ドイツゲーム大賞 Spiel des Jahres

ドイツゲーム大賞は、年に一つだけ選ばれる賞で、専門の審査員が決める。ゲーム界のアカデミー賞のようなものである。出来たて当初は、ゲーム好きが集まり、自分でお金を出してやってた。途中から、この左上のマークをつける事によりメーカーからお金を貰うという形になった。このように独立資本でやっている限り、メーカーの広告にならないという素晴らしさがある。すぐ企業が買収して自分に都合のいいように選ばせる風にならないところにドイツ人の誇り高さがあるね。だって、弱小メーカーから出たりするのよ。とある日本のファミコン雑誌にもゲームレビューがあるが、どこぞの有名なメーカーが出したゲームはおもんないゲームであろうとやたらめったら高評価であったりするのは是非見習って貰いたい。買収されとるやん! とわしは腹を立てた事が何度もある。そういうのが業界を悪くしていったんじゃないかと思っている。物凄い経費をかけてゲームを作って売れんかったら業界にとって良くないのは解る。でも、ユーザーはそれでゲームから離れていくってのも考えて欲しい。そしてそれは小さなゲームメーカーをも潰す事になる。もう既にそんなメーカーないけどさ。じゃあ、もっとお金をかけずに楽しめるゲームを作ればいいんやけど……やっぱりファミコンに戻る?

ゲーム大賞に選ばれるゲームは、ヘビーゲーマー好みに偏らず(その年のトレンドがあって難しめのゲームが選ばれる場合があるが、極端に難しいのはない)、色んなゲームを選んでるあたりはバラエティに富んでいてさすがと唸らせる。ちなみにカードゲームと二人用ゲームはノミネートされる事はあっても大賞に選ばれる事はない。特に直接プレイヤーを叩く攻撃的な奴は選ばれない。これはドイツゲームの理念に、共存というのがあるからである。アメリカ的なゲームは相手を叩き潰す事のみを考えるのでこれはとても新鮮である。

実は私のドイツゲーム人生はこの大賞作品を全て集めようと思い立った事から始まった。そう、当時愛読していたファミコン通信にドイツゲームの特集があり、それを読んでドイツゲーム大賞にハズレ無しと書いてたところから始まった。キディランドやロフト、ハンズなどを廻ってこつこつと集めた。もしドイツゲーム大賞がなければ果たして、ドイツゲームにこれほど嵌っていたかと考えてしまう。

私の周りの初心者連中にもやはり大賞のゲームは評判がいい。これはプレイヤー人口の裾野を拡げるという本来の役割を十分に果たしているといえる。初心者に勧める時に迷ったら、このドイツゲーム大賞のゲームを試して欲しい。

賞は毎年6月にノミネート、7月に発表される。大賞になったゲームはパッケージ付きの絵で、ノミネート作はタイトルだけ列記してみた。

ドイツゲーム大賞 初心者への招待状というコラムを書いてます。また小さな子供が遊べる事を前提としたドイツ子供ゲーム大賞というのもあります。

なお、最近になってこのドイツゲーム大賞の事をドイツ年間ゲーム大賞と呼ぶ人もいるようですが、大賞に対して”年間”なんていちいち付けるのに日本語としてとても違和感があり、じゃあ他の賞に上半期に一度決めたりする賞があるのか、なんて妙な話になる気がします。10年以上も前からドイツゲーム大賞という呼び方が一般的で固有名詞化しているので、このサイトではドイツゲーム大賞という名称で統一します。いつからこんな話になったのかよく解らないですが、Wikiで引いてみるともうひとつの一般投票で決めるドイツゲーム賞をドイツゲーム大賞と呼ぶなんて話にもなっており、益々混乱するように書かれています。確かにドイツゲーム大賞(Spiel des Jahres)とドイツゲーム賞(Deutcher Spiel Preis)が違う賞というのは解りにくかったりしますが既に固有名詞になってるものを変更するのはよっぽどの事がない限り変えたくないと思います。一体なんでこうなったのでしょう??

2011年度よりゲーマー向けのエキスパート賞が創設されました。元々ファミリー向けのものが大賞を受賞していましたが、ヘビーゲーマー向けの賞が出来、ドイツゲーム賞の意義が薄れるくらいの良いチョイスをしていけるかどうかが見物です。
(画像はBGGより)

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エキスパート賞ノミネート
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1979年度
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