Michael Shacht

Gold Sieber

2〜4人
10分

イシス&オシリス

ルール説明

イシス神とオシリス神に供物をささげる。
イシスとオシリスはその供物を気に入るだろうか?
もし気に入るなら、豊穣をもって返礼をするであろうし、気に入らなければ災害となるであろう。

プレイ感

なんかおもろそうだったが、記憶力がいるといううわさがあったので、入手しそびれていた。Bisco邸に行ったときに、おもろいですよということで二人でやってみることに。



シャハトらしく手番に出来る事は二択。プラス・マイナスの得点が書かれたタイルを皆に見せて裏向けに配置するか、自分の駒を配置するかを行う。駒もタイルも全て配置出来るという訳でないところがミソ。

もう置けなくなった時点で、自分の駒に上下左右に接している得点タイルを集計するだけという単純そのものなゲーム。こう書くとアレととても似ていることに気づくだろう。そう、ナゲットにそっくりなのだ。おそらく後発のナゲットが真似したように思うが、あちらがほぼ二人専用なのに対して、こちらは2〜4人と幅広くカバーできる。

マイナスタイルも半分あるので、序盤はbiscoの動向を見ながら、タイル配置オンリーの計画。やつが嬉しがって駒を置いたならば、、

わし「ほれー!」 マイナス4

Bisco「がーん!」



わし「ほれー!」 マイナス2

Bisco「がーん!」

と、マイナスタイルをやつの駒に付けて付けて付けまくってやった。


段々と置く場所がなくなってくると…

ある程度やったら、はたと気づいた。

うげえ! 自分の駒おかんと得点できひんどころか、どっちか絶対にせなあかんのでマイナス確定のところに置かざるを得ん状況になっとる!

こ、これがシャハトの二択かぁぁぁ!!

マイナス確定といっても、記憶力のないわしには大体の感覚であるが。

つまり自らボンバーで、

(ここ、ごっつマイナスちゃうの…)

と墓穴掘る。

結局、前半マイナスタイルばっかり引いて嫌がらせやりまくったおかげで、わしの勝利。

所要時間10分


上下左右の得点を足す。マイナスとプラスは同じだけある。わしが緑。黒と緑の駒数が違うところに注目。

なんかこの得点ボードおかしい気がする。Biscoごっつマイナスで、わしちょっとしかプラスにならんのに、プラスとマイナスが同じように存在してる。しかも増減の幅がとても狭く、biscoのマイナスはカバーできない。ということを言うと、

Bisco「いやあ、皆が協力的なら、結構プラスとかもいくんですよ」

で、おもろかったので即座に二回戦目、ここではbisco、果敢に駒を配置して非常にアグレッシブなプレイ。

マイナスを引いたろと思ったが、今回はプラスが多く、奴にプラスを付けるという屈辱の展開。

結局、ぶっちぎりで負けてしまった。

アグレッシブでもいけるのか! うーむ。よう出来てる!

Biscoのコメント

皆でお互いにプラスにしようという意識があれば、プラスにもなるし、今回のように足を引っ張ろうと思えば、マイナスプレイになるんです。いいでしょ。

ソマーリオ

記憶力があれば、かなり強いんやろなあと思いつつ、これは楽しかった。
ナゲットよりもやることが単純で、それでいて同じくらいのおもろさを持っている。記憶力が必要な実力勝負かと思いきや、タイルのめくり運の要素もあり、簡単なルール、短いゲーム時間と相まって、素晴らしいゲームとなっている。

シャハトではコロレットが傑作の呼ばれが高く、乱暴な言い方かも知れないがこれはコロレットのボードゲーム版でないかとさえ思えてくる。なんとなくジレンマが似ているのだ。

2000円という安価な割りに、タイルは分厚く、駒は手にしっくりくる大きな木製で、GoldSieberって銅鍋屋といい、このサイズに素晴らしいものが多い。大箱のやつは、ちょっとって感じのが多いが、とても変わったメーカーである。

まだ二人でしかやってないが、多人数でも同じくらい楽しめる内容であろう。
ちょっと食い足りない感じがする(これがシャハトの持ち味でもあるが)ので未満だが多人数でやっておもろかったら付ける事にする。

gioco del mondo