Reiner Knizia

AMIGO

2〜5人
30分

ラッツィア!

ゲーム説明

五大ファミリーのマフィアのボスが自分の縄張りを拡大しようとしのぎを削っています。宝石類をかき集め、運転手を雇って、競馬、レストラン、カジノ経営を手がけます。そしてボディーガードはマフィアのボスであるあなたの身を守ってくれます。警察の手入れだ! どさくさに紛れて一気にこれらの獲物を獲得する時です。

プレイ感

何故かやたらと人気の高いラー、そのリメイク。スポーツゲームにするなど色々と噂は広がっていたが、結局マフィアものに落ち着いた。ラーとの違いはタイルがカードになった事、タイル枚数の違い(確率はほぼ一緒)、打ち消す災害タイルが無くなった事、二人から遊べるように正式サポートした事である。
TAM夫妻との3人プレイ。


ラーをカードゲーム化。ラッツィア(手入れ)が7枚揃うと、競りは終わり。ラーとの違いはカード数の違いと災難がなくなった事。

以前にも書いたが、わしゃ、ラーは勝った事がない。いつもTAMの最後の鬼引きでやられてしまうのだ。

今回も、高い金額の小切手を持っていたが、焦って早々に使ってしまい、TAMのしょぼい小切手でわっさわっさとかっぱぎされた。


×がついてるのは精算後、捨て札になるカード。プレイアビリティをあげている。ちなみに左の運転手がラーの洪水にあたり車がないと意味がないカード。青色が泥棒で、これはなんと神にあたる。

詳しいルール説明とレビューはラーに譲るが、このゲームでは一人につき競り落とす資格は4回しかないのだ。4回使ってしまうと後は指をくわえて見ているだけである。最後に残ったプレイヤーは、好きなときに降りて場のカードを総取り出来る。もちろんそれを防ぐために、7枚目のラッツィアが引かれたら即時終了というルールがあるのだが、ここはもう引き運である。


カードはカラーでかなり美しい。太陽チップが小切手タイルになっており、イメージはしやすくなった。

そして1000とか2000とかの安い金額で今度もTAMにやられまくり。これをやった当時は東京の猛者とやる前であり、いつものボディーガードまんせーでぼろぼろにやられた。

所要時間30分

TAMのコメント

これあったらラー要りませんね。こっちのほうが明らかにテーマとマッチしてますよ。僕はこっちを買いますわ。

ソマーリオ

ラーよりこちらのほうがテーマはしっくりくる。さんざんあちこちのHPでも書いたが、ラーよりイメージが沸きやすいので効果を覚えやすく、コンパクトで持ち運びに便利である。全てにおいてラーより勝ってると思う。大体、ラーの太陽チップで文明やファラオを競り落とすっちゅう意味が分からん。そもそも基準の太陽チップからして胡散臭い。しかし、今回東京で久々にラーをやってみて思ったのは、タイルとエジプト文明というテーマによって、ラーには不思議な魅力があるという事だった。

わしゃ、小さかった頃、学研のムーが大好きでこの手の古代遺跡や不思議な力、UMA、UFOなど大好きである。近所に麻原彰晃がおったら確実に入門してた筈で、彰晃ダンサーとなって、全国を行脚してたはずだ。という危ない冗談は抜きにして、ラーにはなんともいえない魅力があるのだ。タイルというのもいい。ぴしっと美しいボードに置くエジプトチックな絵、とても雰囲気が良かった。

それがマフィアという夢のないテーマに変わってしまい、ラーをひきずってる自分を知る事となった。妙にラーが懐かしい、これをやっててそう思うのだ。つまりラーを知らない人、世界不思議発見があまり好きでない人はラッツィアを買うのを薦めるし、昔ラーをやった事があり、その不思議な雰囲気を感じた人はラーの完全リメイク版(もうすぐ出る)を買うべきだろう。どちらもやった事のない人はコンパクトで旅行に持ち運べるラッツィアを薦める。

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