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Reiner Knizia
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Ravensburger
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2〜5人
30分
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スターウォーズ・カードゲーム
スターウォーズの登場人物を上手く使い、ミッションをこなそう。
多くの仲間が銀河の歴史をかえる。
プレイ感
Jyama家に遊びに行ったときに「これ半年に1度出るかどうかの新品です。良かったらどうぞ」と手に取ったらスターウォーズのカードゲームやった。ノミのサーカスのリメイクとして出た珍しいスターウォーズ版。ほんまにええの? と念押しして譲ってもらった。書くネタが無いのでmiaと一緒に2人プレイすることにした。
数字は0から7の10色で、ルールもノミのサーカスまんま。ただし特殊カードが一部変更となり、別に集めたら得点というカードと、トリオにスペシャルボーナスが加わった。
3枚同じ数字を出したら10点貰えるトリオだが、スターウォーズのミッションとして0から4のトリオだけにタイルを貰える事になった。これらを全種類集めるとさらにボーナス20点となる。5以上のミッションはこういったタイルはないが、得点は貰える。
スターウォーズのキャラクターに変わってる。ストームトルーパーは場にさらし3枚セットで10点だ。また左に置いているのがミッションタイルで0,1,2,3,4のトリオを出した時に貰える。すべて集めるとさらに20点ボーナス。
ノミのサーカスではトリオをやや出しにくいシステムとなっていた。というのは、少なくとも4以上は、最後の得点計算まで持っておけば12点以上獲得出来るのに、トリオで出すと10点しか得られず損をするからだ。また3枚を出すのが結構苦痛やったりする。
ところが今回ではそこらへんの修正もしっかりされてて、例えばヌートカードは、ミッションとして場合、残り1枚のワイルドカードとなる。つまり同じ数字が2枚あれば、ヌートカードとセットでミッションが出せるのだ。これは非常に強いカードといえる。
このおかげでノミのサーカスのルールでは0から4のトリオを全て集めるのは難しいと思える全ミッションクリアの敷居が低くなった。
デューク伯爵は相手のカードをランダムに1枚奪う特殊カード。
今回miaとやったら、わしが1つ未達成で、miaが全ミッションを達成して、わしが10色集めて終了宣言ボーナスを貰ったにも関わらずその差で完敗してしまった。考えてみれば、それだけで30点も点差がつくのだから負けは当然だろう。
また新しく加わったストームトルーパーカードも良い味付けとなっている。これは引いたら自分の場にさらしておく。3枚1セットで10点貰えるボーナスカードだ。
ミッション2つ達成中。2人でやるとかなり達成する事が出来るので積極的に狙って行かなければならない。
これらの改良のおかげで、スターウォーズの原作物のくせにノミのサーカスよりも良いゲームとなっているのだ。おもしろさはほとんど変わらないが、細かいスパイスがよく効いているという感じだ。
所要時間20分
ソマーリオ
ノミのサーカスはバースト系カードゲームとしては傑作ともいえる作品だが、テーマがスターウォーズに変わってもそれはやっぱり同じである。元々がテーマ性の希薄なシステムだから、なんだって合うからだ。
とはいえ、ただシステムを載せただけではなく、きちんと改良されているところは素晴らしい。かゆいところに手が届くといった表現がぴったりである。
今回は2人プレイだったので、このゲームの奥深さをもっと味わうには至らなかったが、もっと人数が多いと相手プレイヤーのミッション達成度合いをみながら、ノミのサーカスとは違った戦術の組み立て方が必要となってくる。本来、低価値である0,1,2,3などのカードが非常に重要になってくるのだ。
ミッションを達成するために、決め打ちで欲しいカードを取らなければいけない状況になる。結果、場に並べられるカードが非常によく回転するのだ。
むしろこのゲームは、手札に高得点札を集めるのではなく、ミッションを達成するゲームに変貌しているとさえ言える。ただのオマケ要素ではなかった。
残念ながら、スターウォーズという版権物でもろに著作物に絡む写真が使われているという事で日本には正規輸入されておらず、さらにはエピソード2を上映していた頃に発売されてた古いゲームなので、手に入れるのは難しい。
既にノミのサーカスを持ってる人には改めて買い直す必要はないと思うが、別バージョンのリメイクとしてどこかが作って欲しいように思う。