Reiner Knizia

Clementoni

45分

ダークサイド

ルール説明

5つのカテゴリに分かれたダークサイド(私は女王様のうんこを食べるのが大好きです等)カードを持ち、どのカテゴリのダークサイドが一番ダークサイドかをばれないように隠すゲーム。


ゲーム全景。やたらでかい階段。左に並んでるのが自慢チップといって、自分のダークな部分を自慢するのに使用する。そうやって得点を重ねていく。

内容によってダーク度が違うので、カードの総合が高いのが自分のダークサイドとなる。

プレイ感

ルール読んだ限りでは、自分の手札を隠しながら静かに進行する真面目なゲームやと思っていた。

ところが、カードを配り終わった瞬間、あちこちで「うわっ、こりゃひでえ!」と自分に配られたダーク度に意外と楽しそうなとこからゲームはスタート。

わしの手番になり、TAMに向かって「友達のカテゴリーは何枚もっちょる?」と訊く。

「千里眼ですか!!!!」
「は、八枚っす。。。」
TAMの手札13枚中8枚が友達らしい。つまり……

「告発する! お前のダークサイドは現実と同じ、前々から誰もが感じてたように【友達】」

わしの告発に、皆も賛成して乗ってきた。

「法廷でるけ?」

身の潔白を証明するために法廷にいくことも出来る。これによって点数が上下するのだ。

「でません……」
「認める訳やな」

という訳で、TAMいきなりダークサイドをばれて一旦ゲームから離脱。TAMはこれから全員のダークサイドを暴かない限り、ゲームに勝利出来ないのだ。


ぶっちぎりのわしの白駒。しかし妙なコマの形だ。指さしているのは告発タイル。

そして次のターン。

「ピノキャット、生活のカテゴリーは何枚?」
「6枚。。。」
つまり……

「告発する! ピノキャットの現実世界と同じ、超々自堕落的な生活態度、間違いなく【生活】がダークサイドじゃ」

またもや全員賛成。
「法廷いく?」
「やめる。。。」

なんと自分のターン2回で二人も脱落させてしまったぜ。
当然、勝負はわしのぶっちぎりの勝ちで幕をとじた。45分。


最終形。オレンジのTAMコマはずっとあの位置。ゲームに参加してたのだろうか?

TAMのコメント

絶対に千里眼の持ち主ですわ。マジでしょぼしょぼ。。。

ソマーリオ

イタリアの新興メーカー、クレメントーニがクニッツィアを擁して作った暗いトーンのダークな雰囲気いっぱいのボードでありながら、完全なパーティーゲームに面食らった。

上級ルールにすれば自分で質問を作れたりするから、そっちを交えてやった方がもっと盛り上がると思う。ただ洒落っ気のある人でないとおもろないでしょう。
そして盛り上がる為に日本語化は必須。

わしは結構おもろかったんやけど、兄貴には不評やった。「これ、どうかねえ」というてた。あいつは真面目なゲームから脱却できんみたいやな。色々あるんすわ、ドイツゲームは。

このゲームの全体的な評価が低いのは、今回一発でTAMを撃沈したように、運や勘で決まってしまうところだと思う。そういった意味でゲームバランスが悪い気がする。クニッツィアらしからぬゲームバランスです。この辺が嫌われてるんでしょう。

それでもパーティーゲームやからそういうもんと思ってやれば面白いと思う。
ゲーム時間の短さも魅力。

ただ、コンポーネンツは頂けん。マシュマロを噛み潰したような、へんてこな駒。しかも超安物のプラスチック。やたらでかい得点ボード。愛想の無いカード。

パーティーゲームの癖に、なんと表現したらええのかわからん絵柄。なんとも言えん不気味なムードで怖すぎるぞ。

ダークサイドの和訳シールはこちら

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