ラテンのノリはパーティ系イタリア

イタリアは最近、ドイツに感化されて近代ゲームを作り始めた。というのもイタリアにはTombola(トンボラ ビンゴゲームに似たパーティゲーム)やScopa(スコーパ トランプなのだがスートが少し違うし枚数が40枚しかないイタリア特有のカードを使うゲーム)といった古くからの伝統的ゲームがあるからだ。

イタリア人は、脳天気で明るいというイメージ通り、皆とわいわい出来るパーティゲームが主流のようである。dAvinci(ダヴィンチ)は、古くからあるパーティゲーム『人狼』のゲームをカード化し、更に推し進めて西部劇題材の『BANG!』でブレイクした。ゲーム版マカロニウエスタンといえる。もう一つの雄Kidult(キダルト)はひたすらサイコロに焦点を絞って、ダイス3部作とも言える、ダイスラン、ポルターダイス、ダイスランドを出した。

まだまだ未発達のイタリアゲーム業界だが、何故こうした軽いノリで楽しめるゲームばかりを出すのだろう? どちらのメーカーも面白いぐらいテーマがはっきりしている。なんでもかんでも手を出すんじゃなく、「うちは喋り中心のパーティゲーム!」「うちはなにがなんでもサイコロ!」という頑固な企業ポリシーが見えるのだ。

私にイタリア語を教えてくれていたCarla先生は、「イタリア人はいつも7、8人くらいの友人グループで遊ぶ」と言っていた。なんでも恋人になっても二人きりで遊ぶんじゃなく、友人と混ざって遊ぶとか。ふーむ、、、Sexの時はどうするのだろう?? 妄想中……

おそらくそういった理由でパーティゲームに絞っていると予想がつく。という訳で、イタリアゲームはこれからもパーティ路線を進むのは間違いないだろう。

日本人には縁が薄いかも知れないが、これからまだまだ日本はどうなるか解らないのでチェックは怠ってはいけない。出来たら皆で遊ぶ習慣出来たらいいんやけどね。え? 日本もグループで遊ぶだって! ちゃうちゃう、それはスーフリやがな。。。基本的に日本は男は男同士、女は女同士で遊ぶでしょ? イタリアはスワッピ……じゃなくて男女のグループで遊ぶのです。

ルッカチッタ
Lucca Citta

コヨーテ
Coyote

王位継承
Viva il Re!

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Dark Side
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