Emanuele Ornella

Mind the Move

2〜5人
60分

オルトレマーレ

ゲーム説明

地中海を股に掛け、交易品を運ぶ、船、船、船。時には海賊に追われながらも、市場を開き、多くの商品を高く売りつける。それが海の商人たる俺たちだ。オルトレマーレ、もっと先へ、我が海、我が地中海。

プレイ感

小箱で新興メーカーのくせにやたらと人気の高かったこれ。ろー、さとー、けがわの4人プレイにて。

交易品は、重ねておけば置くほど勝利点が高くなる。ボーナンザみたいやと思ってくれたら間違いない。ポイントは置き方の縛りが、カードに書いてあるお金マーク、海賊マーク、航海マーク、市場マークである。出したカードに書いてある数を必ずこなさなくてはならない。


スタートはこんな感じ。海の上にびっくりするくらい小さいタイルを置く。これを取れば特殊能力を手に入れられ、新しいのを手に入れると変わる。何もないところにいくと、特殊能力はなくなる。これは強制なのでよく考えて移動しよう。

海賊マークはそのまま悪いっつうのはわかるが、航海マークも市場マークも時と場合によりけりとなるのがジレンマとなっているのだ。

というのは手札枚数を超えると、海賊に略奪されるのと同じになってしまう。
だから重ねてプレイするほど点数は高くなるのだが、そうばかりはやってられない。また交渉することも出来るので、積極的にやればなおよろしい。


緑のやつが交渉カード。交渉する回数をこれに記録して、ハーフで決算する。多い人はポイントを貰えるって寸法。これが唯一交渉させるためのメリットである。

なんか海版ボーナンザというのはなきにしもあらず。

ただボーナンザよりもさすがにボードゲーム的ではある。

海賊をびびりつつ(最後に残ると1枚につきマイナス1点なのだ)、なにかあるたびに、海賊から購入して、地中海を航海していた。

相変わらず(顔つきからやらしい)けがわという男がわしの隣にワープしてきたりして、ボード上の特典マーカーを取っていく。

それ取られたらわし、特典なくなるやんけー!!
と心の中でものすごく腹を立てつつ、いつかレビューでぼろくそに書いてやると堅く誓うのであった。今、書いてるのがそれだ。ざまーみろー


カードを重ねて出していく。同じカードが連続すれば得点が高くなる。ボーナンザの1つしか畑ないバージョンと思えば解りやすい。また、一番上のカードは手札の上限と次にプレイ出来る枚数を表示する。


手札の枚数は場に出しているカードのライオンマーク。そしてプレイ出来るカード枚数はタマネギみたいなマークのところ。上の上の例で言えば4枚と3枚である。カード左がこなさなくてはならない海賊等のアイコンである。

こそこそと交易を繰り返す横で、唯一人間的に癖のないさとーさんが、がっしょり海賊に略奪されまくりつつ、交渉をする。

あんなに積んで大丈夫なんけ??

誰もがそう思った。

しかーし、勝ったのはなんとさとーさん。

よく考えろ、俺。海賊から買い戻すのは3デュカートかかる。そしてお金と勝利点は等価にひとしいのだ。海賊はたったのマイナス1点。。。

しまったああああ!

緑、ぶっちぎりの負け。。。

へーへー、ラス引きましたよ。うっせーな!

所要時間70分

けがわのコメント

これ、いいね。へー、こういうゲームだったのかー。

ろーのコメント

けがわさん、あんた、前ゲームやりながら寝てたやんけ! 交渉のゲームで寝るなー!

ソマーリオ

むー、微妙。ちと処理が煩雑なんよ。アイコン使ってるが、ぱっと分かりにくい。複雑にしたボーナンザって感じだが、交渉するための魅力がボーナンザに比べてシンプルさに欠けるし、少ない気がする。何故ならシステム的に交渉で突出したプレイヤーが出るともう諦めてそのハーフは交渉しなくなるのだ。
また時間がかかりすぎるのも欠点。ほとんどは処理の煩雑さによる。アイコン表示したカードを全てこなさなくてはならないので、メリットデメリットを確認するのが大変。慣れればもっと早くなるのは分かるが、これを30分で出来るようになったら最高にいいんやけどなあ。45分がいっぱいかな。

しかし、慣れると間違いなくおもろくなるのは分かる。今回はまだ未知数のところがあるので暫定評価でをつけていないが、次やったらつくと思う。それくらいのムードは十分ある。

カードの質は良く木製の駒もついてる。もう少しボードを大きくして、タイル(チップ)を大きくして欲しかった。まあ、コンパクトなのが売りなので賛否両論かもしれんけどね。そうそう、箱は噂どおり柔いです。ティッシュペーパーの箱の堅さくらい。

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