Reiner Knizia

AMIGO

3〜5人
15分

ノミのサーカス

駿河屋で購入

ルール説明

カードをめくっていき、好きなカードを1枚取る。何枚でもめくっていいのだが、同じアトラクションが出た時点で手番終了。10種類あるアトラクションを誰かが集めた時点でゲームが終了し、カードの点数を足して一番高い人が勝ち。

プレイ感

あちこちでおもろいおもろいと評判になってたが、一度も姿を見ずに絶版となった。ようやく海外で手にいれる事ができた。
またもや酒に酔ったまま深夜の5時からTAM、たっかんの3人プレイ。

さくさくとめくっては、プレイをこなす。さすがに眠いのでそんなに熱い会話もせずに、淡々とこなしていく。

うーん、これおもろいんかなあ。

1巡、2巡と回ってるうちはそう思った。

バースト系という話だったのだが、特にがめってめくらなければならないという強い感じはしない。
バースト系というとどうしても「えーい、いったれー! めくり……がっひょーん!!」つう感じなのだが、これは「あちゃ」とか「ちっ」くらいである。


こんな感じでめくっていき同じ色(演技)のカードが出たら、手番終了。なのでその前に欲しいカードを手札に加えるのだ。

さくさくと自由演技を決めていく二人。出遅れたわしは、しょうがないので、10種類を早く集める作戦に変更する。
「興行!」
素早く集めて宣言。
お、わしの勝ちなんか。


全種類の演技が揃えば興行を宣言する。10ポイント追加。他のプレイヤーは今あるカードで一番点数の高い演技のみ加算する。わしが自由演技2つと興行で勝利!

意外と自由演技決めんでも勝てるねんなあ。所要時間15分。
なんか、これおもろいんちゃう?

と思った頃にはまたシャッフルを始めてた。

わし「5点のカードで自由演技決めたらもったいないやん」
たっかん「確かにそうなんですが、どうにも3枚集まると自由演技の誘惑に勝てませんわあ」

※ 5点で自由演技を決めるとうまくいけば最後に15点入るのに10点しか入らないのだ。

そっから実に5回中4回もがんがんと興行を決めて、4勝した。残りの1回はたっかんが興行をきめて勝利した。どうやら興行をきめたら勝つようだ。

しかしおもろいのう、これ。

6回目のプレイ

わし「興行」
TAM「やった。これ僕、2位取れたんちゃいます?」
わし「おいおい、なんで勝ったんちゃいますとちゃうねん」
TAM「だって僕、べべばっかりですもん……、やったー73点! これはいったでしょ!」
わし「えーと、わし76点」
たっかん「81点すわ」

やっぱりべべやんけ。。。

TAM「いいんすよ。初めて70点超えたから満足でなんですうう」

しょぼっ

翌日仕事があるからうちで仮眠とってから行くと言ってた二人だが、結局、何の疑問もなく、何度も何度もやって気づいた時には6時半で、仮眠も取らずに会社へ行ったとさ。

たっかんのコメント

これ、かなりツボですわ。無茶苦茶おもろいじゃないっすか。

そんなにおもろかったけ?

もうかなりはまりました。すっごいおもろい。これなんぼで買うたんですか?

1、5エウロ。

1ユーロなんぼ?

えーと130円くらいかな?

200円! うっそー!

6回べべのTAMのコメント

これ絶版なんすかあ。いいすねえ、あきおさんは。

お前どうでもええけど、これPS2のヨーロピアンゲームコレクションでやりまくってたんちゃうんかいな。なんでそんなに弱いねん。

そのつもりやったんすけどねえ。でもこっちのカードの絵の方が綺麗で圧倒的に可愛いですわ。いいなあ。(しげしげと眺めるTAM)
これなんぼで買いはったんですか?

だから1、5エウロやってさっきから言うてるやろ。

1ユーロって……

130円くらい!

えー、これ200円すかあ!

お前、人の話きいとんかー!! さっきからずっと言うてるやろがー!

ソマーリオ

いやあいやあいやあ、最近クニッツィアが合わんと思ってたけど、これはおもろい。単純なルールやけど、絵が可愛いくアトラクションを集めるたのしさがある。
プレイ感はコロレットとそっくりやねんけど、こっちの方がおもろい。なんとなくプレイに戦術の幅があるように思えるからだ。それでいて、コロレットと同じく疲れないので何度でも出来る。いいねえ。

惜しむらくは絶版ということ。なんでこんなに単純でおもろいゲームを絶版にしたんやろ? と思ったら(ルールは追加されているが)スターウォーズカードゲームとしてリメイクされた。ノミののどかなサーカス芸というのが軽いゲーム感にマッチしててわしは気に入ってるのだが、スターウォーズでも楽しめると思う。ただ、Rio Grandeが再版するらしいので、スターウォーズファンでない人はそちらを待つべし。

クニッツィアはまたこれと良く似たゲームも出している。トレンディとカーツェンジャマーブルースである。トレンディはチルクスフロカティより軽く、カーツェンの方はよりジレンマチックに仕上がってるらしい。

これをやって思った事はクニッツィアってほんまはカードゲームデザイナーなんやな、と。俺の嫌いなタージマハルも、カードゲームやと思ってやればおもろくなるとローさんにも言われた。基本的にボードゲーマーの俺が合わんのも道理じゃわ。

追記

絶版なって日本語版が出たりスターウォーズカードゲームとしてリメイクされまたしても絶版なったりして忙しい本作だが、2013年現在、なつのたからものとテーマを変えて日本語版が発売されている。なかなか良いテーマで欲しくなってくる。

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