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Jim Winslow
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FX Schmid
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2〜4人用
10分
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ノミのサーカス
さあさあ、お立会い。
可愛くも憎たらしいノミがぴょんぴょん跳ねてサーカス場へ入場だよ。
わぁ! 狂ったノミが乱入した。
おーい、誰かそいつを捕まえてくれぇ!
プレイ感
かつてメビウスのお勧めリストで、欲しいのに唯一買い漏らしたやつがこいつである。ローちんに頼んで入手してもらった。あの、ゲームを持ってるだけが取り柄のbiscoが持ってないというので、是非やろうということに。ひきぷ、bisco、TAMとの4人プレイにて。
箱の中にノミチップをぴょんと放り込むだけ。4つのエリアで、多数を占めれば1点はいる。真ん中の窪みは地下室でここは0点。
なんちゅう阿呆なプレイ。
ノミの駒をぴょんと弾いて中に入れる。中央部に地下室があってここに入ると0点である。これがうまい事滑り込んで入るようになってて、油断がならない。
しかも数がそれほど多くないのでエリア支配で同点というケースが多々あるのだが、その場合、最もストライプに近い方が勝つというルールが効いてる。ここに角度がついてて地下室にすべるように作られてるのだ。
※エリアごとに一番数が多い人が1点を得る。4つしかエリアがないので1ラウンド最高4点である。これを3ラウンド繰り返す。
弾き方はこんなん。下にフェルト地の奴を敷き、ピックみたいなのでぎゅっと押し込む。それを徐々にずらしていけば「ぷちっ」と飛ぶって寸法。
ひきぷ「あ、れ」
ころころ…
ノミはひとつも跳ばずに、ころんと転がるだけ。
大爆笑の渦。
一度はフォルト扱いでもう一度挑戦できるが、再び、ちょっと跳んだだけで、ころころ…
おもろすぎ。
右上の白いチップは狂ったノミが乱入してる。ここはショーがめちゃくちゃになってるので、誰も点数を入れる事が出来なくなる。ただし同じ数だけの網チップを放り込めば大丈夫。
上手下手が出るが、もうこれはアクションゲームの定めである。そういう馬鹿っぽいゲームかと思えば、意外と戦略的で狂ったノミを放り込まれると、そのエリアはサーカスがむちゃくちゃになって誰も得点できなくなる。
で、こいつを放り込もうとすると、勢いあまって、自分の確保してるエリアに飛び込んだりして、「うぎゃあ!」となるのだ。
もちろん対抗策も用意されている。網チップをそこに放り込めば1つにつき1つ、狂ったノミを無効に出来る。もちろん上手く入ればだが…
同じく白いチップの別の絵が網チップ。先に放り込んでディフェンスしてもよし。アクションのくせに実は陣取りゲームだったりする。
結局、あまり深く考えずわーわーと皆で楽しんで終了。誰勝ったっけ?? たしかわしとbiscoの同点やったはず。ひきぷ、最高に盛り上げてくれたな(笑)
所要時間10分
Biscoのコメント
やっぱりこれはオモシロですねえ。皆でわーわーと楽しむ良いゲームです。
ひきぷのコメント
なんであんたらそんなに上手いん?
あんたが、下手すぎやっちゅうねん。
ソマーリオ
実は今回、ルール間違ってたのだ。Biscoいわく、どこからノミを放り込んでもいいということでやってたのだが、やたらと簡単やなと思って後でルール見直したら、自分のポジション以外から跳ばしてはいけないと明記されてた。
というのは、自分の手前のエリアは簡単に入るのだ。どこから放り込んでもいいとなると4つのエリアはすべて均等な難度となるが、正式ルールだと、奥のエリアに放り込むには相当な技術が要るようになる。
これがとても戦略的で、BBと二人でやったときは、かなり考えさせられた。まるでゴルフのようである。ウッドで攻めるか、アイアンで刻むかみたいな、そんなムードなのだ。自分の腕には自信があるが、というときに限って手が上手くすべるものである。おもろい! また4人で正式ルールでやってみたい。かなり悩むでえ。
こういったアクション系のドイツゲームの凄いところは、日本人からみるとどう考えてもダサイと思われるような方式を平気で使うところだ。日本のメーカーなら間違いなくノミ弾き装置みたいなんが付いてくる。その仕掛けがウリなのだが、正確でその通りにしか動かないのでゲームとしての面白みに欠けてしまうのだ。手先の器用さを活かしたゲームというのは、一見ダサくみえても非常に楽しいという事を認識させられる。中には不便な方が人生を豊かにするものがあるという見本と言えるだろう。なんといっても指先の訓練に非常にいいので脳にもいい。
そしてこの前4人にてようやくやることが出来た。やはりただのパーティゲームではなかった。むしろ戦略的なゲームといえる。Buonoマークを変更。