Roberto Fraga

HABA

2〜4人
10分

ジャングルの秘宝

キキー!
わさわさわさっ
ちゅんちゅん
「やった、とうとうマヤ神殿を見つけたぞ!」
ジャングルの奥にはいった探検家は、一気に駆け出そうとした。
そこには大いなる危険を待ち受けているというのに、宝に目がくらんでしまったのだ。

プレイ感

いかにもおもろそうなので星降る金貨と一緒に購入した。どう見ても、スカッド7の簡易版というか、あの名作メイクンブレイクの複雑版にみえる。miaとの二人プレイにて。


手番に袋の中から宝石を取る。それが緑なら試練カードを1枚めくってそれを実行する。赤なら試練カードを2枚こなさなくてはならない。試練カードには、宝を上に放り投げてキャッチする、猿やヒョウなど備品や動物のタイルを探すもの、宝石を仮面に埋め込むもの、神殿を建てるもの、冒険者駒を取るものと分かれている。それが出来たら、自分の判断で次の宝石を取って試練に挑戦してもいいが、その前にジャングルの番人となるプレイヤーが、砂時計でストップと宣言されてしまえば、集めたカードはすべて台無しになってしまう。その前に、自分でストップをかければ、こなしたカードはすべて貰えるのだ。こうして3回ずつ冒険をこなして、カードの価値の合計が多い人が勝ちというゲーム。

見た目どおり、神殿建設は、メイクンブレイクそのものである。このゲームの非常によく出来ている点は、冒険者の試練カードだ。これが出たら、全員参加で、真ん中においている冒険者駒を先に取った者がこのカードを貰えるのだ。つまりゲーム中、プレイヤー全員、気が抜けない。


神殿建設である。神殿まで建設するとは探検隊の鑑である。カードに描かれた通りの神殿を建設するのだ。

砂時計はたったの30秒で落ちきるので、ゲーム時間は非常に短い。

試練の難しさによってカードの価値は変わるが、特に厳しいのがタイルを探す奴と宝石を埋め込む奴である。もう一回くらい試練をこなせるかといったときに、これが出ると泣きそうになる。

タイルは、一枚ずつめくって、目的のカードが出たら、それ以外をすべて裏返しにするだけなのだが、もうこれがあせるのなんのって! 即座にでたら、ほっとするが、最後の方だと、もう勘弁してくれーっとなる。


これを1枚ずつめくって、最後に目的のカードが出たら、全て裏返せばいい。なかなか出てこないと相当あせる。真ん中が探検隊駒で、探検家のカードを引いたら早いもの勝ちでこれを取るのだ。

そして一番価値の高い宝石を仮面に埋め込む試練。袋の中身をみて両目、口の3箇所に指定された色の宝石を置くだけなのだが、袋の中は暗く、また宝石のガラス玉も曇っているので判断しにくいのなんのって!

二人プレイでは交互に番人と手番を繰り返すので、笑いがおこるどころか真剣勝負そのもの。

mia「もう一個! わー、赤だよ」

アホや、もうすぐ終わるで。

mia「宝石投げてと、ほい。もう一枚」

mia「アリゲーター! どれ、どれ、どれ、どれ・・・」

わし「はい、ぶっぶー、終了」

mia「わーん」

こんな風にぎりぎりまでがめって赤を引いた時の衝撃。そろそろやばそうやと思ったころに赤色の宝石をひくのが怖くて、時間をいっぱい余らせてストップと言ったり、ギャンブルを掛けて、仮面の試練を引いて衝撃を受けたりとゲームは波乱に満ちている。


これが一番手強い仮面の試練。目と口に同じ色の宝石を置くのだ。3点あるが、かなり手間取る。

そしてサービスイベントとして一番多いのが黄色の宝石。これは試練なしである。即座にどうするか決めることが出来る。黄色は終わった後、2個で1枚カードをめくってもらえるのだ。ポイントの高いカードならラッキーである。でも、一番多いはずの黄色がなかなか引けずに苦しんだりするのだ。わしは最高、6個の黄色を引いたので、むっちゃ楽なときもあった。miaはほとんど引けずに苦しんでたけどw

mia「探検家、ほい!」

うわ、負けた。こいつめっさ手がはええ!

mia「宝石、ほいっと」

うわ、こいつ手つきめっさやべえ!

mia「仮面と、じゃらじゃらじゃら」

わし「まった! 出して探すのは反則じゃ! 袋の中を見てもいいけど出したらあかん」

mia「そうなの?」

こいつの手の動きをみてると、素早く、一見すると人間が躊躇するであろう事を何のためらいもなく行う。まるでスリのようや。そういや、星降る金貨でもわしの金貨を何のためらいもなく自分の袋に入れようとしたな。

結局、これもまた5,6回やって、2、3回負けた気がする。前半はわしが勝ってたのだが、スリのような手つきになってからは負けまくった。

所要時間5分

miaのコメント

最初、ぜんぜん意味が分からなかったけど、分かってくると楽しい! 後半に仮面をひくと泣くね。

ソマーリオ

うむ。予想したよりも真剣勝負な分、パーティとしての盛り上がりはない感じだが、非常にスリリングで緊張感あふれるプレイ感である。駒すべては木製やらガラス玉やらと非常によく出来ており、この値段でこのコンポーネントは破格かもしれない。

出てくるアイテムはすべてジャングルにあるマヤの神殿探索をイメージさせ、探検気分を満喫させてくれるのは素晴らしいの一言。さすがはCDを使うスカッド7で培っただけあるロベルトフラーガである。このデザイナーは他にもおサルのダンスなど猿の人形をタイル絵の形にするとか、卵のダンスなどあちこちに卵を挟むとか、仕掛けデザイナーのバースの顔も真っ青なほど非常にけったいなゲームデザインをするが、その中でもこのジャングルのお宝は秀逸の出来であろう。

時間も一人2分ほどと短く、子供と一緒になって大人が楽しめるゲームとして文句なし。ま、これはディズニーシーのインディジョーンズアドベンチャーなど探検大好きなわしの贔屓目かもしれんけど、まさにあのアトラクションをやってる感覚でゲームに挑戦してるのだ。例えば、懐中電灯を探すイベントとかでは、きっと懐中電灯を落として無くしてしまったのか、それともすぐに必要になったのに見つからなかったのだろう。内容は全然違うにも関わらず、人間のイマジネーションでそういう気にさせてくれるのだ。

バース作品もそれなりに集まったし、今度はフラーガを集めてみようかな、なんて野望も持ち始めてきた。そういやそろそろスカッド7もやらんとあかんなあ。テーブルを一周回って…のルールで挫折したのだがw あんなん普通の家屋では無理。

gioco del mondo