ゲームに使えるお役立ちアイテム
BBSでよく訊かれるのでわしが使ってるゲームの備品を集めてみた。
木製の駒入れ
まずは定期的にBBSで話題となる木製の駒入れ。ジョーコデルモンドの写真によく写っているのでなんせ問い合わせが多い。
これはダイソーのゴムの木シリーズのひとつで、絶版なったり再販なったりしているらしいが、2010年度は絶版ぽい。わしゃ駒を無くすのが嫌なのと机に場所を稼ぎたい為、深さのあるこのタイプが一番気に入ってる。これやと少々雑にしたところで駒が飛び出すことはなく安心して使える。容量もチケライの駒1人分くらいが入る。手を突っ込む感じが碁笥につっこんでるみたいで具合もいい。わしゃ5個しか持っていないが、TAMなんかは再販されたのを見つけて買い占めてた。
残念ながらこいつは絶版だが、100円ショップにいけば他に使いやすいタイプがあるかも知れないので、諦めずに探してみて欲しい。
チャック付きビニール袋
収納する時の駒入れ用ビニール袋は駒を無くさないようにするのに必要不可欠。こちらも100円ショップにいけば売っているが、チャック付きでA6サイズとA7サイズの2種類があれば便利だろう。
両面テープ付きの奴があるが、これは不便なので必ずチャック付きのを買うように。ちなみにチャック付きと両面テープ付きのビニール袋は用途が違うようで、ショップ内の離れた場所に置いているのが普通である。
ピルボックス
もう少し見栄えを良くしたい、或いはゲームジャーナルなどの雑誌付録ゲームなどの場合は、プラッチック製のピルボックスが便利である。色んな形が出ているが、特に使い勝手のいいのが、写真の2種類。
1つはマス目を可変出来るので容量に応じて変える事が出来る。尚かつ、コンパクトなので駒を収納した後、ゲーム箱の中に納める事が出来る。わしゃ、エルグランデの駒やアグリコラの駒はこれに入れてる。
もうひとつは主に雑誌付録ゲーム用で、マス目が多く、小さなカード類を納める事が出来る。マス目は固定されているがシミュレーションゲームの駒は紙製のが多くて、可変タイプだと底の隙間からすり抜けて混ざってしまう恐れがあるが、こいつなら安心である。そして駒の種類がやたらと多いのにもぴったり合う。
駒入れ+収納
ダイソーからとんでもない代物がでている。えりえりの家に行った時に教えてもらった。
上記2つの機能を併せ持つ収納と共にそのまま駒入れになるというまさにボードゲーマー御用達のグッズだ。ただ店頭で置いてるのは稀なのでボードゲーマーのほとんどはダイソーオンラインでまとめ買いをしている。
2個版もあるが、こちらはそれぞれ蓋がついてるのが逆に邪魔やったりする。
見た目が完璧と思いがちだが使い勝手が悪いことが多々ある。ボードゲームの箱に入らないケースがあるのと、底面が四角なので、駒がハマるとさっと取りにくい時がある。
ダイスタワー
元々はクニッツィアのドラゴンランドに付属してたダイスタワーだったが、やたらとさいころを振るのに都合がいいとmoonさんがブログで紹介してから、人気が爆発しそれを真似たものが発売されるようになった。なんせ上からさいころを放り込めば、ボードをかき乱す事なく指定した位置にしっかりと振られて出てくる。
木製、プラッチック製、紙製、スポンジ製と色々出ているが、わしの持ってるのはグランペール・アトラデザインの紙製のもの。1000円で2枚セットになっており自分で作らなければならない。残念ながらグランペールのは2010年時点で絶版となってるが、皆の声が大きくなればきっと再販してくれるはず。海外製のはDiceBootで調べれば出てくる。
木製のは収納場所に困るし、プラッチック製のは転がる音がうるさいという欠点があるらしいのでフェルトを張ってる人もいるようだ。
さいころを振るシーンがやたらと多いシミュレーションゲームでは必需品と言っても過言ではない。さいころでボード上の駒を破壊する事なく、胡散臭い振り方を注意される事もなく、さいころ振りの連続にもまったく苦にならない。これがもう少し早くに発明されていれば、さいころを振る回数が異常に多く、紙製の駒がすぐに吹き飛んでしまうウォーゲームは未だに全盛やったかも知れない。
カードスタンド
メモワール44に付いてたカードスタンドが、これまた人気を博してしまい、お手製の物まで出てくる始末。海外でもカードスタンドという名でいくつか出ている。
手にカードを持ちたくないというオビ湾のような横着者御用達。これがあれば、ずっとカードが一望出来るし、手の小さい子供でも大人と同じようにプレイ出来る。
だが、場所を取るのと、ちょっとした事でぱたっと倒れて自分の全カードが御開帳とかなってしまい、ゲーム中、終始カードスタンドに気を遣わねばならないという暗黒面を合わせ持つ。ダークサイトに落ちたオビ湾以外の人には、まったくもって不要だろう。わしゃ、木製の駒入れを使っているのもなるべく気を遣いたくないからであって、これの出番はない。肩こる。好きな人は使うといいだろう。今思うとメモワール44には必要なシロモノだと思うが、他のゲームではどう考えても要らん。
キッチンタイマー
やたらと長考する人がいれば、これが欲しくなるだろう。100円ショップで売っているが、リセットするのが手間なので、ラミィキューブタイマーが最高に便利。なんと15秒前にお知らせまでしてくれる。ラミィキューブについては考え出すとほんまにきりがないので、タイマーは必需品となる。また交渉時間が決められているゲームでは、砂時計よりも音で知らせてくれるので重宝する。テンポよくゲームをするととても気持ちがいいフィンカや銅鍋屋みたいなのに使うといいだろう。
44面プリンタラベルとノーカットラベル
カードを自分で日本語化するのに必須。44面とノーカットがあれば、ほとんど事足りる。
ちなみにブルームーンのようなシャッフル率の高いゲームはカラーで印刷すると、こすれてインクが剥げ落ちて非常に貧乏くさくなるのが欠点。そういった事を考えると、白黒が一番寿命が長くていいのかも知れない。
ノーカットの場合、ハサミで切ってるとべたべたになって切れ味が悪くなるので、シール剥がしスプレー(もしくは下にあるオイル)で手入れしよう。
ドライヤー、消しゴム、ライター用オイル
こんなもん何に使うんやろ? と思う人が多いだろうが、これらは全てシール剥がしに使う。
日本語シールを新しくしたいとか、間違ったシールを貼り替えたい、或いは日本語シールが不要になったなんて事はよくあると思う。
ドライヤーで熱してから剥がせば粘着力が弱まってるので剥がしやすい。が、失敗してシールが残ったりすると目も当てられない。そこで消しゴムの出番である。消しゴムでこすれば取れる。
しかし、最近、わしもエルグランデのシールを貼り替えようとして、あまりの粘着力に挫折しかけた事がある。紙製のカードにダメージを与えるシール剥がしスプレーなぞは以ての外。そこで検索したら出てきました。
それはZippoなどに使うライター用オイル。100円ショップで売ってるオイルでもいいが、近所には売ってなかったのでZippoのオイルを買うた。これをシールに垂らせば、簡単に剥がれる。揮発性が高いので、すぐに乾いてカードにダメージなし。神の仕業かとまじでびっくりした。印刷物によってはインクがにじむなんて事もあるかも知れないのであくまで自己責任でやってみて。ちなみにブックオフではこれを使っているらしい。上記のハサミも、ティッシュにオイルを濡らして拭けばOKである。剥がし残しも同じようにティッシュにオイルを含ませて拭けばいい。火の元には気をつける。
テーブルクロス
机からカードを取ろうとすると滑ったり机に張り付いたりしてなかなか取れない事がある。そこでテーブルクロスの出番となる。moonさんのブログでハイミロンというカーテンに使う素材がいいと書いてたので探して買うてみたはいいが、高級感を出そうと赤色を選んだのが運の尽き。目がとても痛い。。。我が家ではすっかり出番がない。麻雀マットがなぜ目に優しい緑かがよく解った。ただゲームのたびに敷くのはかなりめんどくさいので、普段から使えるテーブルクロスが一番いいと思う。
巾着袋
タイルを放り込んで引くのに使っていたが、近年、その手のゲームは巾着袋付きが増えたので自前で用意する事はほとんどなくなった。100円ショップにいけば色々売っているので、必要なら買えばいい。その際、透け透けになる薄手の白系は避けた方がよい。わしのお気に入りは祭と書いてる巾着袋であるが、最近めっきり出番がなくなった。
ランチボックス留め
カードゲームなどを運ぶ時に、中身ががさっと出てしまうのを防止するために100円ショップにあるランチボックスを留める奴を使えばいい。太いのでまず箱が開く事はない。ただし輪ゴムを束ねても見栄えが悪いだけなので、不要といえば不要。輪ゴムを使った場合、腐ると箱にこびり付いてとんでもないことになるので、あくまで一時的な移動用として使うように。カードは輪ゴムで止めるのはもっての外。輪ゴムはずっと放置してると腐ってこびり付くのだ。
おまけ:レイシャッフル
カードをシャッフルするとき、通常シャッフルではほとんど混ざらないという事に気づいてる人は多いと思う。そこで手品師がやってるようなリフルシャッフルをしたいところだが、カードが小さいとやりにくいし、またカードが痛みそうである。或いはタロットカードのように、場にバラバラにして麻雀のように混ぜ合わせる方法もあるが、これまた机の汚れをカードが拭き取ってしまったりしてカードが痛みそうだ。痛みを防ぐカードスリーブを付けてるならかなりやりにくくなる。
そこでわしが発明したのがレイシャッフル。
カードを、人に配るようにして4,5カ所くらいの山に分けてカードを配っていくのだ。そしてその山を合体して、通常のシャッフルをすれば出来上がり。もう一度レイシャッフルをするならもっとよく混ざるが、その場合、山の数を変える必要がある。人数と同じ山の数にすると元禄積みになって、全然混ざらないので注意すること。
そもそもマジックザギャザリングをやってるときに、土地なし地獄とか、土地ばかり地獄が出て非常に頭に来た為、これを防ぐ為に編み出した技である。自然界のランダムさとはまったく違う人工的なばらつきが出来るのが欠点でもあり長所でもある。ゲームを楽しくやるのには丁度いいと思う。
ゲームの準備作業の時、TAMにこのシャッフルを説明するときに「わしがようやってる例のシャッフルせえや」「例のシャッフルやっといて」とか言うてたら、いつの間にやら例のシャッフルがレイシャッフルという固有名詞となってしまった。
とりあえず新しいゲームを買うたら駒抜きとレイシャッフルを行っている。よりよく人工的に混ぜ合わせたい場合、表向きにレイシャッフルするのが通。
今調べてみるとすでにディールシャッフルという名前であるらしい。
gioco del mondo