Uwe Rosenberg

AMIGO

2〜5人
40分

イエローストーン

ルール説明

3×3マスのゾーンに、対応する動物カードを置いていく。置けない場合は新しい3×3のゾーンを作り、前のカードは失点として貰う。一番失点の少ない人が勝ち。

プレイ感

カードゲームの王、ローゼンベルクが作ったというのでかなり期待は高い。最初TAMはそれだけで購入した。まあ、よくある事やけどね。

前に5人プレイをやったが今回は、ナナキと二人プレイ。若干特殊ルールがはいるが、まあ、大丈夫でしょう。

このゲームを一言でいえば、七並べである。我慢して我慢して、こらえ切れなくなった方がダメージを食らうのだ。

手札6枚のうち、最初、2、3枚は楽勝である。食らっても1枚の失点くらいなので、簡単にリカバリー出来る。このゲームの特徴として、手札がなくなった時に補充するカードがある。山札から補充出来るし、自分の失点が6枚以上あれば、ここからも補充出来るのだ。

むむむー!


今、博士(わしが勝手につけたハゲワシの名)が上にでた。つまり、新しい3×3のゾーンが出来て、下におるうさ公とヘラジカは失点カードとして取らねばならない。

で、長考しだすナナキ。

わし「ほれ、お前の番じゃ」

ナナキ「うーん、くそー」

まったくちゃうところに熊を出すナナキ。

最初の3×3とまったく違う場所なので、ごっそーんとカードゲット。

……

わし「早よせえや」

ナナキ「あーくそー!」

また別のところで、熊がでたー!!

……

わし「ふう、助かった」←ぎりぎり出せた。

ナナキ「……カード取ります」

熊が出たー!

と失点を繰り返すナナキ。何故かいつも”くま”である。

得点ターイム!

※ 得点タイムは山札が無くなったとき(ふたり用は特殊だが)に行われる。つまりそれまではカードを何枚持っていようと失点にはならない。このタイミングで失点カードを減らせばいいのである。

「お前、何19枚も持っとんじゃー」

つうわけで、ナナキ、1プレイ目、一気に失点して惨敗。

所要時間40分

そしてわし、2プレイ目、一気に18枚失点くらって撃沈。

耐えれんかったのよ。。。

ナナキのコメント

このカードの動物すっごい憎たらしいわ。特にこのジョニー(わしが勝手に名付けたアライグマ)が腹立つねん!


4の青札がジョニーである。あちこちで動物が出現する様がええ感じである。と、突然上の方に熊が出現したりする。

ソマーリオ

動物があちこちに出現しては消え、出現しては消えとイエローストーンの自然公園をうまくイメージしてる。誰かが「あっちで動物みたー!」と騒げば観光客は急いで現場へ急行する、そんなイメージにぴったりなのよ。また動物も、こんな面にも関わらず意外とサービス精神旺盛で、次々と姿を現してくる。そのギャップが個人的には気に入った。ある意味パペットマペットの世界だな。。

プレイ感もこらえるという今までにあまりなかった味わいで、なかなかに変わっててよろしい。

基本的に失点バーストで勝敗をつけるタイプは、気分的に滅入るのが多いが、箱絵をみれば解るが愛嬌ある生意気なそうな動物キャラをうまく使って緩和しているし、失点を回復する手段も残しているのがいい。

不満点は(このゲームの長所でもある)運の要素が大きいとこかな。二人プレイならある程度戦略的に出来るかも知れんけど、多人数でやった時を思い出すと、順番次第で無茶苦茶助かる時があるのだ。

もうあかん!

と思ってても、前のプレイヤーが先にどかーんといったりね。まあ、それがこのゲームの醍醐味なんやけどさ。

なかなか上手くまとまったゲームで、コンポーネンツを含めて初心者に良いでしょう。

後日談として、ゲーム初心者のナナキが「熊をみたいー、ジョニーがみたいー、博士がみたーい」とのたまい、友達とやりたいというので譲ってあげた。ナナキのいうように小憎たらしい動物の絵がいいんだよなあ。そこが女性の初心者によろしいようで。


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