Michael Kiesling

Wolfgang Kramer

Ravensburger

2〜4人
120分

ティカル

ルール説明

駿河屋で購入

「西暦600年から900年にかけて栄えたインカ文明の中で最も重要な遺跡がティカル遺跡です。
このティカル遺跡には数多くの祭祀所があり、埋葬された宝物には素晴らしい装飾が施されています。
今回の探検で、私たち早稲田大学考古学チームは密林に隠されたもっともっと重要な神殿、宝物を見つけだし、掘り起こしていく事を目標としています」

プレイ感

掲示板にて、乳のない豆犬という人がやってくれやってくれとせがむので、あえて巨乳のBBとやってやった。ざまーみろ。
実はこのゲーム、昔、ひきぷとじゃんぼと3人でやった事があり、ひきぷの長考にやられ、2時間半という阿呆ほど時間がかかって一生やることないなと封印していたゲームなのだ。このシステムで2時間半はかかりすぎである。
そんな事もあって、二人でやる事にしたのだった。待ち時間が長すぎるのである。

こつこつとゲーマーに育て上げてきたBBはここにきて、本格派のゲームをやる事となった。果たして、サンタシ飴ちゃん工場大好きのBBはゲームを楽しむ事が出来るのだろうか?


ジャングルの奥地へと、探検隊は進んでいく。コンポーネンツは超美麗。森が開拓されていく様がありありとわかる。右下がベースキャンプで、ここから探検隊を派遣するのだ。

ルールは意外とシンプルで、10ポイントのアクションを好きに振り分けて自分の手番を終了する。いろんな行動が出来るが、文字依存しないように使用するアクションポイントとアイコンで描かれたチャート付きなので、それほど苦労せずにルールは理解出来るのだ。

わし「ええか、このゲーム、考え出したらきりがないんで、長考禁止な」

BB「大丈夫。私、なんも考えてへんから」

わし「そやった。まさにうってつけのプレイヤーやったわ。。。」

タイルをめくって、配置する。そこから自分の探検隊を出して(タイル配置以外は全て使用ポイントが決まっている。10ポイント以内で好きに行う)続々と神殿を盗掘、もとい発掘していくのだ。


はい、はい、はいはいはい。あるある探検隊、あるある探検隊。考古学と称して、財宝泥棒、あるある探検隊、あるある探検隊♪

最初は1とか2レベルの神殿と宝物が多く、二人は盗掘・・もとい発掘をしてこれらをキープしていく。決算時に神殿のレベルがそのまま点数になるので目的は非常に明快である。また宝物は、手元においておくが、同じ種類の宝物を集めれば集めるほど、点数はあがっていく。神殿は多数の探検隊で占めているプレイヤーしか得点できないようになっているので水物なのだ。宝物は自分のものとできる。我々が盗掘隊・・発掘隊といわれる所以である。


アイコンで表示されたチャート表があるのでルール自体は簡単である。右下が盗掘した財宝である。

どんどんと密林が開拓され、隠れていた神殿が発掘されていく。と、突然、火山が噴火した。
火山タイルを引いたら、決算ラウンドが発生し、自分の手番の最後に得点集計するのだ。これは合計4回ある。

出来る限り多くの場所で多数を占めようとこそこそとBBの探検隊が動き回る。そして得点。次にわしも同じように、探検隊を使って得点。自分の手番の最後に得点出来るので、相手の動きはあまり考えなくていいのだ。

むう、1点差で負けとる。


初期の頃に熱くなった、クラマーデザイン特有のポイント高いところに群がるで現象。近くにベースキャンプが見える。

続く第二決算でも、わしが2ポイントリードしただけで、合計1ポイントのわしのリードにとどまった。

考えたら、これ10ポイントずつって決まってるし、決算時には相手の動向考えずに得点集計するんで差の付きにくいゲームよなあ。。

ひょっとしてこのゲームのキーは、ベースキャンプの配置と神殿の確保であるとふんだ。

早速ジャングルの中程に達したとき5ポイントをつかってベースキャンプを設営した。いちいち入り口から探検隊をもってくるとポイントがかかってしょうがない。これからはベースキャンプから、動員することが出来る。


さ、皆、円になるんだ。今日の日の思い出を刻みつける為に、今日の日はさようならを歌おう!

そしてそこからの発掘はわしのベースキャンプから近距離でいけるようにタイルを配置していった。

BB「あー、私もキャンプ設営するう」

遅い。

そのときには既に、もうひとつのキーである神殿の確保を行っていたのだ。自分の探検隊で多数を占めている時、5ポイントを使って神殿の確保が出来る。その隊員たちは発掘にかかりっきりになり、駒として取り除かれるが、自分だけ毎回その神殿ポイントを貰えるのだ。隊員が全て取り除かれるので、神殿タイルが出た瞬間、一人だけで場所におもむき、1レベル神殿をあげ(2ポイントかかる)即座に確保するのがベストだ。この方法で6と7の神殿をすばやく確保した。

さらに容赦のないわしはBBのベースキャンプからは出来るだけ不便なようにタイルを配置していったおかげで、第三決算時に20点もの差が付き始めた。もう可哀想なんで、最終決算は嫌がらせをやめておいた。ここらへんが鬼けがわと違う点であるw

BB「えーと、お腹すいたしご飯食べにいこか」

わし「阿呆、またんかい。わしの決算最後させろや」

BB「ち、しょうがないな」


最後はこんな感じで開拓されましたー。火山タイルもちゃんと配置するのだ。上手く配置すれば相手の動きを封じ込める。

最終決算では50点くらいの差でわしの圧勝。所要時間80分

BBのコメント

なんか、私の引くタイルが悪かっただけちゃうん?
でも、おもろかった。やり方は色々な事が出来て、またやってみたい。今回はまだこつがつかめてなかったんが敗因やね。これくらいの難しさくらいやったらまったく大丈夫やで。

むう、このゲーム、ドイツゲームの中ではかなり重い方やねんけどな。

えー、そうなん? でもルールは簡単で、目的もはっきりしてるやん。今までやった中では、トップレベルのおもろさ。

完全に初心者レベルを超えた発言だなw

ソマーリオ

うーん、やっぱり長いってのが第一印象。特に終盤Fタイルの配置あたりは「まだこんなにあるんかい」と思ってしまった。(このゲームはタイルが区別されており、後半に行くほどレベルの高い神殿が出てきて逆転出来るようになっているのだ)タイル数が多いねんて。3分の2くらいなら、丁度良い感じに終わるのになあ。今度1枚ずつタイル抜いてやってみたらええかも。

ゲーム大賞ドイツゲーム賞のダブルクラウン達成したのだが、わし的にはあまり好きでない。なんせ考え出したらキリがない最善手を探すタイプは、わしゃ好きじゃないなあ。待ち時間が長すぎる。タイルのめくり運の要素をなくす上級ルールなど採用した日にゃ、4時間かかるらしい。よって二人推奨。

とはいえ、コンポーネンツは目を見張る美しさ、木製の駒を使ってどんどんとジャングルが開拓されていく様がビジュアル的に美しいし、BBの発言のようにかなりおもろいという人もいると思う。まったりと二人で仲良く開拓していく感じは意外と女性受けがいいかも知れない。わしゃ絶対にこのコンビならトーレスの方がおもろいと思うけどね。

gioco del mondo