をとりあえず配置。火が強いほど得点は高いのだが、山火事は一定の法則に従って自動的に燃え広がっていくので下手すると火事に巻き込まれて焼死したりする。


最初はこんな小さなところから出火する。ここから火事の怖さを知る事となるだろう。

タイルを引いて、一番火の手が高い2辺にくっつけていくのだ。火が広がるのが早いか、リレーが早いかの勝負。

これ、前にかわちでやった時、巻き込まれて死んだんよなあ。

このゲームのポイントは水源の確保である。火の強いところに広がっていくという特性を利用すれば、火が1のところに置いておけば、巻き込まれる可能性はとても少なくなる。また最後は外周にあたる一番点数の低いタイルで割るので絶対に必要な行為だ。

つう訳でうまく引いた1のタイルの上に消防士を配置してそこから消化活動にあたる。


水源を確保。バケツリレー方式に消防士を繋げていかないと火に巻き込まれてしまう。このシステムだと、水源に近いところには火の手があがらないようになっている。なかなか素晴らしいシステムである。例えば、次にタイルを引けば、手前緑コマ2つのタイルが8(4+4)なので最も火勢が強く、ここに自動的に置く事になるのだ。

TAMは男らしく、轟々と燃える火の中に身をおく。

わし「よ! 男前」

TAM「つうか、1のとこあきおさんが確保して置かせてくれんだけですやん!」


奥の方が激しく山火事だ! こえええ!

しかしさすがにここは二人プレイ、何時の間にやら1のとこをちゃっかりキープして、消防士をどちらも全員配置し終える。

消防士を配置し終えても、タイルをがんがん引いていかねばならない。後は火事がどのように広がっていくか見守るだけである。

結局、両方巻き込まれる事なく、終了。所要時間15分。同点。


最終はこうなった。最期はタイルを引いて、ひたすら火の手に巻き込まれないように祈るだけであるが、1のタイルに消防士を乗せてると、火事は別の方に伸びていくので基本的には大丈夫なのである。

TAMのコメント

火事が燃え広がっていく感じが凄くよく出てますねえ。

ソマーリオ

まさに山火事のきまぐれを見事に演出している。しかも、火の手が強いところは自然と消防士をたくさん配置しなければならないようにデザインされており、このシステムは見事としか言いようがない。ゲーム自体はまあまあというところだが、そんなおもろさうんぬんは抜きにしてシステムはとても美しい。

所要時間はやたらと短く、とても軽く何度でもプレイ出来る。今回は二人だったので差がつきにくかったが、3人4人でわいわい言いながらやるとかなり緊張して楽しいに違いない。なんせどこに火が燃え広がるか分からないんで、配置する時、緊張するのだ。囲まれると終わり。アナログボードゲームというよりも、デジタルゲームのロジックをみている感じがしてかなり変わっている。山火事はオートマチックに広がっていくのだ。

唯一の不満は駒が木製のようでいてプラスチックなところ。山火事やねんから木製にして欲しいよなあ。毒ガスでるやんけ。マイナーメーカーなんでこうやって儲けを出してるんやろうけどさ。

これを読んで欲しいなと思った人は、個人輸入の方がええと思う。3000円前後で手に入れないとたぶんむかつくゲームです。ちなみに箱絵のおっさん、吼えすぎだ!w

gioco del mondo