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Inka Brand
Markus Brand
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KOSMOS
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2〜4人
15分
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モンスターがすむ家
この家を知っている?
モンスターが棲んでいるんだ。
彼らは夜な夜な家の中で遊び回っている。
どう? モンスターを僕たちと一緒に捕まえてみない?
プレイ感
非常に仕掛けがおもろそうで、子供ゲーム大賞にノミネートされたがカラフルミミズに破れた。たいしたことないんかなと思っていたが、どうみてもやはり面白そうなんで購入してみた。オビ湾、タメラ、miaとの4人プレイにて。
両隣の人と協力して袋駒を中央の穴に落としていくゲームだ。つまり手番プレイヤーは2人で、それぞれ水平方向、垂直方向2本の棒を持ってゲームスタート。カードをめくるとモンスターが描かれている。そのモンスターをボード上で探し袋駒を置く。それから協力して棒を操って真ん中の穴に落とせばよい。成功すれば次のカードをめくって、袋駒を置いてと砂時計が落ちきるまで繰り返す。成功したカードをお互いの得点としてプレイヤー間の間に置く。当然、途中で袋駒が倒れると最初の位置に戻して再スタートしなければならない。
最終的に4人なら2回ずつ手番を終えてゲーム終了。自分の捕まえたモンスターカードの枚数、つまり両隣に置いてあるカードの合計が得点となる。
ちなみにこの袋駒はモンスターを捕まえた袋という意味だ。
隣の人とペアになり袋駒を中央部の穴に落としていく。
まずはわしとオビ湾の手番。
わし「いくぞ。はい」
オビ湾「はい」
わし「はい」
オビ湾「はい」
わし「はい」
オビ湾「オッケー!」 と駒をたたき込む。
次をめくって
オビ湾「はい」
わし「はい」
…
とこのようにやるだけ。何故かかけ声が出る。
かけ声重要。
かなり熱中してやったので、写真が少ない。そういうゲームなのだ。
ところどころ焦ったりして、駒がこけたりする。
わし「しまった」
オビ湾「戻して戻して」
焦り出すと同じところでまたこけたりする。
わし「しまった」
オビ湾「焦らず、落ち着いて!」
大のおっさんふたりが、超仲良く協力。
これはやる方も見てる方も楽しい。
結局、オビ湾がmiaコンビでも素晴らしいプレイをしてぶっちぎりの勝利。
わしはタメラとの連携で失敗して伸びがなかった。
所要時間15分
おもろいと大評判だったので、大人向けの上級ルールがあり、そっちでもやろうという事になった。
同時に別のカードを1枚めくる。そこにはトイレや風呂、本棚が描かれている。その場所に一旦、袋駒を通過させてから落とさなくてはならないというルールになる。
このルールにより、少しだけ難しくなるが基本は同じだ。ただし大人同士でやると、カードが足りなくなってしまう可能性もあるのでこのルールを採用した方が良いと思う。
オビ湾のコメント
これは楽しいわ。これって大賞逃したんでしたっけ? 信じられない。
タメラのコメント
これが大賞逃す時点で大賞の権威はないですね。
ソマーリオ
仕掛けの持ってるイメージと実際にやったイメージが寸分違わない。お子様向けアクションゲームとしてくるりんパニックと同じく後世に残さないといけない名作だと感じた。
こういったアクションゲームの楽しさを文章にするのは難しいが、見た目からどんなゲームか十分に想像がつくだろう。
子供ゲーム大賞を何故取れなかったかという疑問に関しては、カラフルミミズと明らかに年齢層が違うからだと思われる。2011年の審査員の考え方として、アクションゲームよりも、4歳から出来るカラフルミミズに軍配をあげた、そういう事なのだろう。
しかしもう少し子供が大きくなれば、大人でも十分に楽しめるモンスターがすむ家に当然軍配があがる。大人でも子供と対等の条件で、いや、ひょっとしたら子供の方が上手かも知れないので、全力でやって楽しめるのだ。
コンポーネントはボード上に描かれたモンスターの絵柄はドイツテーストで可愛らしくて非常に良い。これらのモンスターが日本のからかさお化けやろくろ首とかにしても楽しいゲームが出来ると思う。日本のメーカーはローカライズすべき。
デザイナーは調べてみたら千の鏡のお城のデザイナー夫妻である。今後も子供ゲームに期待が持てそうなデザイナー夫妻だ。
当時はカラフルミミズしかやってなかったので、納得の受賞だと書いたが、一旦、こっちをやってしまえば、オビ湾やタメラの言うように、なんでこっちに大賞を獲らせんかったんやろなあと思った。こっちを選ぶ事で子供ゲーム大賞にバラエティが出るのに。