Roman Pelek

Claudia Hely

AMIGO

3〜5人用
60分

サンチアゴ

不毛なサンチアゴに作物を育てる。
しかし水路はほんの少ししかひく事は出来ないのだ。水路の番人を買収して自分の畑を潤わせなければ、即座に作物は枯れてしまう。







プレイ感

ジャケ買いした。どうにも、牧歌的なおっさんとろばに負けた。裏面をみると、まるでプエルトリコのようやし。ボーナンザといい作物を育てるってのに弱いらしい。

TAM、MIRU、ぴのの4人プレイ。

……
えーと
……
すっかり忘れとる!

わしの記憶つうたら、3カ月前にやったゲームでも優に臨場感など再現出来る。メモなど取らずにだ。それが2週間前の記憶がない。

俺の脳裏にあの忌まわしく恐ろしいテレビ番組が甦る。

「気がつけば私は車を運転していました。家までの距離はわずか20分なんですが、時計を見ると2時間も経っていたんです。私たち夫婦は2時間の記憶をなくしていたんです!」

宇宙人だ。きっとわしは連れ去られた時に記憶を消される変な機械にかけられたのだ。

そういえば、この現象は、テイクイットイージーの時にもあった。あのときから宇宙人は俺に目を付けていたのだ。

何か身体にインプラントされてるかも知れねえ。

……

ほっ、よかった。昔、チンコに埋めた真珠以外はインプラントされてへんかったわ。

TAMのコメント

もっかいくらいやりましょうよ。

……

売る気や、この人。。。

(こういう記憶は残っている)

ソマーリオ

このゲームのネットで見かける評価は、地味である。確かに記憶を失うくらい地味すぎて、まったく盛り上がりにかけた。

何がいけないかというと、ゲームバランスが良すぎるのだ。良すぎて、理不尽なアクシデントが起こらない。
自然に起伏なくゲームは展開する。最初からきちんと計画をもって進み、その計画が狂ったりする事がない。

かつてトイバーが、カタンの開拓をデザインした時にあまりにもバランスが良すぎて、崩すのにあれこれ手を加えたという。

カタンの開拓から、盗賊と独占カードを抜いてプレイしたら、びっくりするくらいおもろなくなる。淡々と街道を作って開拓地を築くゲーム、それがこのサンチアゴと思っていいだろう。

枯れると嫌やけど、相場が高すぎるし、ま、いっか。ポイントは競りの部分しかないような気がするのだ。そしてそれは動かない。一旦水路を引けば、絶対に枯れる事はない。作物を育てるのではなく、作物を置いておくのだ。


実は写真撮ってたのだが、何時の間にやら宇宙人に奪われてなくなっていた。しょうがないのでGeekからぱくってきた。ま、こんな感じで最初に水路マーカーがあり水路を曳いていくのだ。隣に水路が来ていないと即座に枯れる。上に載ってるのが作物。

同じ作物をまとめるとポイントが高くなるってのもお金がそれほど多くはないので、無理はほとんど出来なかったりするので、あまり起死回生の一発を打てるタイプでもない。あくまでも、じみーに競っていくだけである。

また特に気になったのは、お金の取り忘れが多いという事だ。毎回3エスクード貰えるのだが、これいつも忘れる。ほとんど全員が。


こいつが悪の権化、水路の番人である。買収に滅法弱い。つーかベベのプレイヤーがこれを出来る。

今回は上級ルールである椰子の木を使ったが、価値が1上がるだけでほとんどプレイ感は一緒やと思われる。突然、水路が埋まってしまうとか(一旦引いた水路は絶対に枯れない。つまり一度水路を引いてしまえば作物は絶対に枯れないのだ)相手の作物を奪うとか、そういった仕掛けが必要であろう。こういったヴァリアント次第ではかなり面白くなる要素はある。

おいしそうな色をした木製コマ、厚みのあるタイルなどコンポーネントはよく、Boardgamegeekでも7以上、エッセンのインターネット調査でも16位と評価が高いゲームだが、理不尽なアクシデントを楽しみたい受動的ジョカトーレのわしには合わないゲームであった。ただ、自分できちんと計画をもって進めていきたい能動的ジョカトーレならば気に入るかも知れない。

とうか噂では5人プレイだと楽しいとの事である。一人が必ず溢れるからだ。それとただの競りゲームなので競りが好きじゃないと楽しめないだろう。あまり陣取りというイメージではない。ほとんどアブストラクトである。

gioco del mondo