Reiner Knizia

alea

2〜6人
60分

ロイヤルターフ

ゲーム説明

アスコット競馬場に、競走馬7頭がそろい踏み。アールグレイ、アルビノ、サハラウインド、キャラメッロ、レッドフォックス、オセロ、ノーガット、どの馬もいずれ劣らぬ名馬ばかり。ブックメーカーのオッズを利用して、イギリスの紳士たちは勝負をします。勝てばお金をもらえるのはもちろん、ビリだとお金を払わなくてはならないのです。さあ、各馬、ゲートイン開始。

プレイ感

正月ということでパーティーゲームをやることになった。メンバーはTAM夫妻、兄貴、MIRU、ぴのの6人プレイ。

このゲームのポイントはなんといってもサイコロ。一時期クニッツィアがグラディエーターと一緒にサイコロゲームを作った片割れである。

最初の配置は不公平となっている。何故なら同じマスには入れないからだ。その場合、空いている後ろのマスで止まる。ので、進めないケースすらある。これはカードを引いた順番に馬を並べていくのだ。これをみて賭けていく。

やっぱりというか、誰もが確率 2分の1で着実に進むオセロを選ぶ。7枠から順に着実な馬が勢揃いするのだが、運悪く、着実な馬が先頭スタートとなった。

※ 同じマスに馬は1頭しか入れないので、スタート時点からいきなり差がついてるのだ。

もう、目をつぶっても馬のマークやね(馬のマークは着実マークで2分の1で出る)

オセロが終始リードを保ち、そのままゴールイン。

兄貴とTAMがうまくかけたので、若干多めの賞金を獲得。


馬は全馬を動かすまでその馬は動かす事が出来ない。つまり2頭動かしたので残り5頭動くまでこの2頭は動かないのだ。賭けは2ベッド,1ベッドというタイルで賭ける。バッティングするとオッズは下がるが、協力プレイとなるので勝ちやすくなるのだ。

二レース目(このゲームは三レース行われる)

さすがに意味が分かったのか、皆、自分の馬を進め、他人の馬をけ落とすためにサイコロをもつ手が熱くなる。

わし「蹄鉄でろ、蹄鉄でろ。出たー!! 12マス」

このゲームは馬のマーク以外は、12とか15とかがあって(ゴールするまでたた30マス程度なのだ)中途半端な数はない。協力プレイしなければ基本的に勝てないゲームなのだが、この強烈な脚で一気に牛蒡抜きするケースがあるのだ。

ぴの「やったー! アールグレイ一気に三番手」

一巡周り


サイコロを振って進める数。馬のマークは二分の一で出るので、これが高いオセロなどは人気馬になりやすい。

兄貴「蹄鉄か。ほなアールグレイを1マスと」

わし&ぴの「やめてくれえええええ!!!」

そう、そういう穴馬は馬マーク出されると1とか2とかすごいしょぼい数しか進めないのだ。そして一度これをやられると、(全馬が動くまで動けないルールのせいで)かなりしょぼしょぼのことになる。


このようにサハラウインドという穴馬が勝つケースがあるので侮れない。しかし、アールグレイは弱すぎだ!

そう、つまりアールグレイ、ドベで、100ドル払う羽目に。とほほ。

3レース目

二度とアールグレイに賭けるかー!! つうことで、相変わらずトップ目の兄とTAM以外のところに賭ける。

全部で三カ所しか賭けられないので、慎重にやらねばならない。オセロは確実に抑えるとして、やや穴気味の馬も当然選択しておく。

さあ、各馬出走。

って、懲りずにアールグレイにぴのが賭けとる。

そしてアールグレイに負けず劣らずしょぼしょぼのアルビノに賭けるTAM嫁。

勝負は、アルビノ対アールグレイとなった!

じゃ、アルビノを二マスとぴのが叫べば、アールグレイを一マスと叫ぶTAM嫁。

まあ、ドベ争いやけどな。。。

そして順当にオセロ、サハラウインドがゴールイン、レッドフォックスはTAMと兄のみが賭けていたので邪魔されゴール出来ず。

わしオールゲット!!

最後の得点は倍計算により、わしが逆転勝利!

所要時間60分


勝負が付いた。オセロはやはり強かった!

やたら最後のお金計算の早いぴの。アールグレイ2ドベ、アルビノ1ドベで、これに全部賭けていた。お金マイナスになっとる。。。

このゲームでお金なくなるってあるんかー!!

兄のコメント

まあ、これは何の戦略もなく、単にサイコロで楽しむパーティーゲームやな。結構おもろかったけど。

MIRUのコメント

最初意味わからんかったけど、割と白熱した。同じマスに入れるようにしたほうがいいんちゃう??

ソマーリオ

クニッツィアらしくサイコロゲームにしてはジレンマがある。たぶんジレンマと感じないけど、馬マーク以外が出たときにどの馬を進めるかというジレンマが生まれる。

このゲームのいいところは、協力プレイや意地悪プレイでちょっとした連帯感のでるところである。「やめろやあ」とか叫びながら。小箱でこの値段ならよしというとこだろう。3人以下のプレイの場合、隠してビッドする(ブラフ用の0のタイルがある)がこれはわいわいとやるのが楽しいので、隠れて本気でやってもあまり盛り上がらなかった経験あり。

ただサイコロの神様が嫌いなのか、あまりおもろない。個人的にはそれほど盛り上がらんかった。サイコロ使わせたらランドルフデザインのほうが単純で熱くなれる。そういやこれと似たゲームに昔ラベンスバーガーから出ていた大脱走というゲームがあったわ。もう売ったけど。

これってアレアブランドやねんな。びっくりした! ただのサイコロゲームやのにねえ。テンプテーションやグリードのようなサイコロゲームが好きな人や、初心者にはよろしいでしょう。

ウイナーズサークルという名前で再販されました。

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