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Peter Rustemeyer
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Hans im Glueck
アークライト
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1〜4人
120分
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パレオ
仲間とともに旧石器時代の狩猟採集社会で生き残ることを目的とした協力ゲームです。
ラウンド制で進行し、昼と夜の2つのフェイズに分かれています。
昼はプレイヤー同士で協力することで、食料を集めることや、資材を集めて道具を製作することができます。
また、腹をすかせたオオカミや強大なマンモスなどの障害に立ち向かわなければならない場面も。
一方、夜は食事をとり次の日に備えます。
何が待ち受けているかわからないドキドキ感から、黎明期の人類が感じたであろう「周りの世界の未知を解き明かしていく」というワクワクを体験することができます。
さらに、選べる10種のモジュールによって難易度も大きく変化。
そのため、それぞれ異なる体験ができ、遊ぶ度に新しい発見をすることができます。
プレイ感
ドイツゲーム大賞が決まった時、ミクロマクロと一緒にパレオも購入した。内容をみてみると、ドクターストーンみたいな内容で、世界的にこんなんがブームなんかと思った。
ドイツゲーム大賞のエキスパート賞は、名前に反して全くエキスパートな内容じゃないのだが、こいつはまじでエキスパートなルールの把握の難しさだった。書いてみるが、間違いが多々あると思うので、なんとなくそんな感じで読んて欲しい。
mia、コタ10歳との3人プレイにて。
ルールというよりセットアップがややこしい。シナリオになっているのでカードの内容を見ないようにしなければならないのだが、そもそもどれがどのカードやねん! となってさっくり見る必要が出てくる。裏面にずばり名前書いとけやと思った。
それに拍車をかけるのが、ルールが2つに別れてて、モジュール(シナリオ)カードをどのように混ぜるかが、メインルールに書いておらず、付録となってるシナリオ側に書かれている。メインデッキの基本の山カードにとりあえず初心者の2つのシナリオ(基本的に2つシナリオを放り込むらしいが、そんなんやったらまとめとけやと思った)を放り込んでシャッフルした。
各自2枚ずつ人物カードを受け持つ。人物には最初からモノを持ってるのもいるので、その場合はそのタイルを貰っておく。
他に先見のデッキ、発送のデッキ、秘密のデッキをシャッフルしておいておく。
あと、シナリオに付属している試練カードを表向きに1枚ずつ置いておく。これはラウンド終了時に、試練を満たさないと罰則がある。
他にも道具タイルをまとめておいておき、最初から作れる道具(たいまつ、握斧、槍、天幕)だけ立体置き場に置いておく。今後、道具が作れるようになったらここにカードとタイルを置いていく。
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全景。各自2枚ずつの人物カードをランダムに受け取る。左側には開発品や道具タイル、真ん中にゲーム中に使うカード類、右側がカード捨て場になっている。
カードはシナリオごとに違っており、基本的に2つのシナリオのカードを混ぜて使う。
基本デッキを全員に配り切る。
各自、上から3枚ずつとり、その裏面から、1枚だけどれをプレイするか決めて残りを順番を変えずに自分のデッキに戻す。
裏面には山、渓流、森などどこに行くかが描かれており、さらにシナリオによっては、例えばマンモスなど何かしらの絵が追加で描かれている。場所によってそれぞれ手に入れ易いものがあるので、相談する必要がある。
赤いカードはリスクカードで、悪いことが起きるかも知れないカードだが、起こらない場合もあり、普通のカードでも悪い事が起きるのもある。確率の問題である。
選んだカードを全員一斉に表向ける。
そこに描かれているアクションを行うのだが、順不同だ。危機でなければ、相手を手伝う事の選択肢を描かれているので、アクションを行う条件を手伝って満たせばよい。
アクションは基本的に、自分のデッキを裏向きのまま2枚ほかすのが多い。自分のデッキが行動力で、それがつきれば自分のラウンドは終わりという事になる。
で、そのときに、上からほかすのだが、リスクカードを1枚ほかすたびに、1ダメージ受ける。
そこで肉を手に入れたり、材料を手に入れたり、道具を作ったりする。危険な敵をやっつけるのもこのアクションだ。最初のシナリオはマンモスを倒して、住居周辺を安全にすることなので、武力をあげたら戦うのが大事だ。
ダメージを受けたら、好きなキャラに振り分けるが、同じダメージソースは同一人物に割り当てる必要がある。
ダメージがカードに描かれている以上に受けたら、死亡し、墓場へ置かれる。またドクロマークを1個、全員が貰うことになる。ドクロマークが5つ溜まった時点で負けとなる。
その前にマンモスの壁画を完成させれば勝ちである。この壁画は5枚構成となっており、上記のアクションで壁画タイルを貰えるってのがあるので、それで手にしていけばいい。
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ドクロタイルが5つ並ぶと負け。それより先にマンモスの絵柄を5枚並べると勝ちだ。同時でも勝ちとなる。
アクションをやらずに終わっても良い。なんせ、今回のカードはすべて表向き捨札として、ラウンドを終える。再び3枚引いてと繰り返していく。
途中で、ラウンドから抜けることができる。ラウンドを抜けると残りにリスクカードがあってもダメージを受けずに捨札にできる。デッキがなくなるなどして全員がラウンドを抜けたら、夜アクションを行う。
ここで人数ごとに1肉支払い、シナリオごとの試練を達成したりする。肉が支払えない分、ドクロマークを受け取るが死にはしない。試練もそういうのが多い。
次のターンは、表向けと裏向けの捨札をまとめて裏向きにシャッフルして、再度配り直す。途中で手に入れた先見カードとか発想カードも組み込まれるので、少し楽になるはずだ。ちなみにアクションでこれらのカードを手に入れたら、すぐに自分のデッキの上において、選ぶことができる。
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こちらは立体的に発明品やアイテムタイルなどがおけるのだが、きちんとタイルが穴にはまらないのでよく解らない棚である。
右は墓場スペースで、ゲームから取り除かれたカードはここに葬られる。シナリオの達成条件だったりする。
家の雑多が写ってすまん。
というわけでゲームスタート。
わし「とりあえずわし、山いくわ」
mia「え、え、どうしたらいいのか分からない」
わし「ほな、お前、森行って、コタも山に行ったら?」
そしてオープン。
わしは倒木だった。技術1とデッキから2枚捨てることで、木3が手に入る。
このアクションは完全に倒木を取り除く事なので、カードを墓場(つまりゲームから取り除く)に置くことになる。
わし「木って、なんか試練で必要なんで、やっとくわ」
自分のデッキから裏向きに2枚捨てるが、1枚リスクカードなので1ダメージを受ける。
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カードの裏面にはヒントが書かれている。例えば左のカードは山に行くという意味となる。シナリオによって動物が描かれたりする特別な裏面もある。
一斉に開くので、開けてみるまではどんな内容かは解らない。今回は倒木で、3つのアクションのうち一つを選ぶ。
miaは森できのこを集めて食料をゲット。
コタは石ころをゲットした。
次に選んだのが、マンモスの描かれたカード。
表向けると老マンモスである。
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こいつはシナリオに関係するカードだ。アクションの結果に壁画のマークが描かれている。
わし「こいつ、勝利条件の壁画が書けるアクションやん」
ただし武力5もいる。
コタ「みんな、手伝って5あるかな?」
ないな。
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捨てられたカードは次回に再利用され、再登場する。
ここは諦めて、他のプレイヤーを手伝うことにする。
コタ「ぼく、天幕を手に入れるね」
わし「そもそも天幕って何の役に立つんやろ??」
と、こんな感じで夜も更けた。
試練は、天幕を1個ほかす必要があった。これがないとドクロ貰うことになる。
新天地の移動を表しているっぽい。
もうひとつの試練は3肉と毛皮をほかすことだ。
こちらもなんとか達成した。みなの食料を考えると肉0となった。
わし「というか、人どうやって増やすねん!」
このラウンドで誰も選んでなかった焚き火のカードが実はそれだった。
焚き火は我が家を表しており、子供を増やすことができるアクションが描かれている。
このラウンドでようやくそれが分かった。
各自3枚ずつ人を持つが、食料が厳しくなる。
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3人体制にする必要が出てくるが、食料の調達が厳しくなる。
また、焚き火は道具を作るアクションもあるのでかなり重要なのだが、素材を集める必要があり、そこまで手が回らなくて結構たいへんなのだ。
というわけで、段々とジリ貧になり、一瞬で終わってしまった。
所要時間2時間
コタがもっかいやりたいというので、今度はソージロ7歳を混ぜてやってみることにした。ドクターストーンが好きなソージロにも興味が出たようで、珍しく自分でやりたいというてきた。協力プレイなのでできるはず。
4人プレイだと最初から8人いるので、結構順調に進む。注意すべきは肉の数を多めに確保するところだけだ。
ただシナリオ1のマンモスは攻撃力さえあれば、なんとかなるシナリオなので、蹂躙可能である。またマンモスを殺せば壁画が書けるようになっている。
というわけで、キャラクターにも恵まれたが、ぼっこぼこにしばき倒して、全然危なげなく壁画が完成してしまった。
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あっさり勝ってしまった。
勝つ時も負ける時もワンサイドゲームのシステムなのかも。
更にまたやりたいというので、今度はシナリオ3,4を入れてみた。
お祈りの道具や薬を作り、コタは長の服を作ったり、少しだけ発展性が見られたセッションだった。
こちらも1回負けたが2回目には勝利することができた。
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勝つためには道具をこのように潤沢に手に入れる体制をつくる必要がある。
コタのコメント
皆でやるのが楽しいんだよ。
miaのコメント
うーん、そんなに面白いとは思わない。
ソマーリオ
コタが次のシナリオやろうとよく言うてる。ソージロも難しいながらも、ドクターストーンのように皆でやるのが楽しいみたい。
ドクターストーンのボードゲームは、あまりにも一本道なシナリオだったが、こちらは色んなパターンのセッションとなる。徐々に何が問題なのか明らかになっていくのは、昨今流行りのストーリー型ともいえる。ただし色んな要素で、勝ち負けの難易度が変わる。むしろ完全版ドクターストーンなのかもと思った。
システム的には、ちょっとだけカード裏面から見える情報が面白く、三択から選ぶというのは今までになかったように思う。
デッキの枚数がアクションパワーとなっているアイデアも面白い。
とはいえ、プレイ感を尋ねられると、うーん、まあまあかなというmiaと同意見となってしまう。
発展していくという意味ではアグリコラのようにガンガンと発展させられるわけじゃなく、なんだかちょろっとだけできる中途半端な発展という感じがして、プレイしてて気持ち良さを感じないのだ。
また道具の発展棚についてもよくわからない事がある。新しく道具カードを立ててその下に道具タイルを置く構造だと思うのだが(間違ってたらすまない)、微妙に穴のサイズが小さくてきちんと置けないのだ。まじですげぇイライラする構造である。
セットアップが大変やし、勝つための見通しの立ちにくいゲームだと思った。もともとシナリオなので当たり前なのだが。
本物の考古学者がデザインしたとの事だが、こんな感じなのかな?
まあいずれにせよ、エキスパート賞を取っているので、コタのように好きな人は好きなのだろう。