Jack Lawson
&
Andrew Lawson

Ravensburger

2〜4人用
一人6分

メイクンブレイク

アクション積み木組み立てゲーム
大人も子供も楽しめる!
日本版絶賛発売中! ってCMかいな…






プレイ感

驚くべきことにヘビーゲーマーから絶賛されたアクション積み木ゲーム。ずっとやりたいなあと思いながらも見かけがつまらなさそうで、しかも、時期を逃してしまったために、まったくやらずにいた。ようやくTAMと二人プレイにて。


サイコロを振り、さいの目に合わせたタイマーをセットする。カードをめくり、書いてあるとおりに組み立てる。

TAM「じゃ、僕からいきますわ。…3」

タイマーは1〜3あって、3がもちろん一番長い。その時間は均等ではなく、一定の時間の上にこの3つの追加タイムが乗っかってるという感じである。


サイコロを振ってタイムを決める。よーいどんで、タイマーを作動させて表題の積み木を作るのだ。時間の1〜3は均等ではなくて、基本タイムにプラスされる形となっている。それでも3はやはり有利である。


わし「よーい、スタート!」

ジージージージー……
(タイマーの音が安っぽくジージー鳴るのだが、これがまた昔懐かしい感じがして、非常に味がある)

TAM「よっし」

…かちゃ、かちゃ


TAM「どうです?」

わし「OK!」

がっしゃーん。

※ 組み立てると相手プレイヤーはそれがカードどおりか判定する。判定後、積み木を崩し新しいカードをめくり、再び積みはじめる。時間内に出来る限りたくさん作るのだ。



パッチン!!!!

わし「はい、終了」

次にわしの番である。同じようにサイコロを振って(3がでた)ゲームスタート。

ジージージージー……

TAM「無色ばっかりですやん。ええなあ」

※ 無色の積み木カードがあるが、これは形さえ達成してればOKなのだ。だからといってサービス問題というわけじゃなく、形はやや複雑になってるか点数も低い。難易度はばらばらで、難易度によって点数が違うのだ。

わし「わわわ、これか、これやな! どや!」


こんなのは序の口。点数はカードに書いてるが、どう考えても点数の付け方おかしいってのがある。

TAM「OKです」

がっしゃん

TAM「わ、また無色ですやん」



わし「これやな、どう?」

TAM「間違ってます。ここ開いてますよ?」

わし「えええ! あ、しもうた、ここか。…これでどう?」

TAM「OK。しかしあきおさんが慌てふためく姿はなかなか見れませんわ。新鮮です」

(反論せず。それどころじゃない…)

がっしゃん。



パッチン!!!!

TAM「はい、終了」

よっし、ええ感じで出来てるで。
なんせ無色問題は形だけみてればいいので、気持ち楽である。
しかしながら、たまに恐ろしい形が存在するのだ。

わし「あ、あれ…あれ…」

そう、バランス的に、上の積み木を載せないと、落ちる。両手で下の積み木を支えつつやればいいのだが、恐ろしいことに両面使用やったりするのだ。

わし「こんなんでけるかー!」

といいつつ、無理やり肘などを使って押さえつけつつ、完成。

TAM「おおお!」

そして、TAMにもこんなのが出てきた。

TAM「ええ、こんなん出来ませんやん! わわわ、わわわ、どうやって作るんすか、これ」

わし「やろ? むずいやろ」

パッチン!!!!


時間終了〜。時々やたらとむずいのが出てくる。

わし「お、お前、2枚しか出来てへんやんけ…」

TAM「だってこれむずいんですもん」

さらには、

わし「あれ、あれ? これ、でけへんやん! 同じ色が2つあるぞ!」

TAM「ほんまや。しょうがないんでどんな色でもいいですよ。これ誤植ですよねえ」

※ この誤植はいかんなあ。今度やるときまでに適当な色に変えよう。

結局、30対17という圧倒的な差でわしの勝利。

わし「お前、建築家、失格な」

所要時間12分

TAMのコメント

これ、僕もそういや買うてたなあ。まさかこんなにおもろかったとは! 帰って早速嫁とやってみます。しかしあきおさんの珍しい姿も見れましたし、かなりのきてました。

BBのコメント

わぁ! このゲームはまっちゃった! 楽しい!
あきおさんの手の早さに驚いた。なんかビデオの早回しみたいやで。

ソマーリオ

うお! ネットでおもろいと評判のゲームはわしには結構肩透かしなことが多い。この手のタイプはそれなりには楽しめるやろうけどという感じであったが、やってみるとそのおもろさは想像を遥かに超えていた。

こ、こんなにおもろかったとは!

なんだ、この積み木を組み立てる楽しさは。

なんだ、この慌てぶりは。

なんだ、この出来た後の達成感は。

そして、壊し、またあわてて作る。次の問題にわくわくする。また、やる前に試しに回したタイマーはチープな音でゲーム自体を安っぽく見せかけたが、実際やってみると非常に味があった。

子供向けの単純なゲームなのだが、大人でさえ、これほど爆発的におもろかったゲームはかつて知らない。そしてまたアクションゲームというジャンルにしたとしても、このゲームほどのゲームは望めない。

ドイツゲーム大賞に輝いたヴィラパレッティでさえ、メイクンブレイクの前には色を失う。それどころか、あの有名な長高値ゲーム、アラカルトをも超えている。それはバランス系ゲームに付き物のシリアス感がまったくないからだ。やってて楽しい、みて楽しい。

これは時間という制約で人間の限界に挑むという技のなせる業なのか、積み木遊びが人間の本質に迫るというものなのかは分からないが、この楽しさは絶品である。カワダがメイクンブレイクの日本版(メイク&ブレイク)を出してるので、手に入れやすい。是非、大人も子供も同じくらい楽しめるこのゲームを買うてほしい。ゲーム時間は短く、見た目以上のおもろさを持っている。一人大体6分くらいの計算でOKである。パーティーの合間にやって欲しい。盛り上がること必至。そして本格派ドイツゲームに嵌めていくのだ。

ただ、ただのパーティゲームなので、あまりのおもろさにうれしがってわしのように何回も連続でやると飽きる(笑) 時々やるべし。

メイクンブレイクオンライン版がひとりで楽しめます。左クリックで積み木を掴んだり離したりし、スペースキーで回転します。

gioco del mondo