Carmen Kleinert

Zoch

2〜4人
5分

カラフルミミズ

よーいどん、畑でミミズの競争が始まります。
みんなで応援しましょう。
ミミズは土にもぐって進みますが、花畑とイチゴ畑で少し顔を出します。
どのミミズが最初に顔を出すか予想してみましょう。
うまく予想できたら、自分のミミズをより進めることができます。 最初に畑の端から顔を出したミミズが勝ちです





プレイ感

ドイツ子供ゲーム大賞に選ばれたので、買うてみた。簡単に出来そうだったので、miaと二人プレイする事にした。


手番にサイコロを振る。その色のミミズパーツを押し込む。押し込まれたパーツはミミズの頭を押し出して、ぐんぐんと伸びていく。先にゴールすれば勝ちという単純なもの。


非常に可愛らしいボードは、上質な絵本のよう。

ポイントはパーツの色によって長さが違うところと、途中に2カ所、予想ゾーンがあり、手番に誰が顔を先に出すかを予想するタイルを置けるようになっている。もし当たれば、そのパーツを追加で押し込めるのだ。


写真ではわかりにくいが2段になっており、このようにミミズの頭のタイルを胴体のパーツで押し込んで奥に進んでいくようになっている。
途中、パンジーとイチゴの場所で土の中が見えるようになっており、誰が一番早く顔を出すかタイルを賭ける。当たれば、その胴体パーツを入れる事が出来るのだ。

白ミミズは、ちょっと気持ち悪かったので、わしは青、miaは赤を選択。

実際のところ、このゲームについてプレイの雰囲気を書くところがない。
そのまんまのゲームで、サイコロの色について一喜一憂するだけ。


今回はmiaが絶好調だったのでわしもmiaに賭けた。顔がにょっこりとでる。


遅れてわしも顔を出す。可愛い。

青なんか出た日にゃあ、こんなん差し込まん方がマシじゃという殺意を抱くレベル。

ただミミズが地面の中をすいすいと掘り進んでる雰囲気がよく出来ている。

途中の予想ゾーンは二人プレイなので、そんなに難しくなく、簡単に当てる。

miaがサイコロの目に恵まれて圧勝。

所要時間5分


蓋をあけてみるとカラフルなミミズが地面を掘ってる姿が浮かび上がる。ちょっと蟻が沸いてるところが気色悪いけど、妙に土の中はリアルだ。
なんとなく、みつばちマーヤの冒険を思い出す。

mia「可愛い!」

そう、このゲームは、この最後の姿を見ることが目的のゲームなのだ。

すぐに2戦目、3戦目と行って、1勝2敗で終わった。


2回目は、わしがかろうじて勝利。下に見えるのがサイコロ。

miaのコメント

可愛いゲーム。早く子供とやりたい! それにしても蟻のところは気持ち悪かった。踏みつぶしたくなるレベル。

ソマーリオ

ただのサイコロ運なのだが、仕掛けが単純ながらも効果的に出来ており、納得の子供ゲーム大賞受賞作だと思う。
特筆すべきは、紺碧さんからメールを貰ったように子供だけでゲームが出来るという事である。これは凄い事だと思う。
地面に横たわるカラフルなミミズの姿は、蟻の巣穴観察を想像させるのだ。

カラフルな色を使ったパーツは、小さい子供にはたまらないだろう。
対象年齢は歴代子供ゲーム大賞で最も若い4歳以上からという事をみると、このゲームのターゲットが浮き彫りにされてくる。

小さい子供に大人気の虹色のヘビと同じ、出来上がった姿を楽しむタイプで、記憶系が多かった子供ゲームにぐんと小さい年齢から楽しめるこういったゲームが加わったのは素晴らしい事だと思う。
またちょっとしたギャンブル要素が加味されているのも良い。

ただし、あくまで小さい子供向けなので、大人が楽しむにはちょっと辛いものがある。小さい子供がいる家庭にだけ勧めたい。
それと、圧倒的に先手有利なので、ゴールするときは、1巡廻りきってから一番頭を出してたミミズが勝利という形にすればいい。輸入をかけて、ざくっと英語ルールを読んだだけでやったので、ひょっとしたらそう書いてるかも知れんけど。

gioco del mondo