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Bill Payne
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Zoch
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2〜4人
20分
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ヴィラパレッティ
ルール説明
柱を上に上に積み上げていき、ヴィラ(イタリア語で高級な別荘の意味)が倒壊した時点で、最も太くてたくさんの柱を上にあげてた人が勝ちのドイツゲーム大賞受賞の異色アクションゲーム。
プレイ感
ようやくTAMとたっかん、バイの4人でプレイする事が出来た。昔TAMと二人でやったとき以来あいつが「やりたいやりたい」とのたまわっていたので、忘年会後で酒が入りながらもやる事にした。
初期状態。ここから柱を抜いて(太い柱ほど点数が高い)上に積み上げていく。もう抜けんとなったら次のフロアを置くことが出来る。
こういったアクション系とかバランス系はわしゃ得意。意外と簡単と思ってたら大間違い。太い柱をばかすか抜いていくので、下が細い柱だけになりプルプルプルッって感じになるのだ。物凄い不安定な状況になる。
こんな感じに太い柱ばかりをあげるので段々とやばい状況になってくる。ここらへんは位置取りを考えてうまく置いていける。ここでの位置取りが後半活きてくる。
う、なんか手が思うように動かん。酒入ってるだけにぷるぷる震えやがる。と、周りをみたらしゃんとしてる。なんでだ??
そっか。こいつら、さっきの忘年会でタバスコ一気飲みしたから酔いが冷めたんや。くっそう、これを狙ってたのかー! なんて卑怯な奴らなんだ!!
……って、TAMは自らボンバーだが、バイはTAMの、たっかんは俺の命令で飲ましたんやけどね。かなり苦しんでたのう(笑) なくなったんで店員からお代わりのタバスコを貰った。
ね? こんな感じに細いのんで支える事になる。床を置ける事になったらかなりチャンス。自分の好きなように置けるので、自分の柱を外しておくのだ。これがまた不安定さをかもしだす。
終始、テーブルの周りをうろうろうろうろしながら、確認をとる。
「ま、まだやるんすか?」
「やるんや」
「もう、嫌っすよ。怖い」
みよ、このオーバーハングした床を。誰じゃあ、こんな風に床置いたんは! ってわしやけどね。てへ。
柱を抜くコツは、真横からみること。なんと床から浮いている柱があるのだ。最初、柱の長さがバラバラで雑な作りかいと思ったが、どうやら床がそっているみたい。これぞ木で出来たアナログの魅力。とりあえず、浮いている柱は抜ける! ただし注意するのは途中で「ぐっ」と重量がかかる時がある。それこそ木のたわみである。軽く床を持ち上げて一気に抜くべし!
この「ぐっ」と重量がかかるのは抜くとき全般にいえる。これで指先の末端神経から、神経伝達物質をつかって上腕部から肩、そして脊髄へ。最期には脳にたどり着き、ドーパミンが放出され、「抜いてええんか? あかんのか? 一体どっちやねん!」と脳から指令が送られるのだ。
とうとう前人未踏のラスト前の階に到着した。もう一つあるのだ。今回は最期まで置けるか!?
TAM「いきます!」
その2秒後、あわやヴィラパレッティは大地の藻くずとなった。
「おえー!」
このゲーム壊すとヒンシュクをかう。一応、マイスターコマ(一番上の階に得点の高い柱を置いた人が貰える)があって、これを持ってる人がトップなのだが、そんなんどうでもいい。壊した奴が負け、そういうゲームだ。
2回目はともかく1回目の3階で壊したTAMはちょっと許せんな。すぐに二回目始めたけど(これは二回目の画像)またしてもTAMが壊した。なんて雑な奴じゃー!
所要時間15分。
TAMのコメント
一本いけると思ったんですけどねえ。途中で「これ無理!」と思いました。辛いのなんのって!! ……って何のコメントやねん!
とりあえずコレは注文しました。
バイのコメント
もう口が痛くて痛くて。舌の痛みは治まりましたが、唇が痛いっすよ。あんなん人間の飲むもんちゃいますって! ……ってだから何のコメントやねん!
ソマーリオ
今回はゲームほとんどやった事のないバイを入れてやったが、こういうアクションゲームは誰でも楽しめるのがいいねえ。
他にもジェンガやアルボスの木などがあるけど、ヴィラパレッティが大賞を受賞したんはマイスターコマによると思う(まあでかいんで壊れる時が豪快やからってのもあるけどね。ちなみにメーカーは倍くらいのパラッツォパレッティを作った)。アクション系はべったを決めるゲームなのに、これはトップが解るのだ。……とはいっても、トップを取れるかどうかは多分に巡り合わせという運に左右されるんやけどね。ヘタッピーがおったら柱を余裕で上げることが出来る段階でも壊しちゃうから。
このメーカーはなんといっても木製のコンポーネントがよい。ヴィラパレッティもきっちりした作りで昨今はやりの集中力がなくなるテレビゲーム脳というのを直すのに丁度良いものと思われる。お手玉や林檎の皮むきがいいらしいのだが、これからはヴィラパレッティでゲーム脳を治そう。子供にはこういうゲームを買うてやるべきよん。