Gerd Fenchel

KOSMOS

2〜5人
1人30分

ラ・チッタ

ロムルスとレムスが建国したローマは、ゆっくりとだが着実に規模を拡大していった。
ローマに転換期が訪れたのは、尊大なタルクィニウス王を永久に追放し、共和制に移行した事だろう。
共和制に移行したローマは、そこから都市国家への道をたどり始める。
わずか3000人から始まったローマはその後、世界中をまたがる広大な版図を得る事になる。

プレイ感

昔、TAMとジャンボと3人でやったきり、まったくやらなかった。当時はおもろかったゲームほど、おもろさが解ってるのでと放置したもんだ。このとき3人でやったのには理由があって、1人増える毎に30分掛かるので、短く終わらせようと思った訳だ。今回、久々にやりたかったので、mia、OEC、コツミと4人プレイにて。


このゲームを一言でいうと、対戦型シムシティと思ったらいい。6年(ラウンド)の間に、自分の都市に様々な施設を建設し、魅力のある町にして人口を広げていく。ここでルール説明するのは長いだけで意味がないので、おいおいレビューに入れる事にする。

最初の都市は2箇所貰える。このゲームの最初はかなりシビアで、食い物を確保せねば一瞬にして市民が餓えて出ていってしまう事になる。手番は1ラウンドにつき5回あるので、そのうち2回は、絶対に農家を建てなければならない。つまり農家を最低2個建設しなくては、餓えるという事だ。


自分の都市タイルから広げていくが、解らなくなるので、他の都市とくっつけてはいけないルールとなっている。また各タイルには人が住んでいなければ、衰退してタイルが取り除かれるので人口には十分注意しなければならない。隣接する三角形の固まりに農地、湖、鉱山があり、それに隣接させる事で恩恵を得る事が出来る。

このゲームのポイントとなるのは農家で、このタイルは農場タイルに隣接することで、農場から毎年食い物を供給出来るようになっている。収穫率は、農場に書かれているマークの数で、1つあれば1つの駒(1000人を表す)を餓えさせずに済ませる。初年度は、増加を考えて8つの駒の食い扶持を確保せねばならない。

このように、地形タイルに隣接させなければ建てる事が出来ないタイルがあって、それによって都市の発展のさせ方が違ってくる。採石場はお金を掘り出す事の出来る建築物で鉱山タイルの隣に建てる必要があるし、人口を制限なしにする公衆浴場や噴水は、湖タイルに隣接させなければならない。

わしは肥沃な農場タイルの間に農家を建てて食料を確保するのに成功するが、OECは別途豊作カードを使う事で、今年を乗り切ろうという作戦だ。miaは、1000人(駒が1個)餓えさせてしまい、翌年の手番が4回に減るというペナルティを受けた。


赤のmiaは農家を連続で3つ作り、隣接する農地から食料を供給するように配置している。食い物は非常に大事で、これが人数分行き渡らないと人口が流出してペナルティを食らう事になる。ちなみに左下の農地からは麦のマークが2個あるので隣接した農家は毎回食料2を算出する。ここがゲームを通じてmiaの巨大食料供給地となった。見れば分かるとおり肥沃な穀倉地帯である。

実は、この件はちともめて、わしの手番に豊作カードがあるのを見過ごして、なんもせんわと言うたら、次プレイヤーのmiaが豊作取らんの? となったんで、ちとまってくれと。何度も書いてるように基本的にわしのプレイスタイルは、場に影響がなければ、待ったあり、である。厳しくゲームなんてやりたくない。この場合、新しいカードがめくられていないし、ゲームも進行していない。

まあ、これは個人的なプレイスタイルの話。でも、実際に駒が1個減ったmiaはそのおかげで食料に対して注意深くなり、ゲームを左右する幸運を得る事になる。別の場所に新しい都市を作るという。そこは、肥沃な農場が広がって、他のプレイヤーとほとんど触れない場所であったのだ。ラ・チッタでは新しく都市を作る場合、他の都市と最低3マスの空きスペースを隔てなければならない。3マスの空間というとなかなかなかったりするのだ。miaが建てた場所ってのは、まさにそこしかないという最高の場所であった。ちなみに都市が完全にくっつく事はどちらの都市か解らなくなるのでルール上禁止となっている。

手番はカードをプレイして、そのカードに書かれているアクションを行う。カードには、こういった基本建築物などを建てる事が出来るアクションカードが各自3枚あり、更にもっと複雑なアクションが出来る政治カードが場に7枚表向きに並べられている。それを使って1ラウンドに5回アクションをするのだ。わしは手持ちのアクションカードで農家2つと、採石場を1つ作った。これで毎年1ゴールドの収入が得られる。採石場は出来る限り早めに建てた方が良い。このゲームでは6ラウンドしかないので、早めに建てれば建てるほど、お金がたくさん入るからだ。


注意しなければいけないのが、他の都市とくっつけて置く事が出来ないところだ。これにより、陣取り的に自分の農場を守るように展開していけばいい。都市は2マス以内に近づくと隣とみなされ、人口の流入出が起きる。人口は先に述べたように増えると食料を食べさせなければならないので、増えれば嬉しいというものではないところがおもしろい。ただし流出した方は都市が衰退する原因となるので、ほとんどは嬉しくないだろう。

2年目は重要な節目である。というのは各都市(一繋がりの町)には最大で5000人(駒が5個)しか住む事は出来ない。3年目の年初にセックスに励んだ結果1月1日生まれの子どもが1000人出来るか否かの瀬戸際となるのだ。(ラウンドの最初に人口増加がある)
6000人以上の都市にするためには、市場が必要となってくる。市場のない都市は5000人以上増えない。市場を建てる事で8000人までの都市にする事が出来る。

※市場は特殊なタイルで、ルール上、建設したら一緒に1つ駒が乗っかってくるっぽい。たしかにストックから、駒を持ってこないと1手番遅れる事になる。自分への備忘録。

最終的に人口が勝利点そのものになるので、なんとしても順調に人口を増やしたいところ。あちこちで市場を建てるが、そうは上手くいかない都市もある。それは食料供給の問題だ。


ここにずらりと並べられた政治カードを選択してプレイを行っていくが、農家などの基本的なものの建築は、プレイヤー全員それぞれ3枚ずつ持っているアクションカードを使う。アクションカードは年が改まると再び使えるようになる。基本はそれでゲームを行っていくが、それ以外の行動をここから選択すれば良いというわけだ。

このゲーム通じて、常に注意しなければいけないのは、市民に対して如何に安定した食料を供給出来るかだ。3年目に後述するが、人口の増加というのは常に嬉しいというものではない。というのは、このゲーム、フルに手番を行えたとして6年×5手番の30手番しかない。食料がなくて人口が流出した場合、翌年に1手番少なくなるというのはキツい罰則なのだ。常に農家と食料の供給を考えて都市を発展させていかねばならないのだ。むしろ市場を建てず人口を抑制した方がいい場合もある。

わし「わしがな、一言いいたいのは、こいつら食料を保存するくらいの知恵を持っとけってことや」

OEC「ほんまですよねえ。なんで余剰分まで食べちゃうんですかねw」

なんせ食料ってのはマーカーであって、食料そのものではないことに注意。お金のように扱う訳ではなく、現在、どれくらいの食料を供給出来るかを示しているに過ぎない。だから農家が減れば、マーカーも返す事になる。保存しない。男前ばかりの都市なのだ。


人の駒は、男と女と2種類あって実によく出来ている。今、青の都市が黄色の都市の魅力に負けて徐々に衰退していくところだ。一旦巨大な都市にされると、移り気な人々は都市を離れていくという妙にリアルなゲームなのだ。

3年目、中央に位置したOECの都市は、公衆浴場、病院まで建てて非常に魅力的な都市になっていく。公衆浴場は、駒の制限をなしにして、9000人以上の大都市にする事が出来る。しかし、それよりも病院である。
病院は、政治カードでしか作る事は出来ないが、健康と教育を支えるのだ。他のプレイヤーとの都市の間が、2マス以内になると、市民の流入出が起きる。市民は気まぐれなもので、より魅力的な都市に移り住もうとするのだ。その時、重要となってくるのが都市の魅力度。市民にとっての魅力というのは、健康、教育、文化と3つに分けられる。そして市民の志向は年ごとに違ってくるのだ。

それは市民の要望カードによって表される。健康、教育、文化カードがあり、毎年、1枚だけ表向きにして、のこりは裏向きに3枚配置されている。年の最後に、これらが全て表向けられて、枚数の一番多いのが、市民が求めている志向となっている。
つまりプレイヤーは、1枚表向きの要望カードによって、なんとなく今年のトレンドみたいなのは解るのだが、3枚も伏せられているので、実際の要望ってのは解らないようになっているところが非常によく出来ているのだ。


都市の魅力度というのは、4枚の市民の要望カードで毎年決定される。このうち1枚だけが公開される。青色の角は健康である。今、市民は健康ブームの真っ最中なのかも? というのは他の3枚が最後にめくられて多数決で市民が求めるものが解るのだ。それによって各都市に備わっている施設によって魅力が決まり、市民の流入出が決まる。

市民は健康志向とか教育志向などによって、より魅力的な都市へ引っ越しをしてしまうのだ。病院は、どちらの魅力もあげる唯一の建築で、これをOECは早めに建てた事によってラ・チッタの世界は大きく動き始める。

市民A「なんだか、隣の都市に大病院が出来たらしい。わしらも引っ越ししようか?」

市民B「わしらみたいに年寄りになると、健康が第一だなと思うわい」

と、こんな感じで、どんどんとOECの都市へ流入しだす。


今回は、健康2、教育2の同数で、それぞれの都市でどちらがトレンドかを持ち主が決め手流入出を決める事になった。

ここで引っかかるのがやはり食糧供給。これら気ままな市民にも当然食料を安定供給しなければならないのだ。
OECはこの流入流出を見越して、豊作カードを手に入れていた。豊作は、農家1箇所の食料供給は2倍にするというもの。

市民「まんせー、まんせー、OEC市長まんせー! 阪南市長とはひと味違う」

ぐ、これは不味い。わしの都市でも早速、年収をあげて医師を確保せねば!

手強いのは、各建築タイルには最低1駒置いておかないとゴーストタウン化して、取り除かれる羽目に陥る。取りせっかく建てたものが取り除かれるというのは、非常に悔しい。1アクション損するのと同じ意味がある。コツミの都市はOECの都市にどんどんと流出を繰り返して、見る見る都市が無くなっていった。


ここまでくると中央に陣取った黄色のOEC都市が他の都市を圧倒し始める。わしの右下の青の都市の住民はOECの都市へどんどんと流れていく。ちきしょー

4年目、このままではわしの都市は縮小され、最後に潰れてしまう事になる。わしは、なんとしても自分の都市を守りたくて、市民に耳を傾ける事にしたのだ。
政治カードでそういうカードがあり、以降、毎年のように市民の声を聞く事にした。
要望カードの裏向きのうち2枚までこっそり見る事が出来る。

※お金を払えば全てみる事が出来る。

わし「ほっほう。なるほどなあ」

mia「え? 何々?」

わし「教えたってもええけど、お前の金、全部わしに寄こせ」

※そんなのはルールにない。念のためw

見ると、教育が2枚であった。

OECの都市をみると、確かに病院と公衆浴場があり、魅力は高いように見える。しかし、だ。教育に対しては病院の1つしかなくて手を抜いているようだ。

ちらっとみると、大学建設の政治カードがある。大学は1つで教育3の魅力だ。こいつを建てれば人口不足で、大阪第三セクターみたいになっとるわしの都市も活発になる筈。問題は、市民の教育志向がOECにばれては元も子もないという事だ。巡りがいいことに、OECはわしの上家なので、手番の最期に大学を建てたら、どうする事も出来ん筈。

と思い、最期の手番に大学を建てた。


手前にある3枚のカードが基本カード。各手番に5枚ずつアクションを行う。終わったカードは裏向けにしとけばいい。

OEC「えー、教育やったんですか?」

わし「さあ? 解らんでぇ」

mia「ずるい!」

そして要望カードをオープン。

わし「あ!」

見なかった残りの1枚が、健康であって表向けの健康と合わせて、教育と同点になってしまった。

げぇえ!!

このように志向が同点となると、スタートプレイヤーから順番に都市間において個別にどちらが市民の要望か選択していくことになる。

OECとわしの都市では、OECは当然、健康を選び、わしの都市から流出する。そして、わしは教育を選び、先ほどの駒を返して貰う事になる。つまりプラスマイナス0である。

わし「うーん、これは痛い」

確かにmia、コツミからの都市の流入があったが、それ以上に流入を見込んだので、都市の三セク化が始まり、建築タイルを破棄する羽目になった。

それよりも痛かったのは、目下トップ独走中のOECの都市の過疎化を誘発出来んかった事。

思えば、ここが今回の肝であった。

この後、OECの都市はガンガンに魅力をあげ、たくさんの流入を招き、巨大都市へと発展していく。わしの都市は市民の声に耳を傾けながら、それに対抗するのに精一杯。
コツミの都市はどんどんと流出、縮小し、最期にはなくなってしまった。それは全てOECの都市へ。

最終の6年目。わしは2箇所ある都市のもうひとつの都市もOECの中央都市と隣接しているため、流出を免れない状況だったが、なんとか彫像を建てて町に文化、教育、健康の3つの魅力のある都市にした。3つの魅力があると最期にボーナスとして3点貰えるのだからこれは大きい。

miaは、OECへの流出を避けるために、パンと楽団という政治カードを使い金を掛けて流行りそうな魅力度をあげる。このことで、OECよりも小さな都市ながら、それに比肩するほどの大量の人口を抱える都市となった。OECは、わしが衰退した良い場所の農家にすかさず自分の農家を建てて食料を安定供給させていたが、miaは先に書いたように、広大な農場を独占していた為、食糧難にならず。

最期、食糧難で1駒でも減ると、勝利点がマイナス5ポイントという致命的な罰則があるので、むしろOECに人口を流入させまくって潰すという手もあったが、数えるとぴったりの供給であった。

OEC「うわあ、助かった」

ちなみに最期はなんでもかんでも楽にこなせないようにするために豊作カードは使えないので、直に養わなければならないようになっている。豊作カードは割と使い勝手がいいので、毎年誤魔化す事が出来る良いカードなのだ。これをもっと早くに気づいていれば…

最期は駒1つにつき1点。プラス先に書いたボーナスやら罰則を加える。

OECぶっちぎりかと思ったが、miaが僅差の2点差で2位に!

所要時間2時間40分


最終結果。なんとか1都市は巨大に出来たが両方巨大都市にしたOECにまったく歯が立たなかった。人口は勝利点がでかいので最後は大きな人口を抱えた方がいいのだが前述したように、食料供給を失敗するとマイナス5という致命傷を受ける。

OECのコメント

(説明)
「今日からあなたが市長です!」
魅力ある街を作って、人口を増やしましょう。
でも、民衆の求めていない施設を作っても、魅力ある都市とは言えません。
ちょっと! 麦畑がないと人民が餓死しますよ市長!
4人で1回。
(感想)
あきおさんがベスト!と言うものうなずける。
やることも簡単で、適度な駆引き、運は民意とアクションカードのめくりだけ。
運の上に戦略を乗せていくゲームは好きだ。不確定要素のマネジメント。運の上のアブストラクトというか、そういう感覚のあるゲームが好きだ。
ガチガチのアブストラクトも好きだがそれより緩く、運に比重を置いたバースト系やダイスゲームよりは戦略が必要で、駆引きらしい駆引きはなく、相手の戦略・思惑を「状況」という情報に置き換えて考えられる程度に駆引きが出来るゲームが好きだ。前にフェルド作の『ノートルダム』と『ドラゴンイヤー』ではドラゴンイヤーの方が好きだと言ったけど、ドラゴンイヤーを好む理由はこの法則に近いからだ。(と、いう自分の嗜好を整理できたw)
調べたら34ユーロ。いや〜、いいゲームをすると物欲が金銭感覚を押さえ込もうとしていけんw
追伸:人民を数えては忘れてしまい、長考が多くなってしまい、皆さんを待たせてしまい、ご迷惑をかけました。ごめんなさい。

miaのコメント

すっごいおもしろかった! これ好き。良い感じに魅力的な街になっていって市長の気分になれていい。ただ駒がチマチマしてるのが難点かな。

ソマーリオ

このゲームの雰囲気が大好きである。なんといっても市民が毎年、志向を持っており、気ままに都市へ流出流入を繰り返すシステムが秀逸である。しかも常に流入が嬉しいという事じゃないってのがいい。

確かに駒やタイルは細かく、ルールも多い。しかもプレイ時間は、1人30分掛かるので長時間ともなる。しかし、それを欠点としても、それを補って余りある魅力がこのゲームにはあるのだ。そこに、楽団を楽しみ、食料を求め、子作りをするといった市民がおり、その生活感がこのボードから伝わってくるのだ。わしは何度も市民への接近という要望カードを見る政治カードを使ったが、なんだか駒から「今は健康志向だよ」なんて声が聞こえてくるようだ。箱庭ゲームというのは数多くあれど、そこまで感じる事の出来るゲームって、ラ・チッタしか知らない。

ルールが多いと書いたが、感覚として理解し易いルールなので、ある程度ドイツゲームに嗜んだプレイヤーなら、まったく問題なくプレイ出来る。ゲーム時間の長さも、中だるみをまったく感じさせない。
ルールは簡単だが、どうにも感覚としてゲームの為の特殊ルールといったゲームよりも圧倒的に覚えやすいとさえ言える。基本は政治カード通りやればいいだけなのだ。

おそらくローマ時代あたりの都市国家の成立を再現しているように思うが、それが見事にシミュレートされている。そしてボードゲームとしてのギリギリのプレイアビリティを確保している。ちょっとめんどくさいのは、人口を増やすところくらいだ。

六角形のヘクスマスがいまいちの印象を受けるが、ヘクスにすることで都市の広がりの選択肢の幅を広げた。ベストではないが、ベターのように思う。コンポーネントについていうならば、非常に子細に描き込まれた建築タイルと、立体的な形をしている市民駒はまったくもって素晴らしい。市民駒に至ってはよくよく見ると男女の差さえある。これがボードにのるのだから否が応にも、雰囲気は高まるというものだ。

システマチックなゲームが好きな人には不人気のようだが、わしのような雰囲気や若干のシミュレートがのったプレイ感を信条とするプレイヤーにはたまらない魅力のあるゲームといえる。アブストラクトが好きなプレイヤーはやらない方がいい。システムはゲームの為のシステムではなく、市民生活をシミュレートするためのシステムとして用意されているからだ。

様々な理由がある事から万人に勧める訳にはいかないが、同じような感性の人がいたら、是非一度プレイして貰いたいなと思う。特にフェルドのノートルダムドラゴンイヤーが好きな人には是非試して貰いたいゲームだ。町を運営するというムードは一緒で、その楽しさの肝もよく似ているように思う。

現職の知事などは一度ラ・チッタをやって、その都市の運営についてよく考えてみるといいかも知れない。橋下知事と東国原知事は除く。この二人はほんまに素晴らしい。

久しぶりにやってみると、ややもっさりしていて何をしていいのか解らないところがあるので当時の評価から評価にした。それにしてもようやくレビュー出来て嬉しいわ。実はこれほどルールが多いにも関わらず女性受けのいいゲームでもあるのだ。そして二人でやっても楽しい。

こちらにカードの和訳シールを置いています。

gioco del mondo