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Reiner Knizia
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KOSMOS
アークライト
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2〜4人用
30分
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マイシティ
amazonで購入
各プレイヤーはルールに沿って建物タイルをボード(都市)に配置し、
最後のタイルを配置したところでその都市が評価され1エピソードが終わります。
このとき、勝利点を獲得した順に進行状況マスを塗りつぶし、24のエピソードが終了したときに、最もマスを塗りつぶしていたプレイヤーの勝利です。
エピソードが進行するたびに、ボード上に新しい景観と建物のシールが貼られていき、これによって得点の条件にも変化するため、常に新しい戦略を考える必要があります。
また、全エピソードを遊び終えた後は、ボードの裏面のマップを使用して何度も遊べる「永遠モード」も楽しめます。
初めは何もない更地から、次第にさまざまな景観や建物が配置された、繁栄した都市へと成長する様子にワクワクが止まらない、
巨匠ライナー・クニツィアのシティビルディング・レガシーゲームです。
プレイ感
くにちーのありきたりな雰囲気がプンプン漂う都市建設をテーマとしてゲームで、2020年のドイツゲーム大賞にノミネートされながらもまったく興味が惹かれなかった。
えりえりのTwitterで面白いというので、買うてみることにした。
mia、コタ10歳、ソージロ6歳との4人プレイにて。
ルールを読むとソージロでもできそうなのでやってみた。
一連のシナリオを少しずつルールを加えて何度もやっていく一回こっきりのシステムをレガシーシステムと呼ぶらしい。パンデミックレガシーでしか知らんけど、そこから派生した言葉なんやろな。昔のウォーゲームで言うところの、キャンペーンである。
わしもレガシーシステムは初めてなので、驚いたが、ボードに記載したり、シールをボードに貼ったりと、マジで1度きりしかできないようなシステムとなっている。
しょうがないので、シールは印刷して、ゆるく貼り付けるようにして、ボードには記載せず別紙に書くことにした。
レガシーとして、封がされた封筒を開ける。ここに加わる内容が書かれている。先読みしないようにできているので、情報を知らないということが重要なのだろう。合計8つの封筒があり、1つの封筒で3エピソードをおこなう。つまり合計24プレイすると終わりだ。
基本ルールは各自個人ボードと、建物に見立てたパズルを同じだけ持っておく。
カードを1枚めくり、その建物タイルをボードに置いていくだけ。その時、相手のボードを見てはいけない。
建物タイルの置き方は最初のタイルは、川に触れるように置く。それ以降は、一辺をすでに置いているタイルに接するように置いていく。
条件は全員同じ。同じ種類のタイルとボードを持つ。カードを1枚引いて全員が配置していくだけ。カードにはすべてのタイルの種類があり、すべてめくられることになる。つまり上手くいけばすべてのタイルを配置できるということだ。
途中でルールが変わるかもしれないが、基本的に1枚のタイルで川をまたぐように置く事、また森林エリア、岩山エリアにかぶせて置くことはできない。木と岩のマスではないのに注意すること。
カードを1枚ずつめくっていくのだが、途中で置きたくない、或いは置けない場合は、パスすることができる。パスしたタイルは裏向けにボード横に置いておき、これは1枚1失点となる。
カードをめくったあと、パスではなく、ゲームから抜けることもできる。この場合は、そのタイルを含めて今後のタイルは全て捨てて(つまり失点なし)他のプレイヤーを待つ。
最終的に全ての建物タイルをめくるか、全員が抜けたら1エピソードが終了である。
得点は、木1本+1点、岩1個−1点、埋められていない草原マス1マス−1点に、上記のパスしたタイルの失点をする。ちなみに最初のボードでは木も岩も2個ずつ描かれているので、1マスにつき±2となる。
ちなみにこの得点はエピソード毎にリセットされる。
こうして4人プレイ時のときは、トップが進行状況2点,2位が進行状況1点を貰う。これが真の勝利点となる。この進行状況点が最終的に高いプレイヤーがレガシー勝者となるわけだ。
ちなみに3位4位のプレイヤーには次のエピソード以降で有利になるような救済措置がある。
前方がソージロの街。すでに形が違う。岩を潰し、木を残せばいい。川は1つのタイルでまたがって置いてはいけない。
というわけでスタート。
すべて、同じ条件である。
カードをめくり、そのタイルを配置する。最初は川に接するように配置。
そして次のカード。
先に置いたカードに接するように配置。
これを繰り返していくだけ。めっちゃめちゃソロプレイ。
ソロプレイなのに、なんか妙な一体感がある。
ほぉ、そこに置くのかみたいな。
そして条件まったく同じなのに、まったく違う町並みになっていく。名前の通り、マイシティだ。
コタ「裏返しに置きたい!」
わし「ほんまや。なんでこっちにいがんどんねん!」
タイルは表オンリー仕様で、裏返しに置けないのだが、裏返しならぴったり嵌るゾーンが多々ある。
最初は、たまたまかと思ってたが、川のジグザグを見てると、それに沿って置けないようにデザインされてることに気づく。
くにちーめえ!!
岩はなんせ潰したい。コの字のタイルで埋めたいのだが、1マスだけ、森林や岩山に重なるようにデザインされてやがる。
くにちーめえ!!
ゲーム終盤。ここまでくると空白が目立ってくる。この空白マスは失点となるので、残りのタイルをしっかりと見据えながら計画を立てていこう。
途中で、コタのマップをみるとミスを発見。
わし「お前、なんで、タイル離れて置いとんねん」
コタ「あ」
しょうがないので、その部分はmiaの温情で移動させてすませた。
ほんまなら取り除いて、パス扱いやのに。
パスしたタイルはこのように裏返しに置いておく。1枚マイナス1点。この写真が実は最終形。
それに反して
ソージロ「あ、ここにおけるよ」
結構、ソージロがサクサクとゲームを進めて、他人にアドバイスしてくる。
ルールも間違っていない。
しばらくすると、またしてもコタ
わし「おい、またやっとんぞ」
どうにも岩を潰したくてやってしまうぽい。
ここでコタ拗ねるが、そこはなだめすかして続行。
後半になると、もう置けないシーンがでてくる。
わし「パス」
コタ「ボクもパス」
ソージロ「パス」
わし「あれ、もうほかのタイルみたら殆どの場合で置かれへんからゲームから抜けた方ええんちゃう? あ、でも草原余らすと失点なるから微妙やな。5枚中2枚が先にでたらええけど、あとにでると毎回パスで失点なるぞ」
ソージロ「じゃあ抜ける」
miaはパスした。
ラストはこれしか置けないというパターンになるので、引き運に掛かっている。
草原埋められなかった失点とパスすることによるタイル失点との兼ね合いで抜けるタイミングを図るしかない。
そうこうしてすべてのカードが引かれてゲーム終了。
ここで得点結果。
初期点として10点あるということは結構マイナスが多いという事。
mia「え、ちょっとまって。これ抜けといた方が良かったの?」
わし「今更あかんで」
mia「でも、置けないんだから、いいんじゃないのよ」
と強引に途中で抜けたことにしやがった。
その結果、
わしが9点、コタが8点、ソージロが4点、そして唯一プラス点だったのがmiaで11点。
miaの最終形。巻き戻しで抜けたのでマイナスタイルがないのだ。汚い!
コタの最終形。惜しい。
ソージロの最終形。空白が目立ってしまった。
進行状況点はmia2点、わし1点加算。エピソード2の前にコタとソージロは木シールを貼り付ける事ができる。1本の木だ。
mia「こんだけ」
わし「失点となる草原を1つ潰せるから結構強いと思うで」
所要時間30分
そして1週間後エピソード2を始める。
大幅な得点パターンが追加される。
そこで特化した戦術を試して満たんやけど、点差が僅差になった。
くにちーの凄さが現れてる。
今度はわしがトップでコタが2位となった。
今回はかなりうまくできた。
エピソード3では、…まあ書くとネタバレになるのでここまで。
ちなみに所要時間は同じ事を繰り返すだけなので同じである。
miaのコメント
毎週やるのが楽しみ。同じ条件なのにまったく違う街になるのが面白い。
ソマーリオ
ただのパズルやん。
くっそ、ただのパズルやのに、めっちゃおもろい。なんじゃ、これ。
まあ、パズルはおもろいけど、ルールをしばってゲーム化することで更に楽しくなる。
同じ事を繰り返すだけなので、おもろいからと連続でやると流石に飽きるとえりえりから言われてたので、オススメ通り週に1回やると、めちゃめちゃいい感じで家族団らんの時を過ごせる。時間があれば週に2、3回やりたいけどモンハンやってるからなー。
先にも書いたが、非常に僅差の勝負となるようにできている。
まだ序盤も序盤だが、この品質を保ったままゲームを楽しめるとしたら、非常にお買い得である。1回しかできないかも知れないが、1つのゲームを24回もやることは稀であるために、まったく問題にならない。
ルールは簡単で、プレイ時間はわずか30分である。しかもセットアップも楽ちんだ。
まさに毎週楽しめるお楽しみとなりえるのだ。
ルールについていえば、基本ルールは簡単で、徐々にルールを追加していくのだから、すんなりと複雑化していくルールに対応できるようになっている。これぞレガシーシステムの良さなのだろう。
コロナで緊急事態宣言が出て、外で遊べなくなったGWにぴったりすぎるくらいぴったりなゲームである。amazonで値段もめっちゃ安くなってるのでお買い得だ。
ひとつ、どうしても他のメンバーとやりたくなってリセットしたい事があると思う。
その場合は、シールをシール紙にカラーコピーして、使えばいいと思う。剥がす時は、前にお役立ちグッズとして紹介したオイルライターのオイルを使えば、キレイにはがせると思う。
進行状況や街の名前については別紙に書く。これだけで多分大丈夫。
わしは普通にカラーコピーして、養生テープで貼り付けたが、考えたら上の方法がぴったりだった。変えよう。
またすべてのエピソードが終われば、このゲームはやれないという事はなく、永遠モードというのもあり、これはレガシーシステムではなく通常のゲームとして遊べるようにできている。
ピクチャーズなんかより、こっちが大賞にふさわしいと思う。
ソロプレイ感はあるが、エピソードが進めば、それを覆すルールをくにちーなら用意してそうだ。なくてもめっちゃおもろいが。