Eric Olsen

The Op Games
KOSMOS

3〜18人
30分

フリップ7

amazonで購入

同じ数字を2度めくらずに、カードを1枚ずつめくります。
簡単そうに聞こえますか?もう一度考えてみてください!これはただのトランプではありません…フリップ7には、1のカードが1枚、2のカードが2枚、3のカードが3枚など、さらに追加ポイントを獲得したり、セカンドチャンスを与えたり、自分や対戦相手を動けなくしたりできる特別なカードがたくさんあります。
あなたは、バーストする前に安全にポイントを貯めるタイプですか?それとも、すべてを賭けて7連続で表向きにしてボーナスポイントを狙うタイプですか?運と戦略が融合したこの中毒性のあるカードゲームは、きっと今までプレイした中で最高のカードゲームになるでしょう!

プレイ感

紺碧さんからの土産でもらった2025年度のドイツゲーム大賞ノミネート作品。まあ、ぼちぼちと言いながら渡されたw
ただ人数をみると最大18人までできるとあるので、これなら大阪帰省のおりに持っていこうとなった。7人いるのでそういったゲームは貴重なのだ。


ルールはよくあるバースト系で、似たゲームがいくつかあると思う。
カードは0から12まであり、それぞれその枚数だけカードがある。0だけ例外で1枚ある。
それにアクションカードが3種類3枚ずつ、得点修正カードが6枚入っている。

親プレイヤーは、時計回りに各プレイヤーにカードを貰う(ヒット)か降りる(ステイ)かを問う。
ヒットと言われたら1枚配る。そのプレイヤーは自分の場にオープンにしていくが、同じ数字がでたらバーストとなり降りて0点となる。
ステイの場合、そのプレイヤーは得点集計する。数字の数の合計だが、得点修正カードの修正も加える。また数字カードが7枚揃ったらフリップ7といって、+15点もらえる。


親がプレイヤーにカードを配る。各自、それを並べていくのだ。同じ数字カードがでたらバーストだ。

アクションカードがでたら、選んだプレイヤーにカードを渡す。セカンドチャンスの場合は自分が貰う。
※実はここがよく分からず、親プレイヤーが選ぶという話もあり、実際にどうかが分からない。今回は手番プレイヤーが渡した。

こうして全員が降りたら各自合計点をメモする。親プレイヤーを時計回りにまわして、全てのカードをシャッフルして同様に繰り返す。

誰かが200点を越えた時点で一番得点が高いプレイヤーが勝ちである。

ちゅうわけで、コタ14才、そーじろ11才、mia、姉、兄、甥の7人プレイにて。

普通のとちょっと違うのは手番プレイヤーがめくるのではなく、親が配るというところだ。そういった意味ではアクションカードはやはり親に選択権があるのかも知れない。1度被ってもバーストしないというセカンドチャンスという強いカードもあるしな。


初回あるあるで、よく混ざっておらず、バーストしまくり。

ゲーム自体はよくあるパターンだが、いつものようにmiaが自でめくろうとすると

わし「親が配んねや」

mia「あ、そうか」

でもこれ、自分でもやっちゃうのよな。

このゲームの肝はカード枚数の構成だろう。

大きな数ほど得点は高いが、バースト率が高くなってしまう。

0とか1は確実にバーストしないので非常に強いカードとなる。
0は0点だが、フリップ7の枚数には数えられる。


よっしゃ、フリップ7や。

そして

そーじろ「フリップスリー。じゃあ、ママ」

目玉はなんせフリップスリーで無理やり3枚引かせるプレイだ。

mia「あ、くそ、バーストした」


フリップスリーで殺される。

この後、展開としては、そーじろもうまく得点を重ねたが、miaがぶっちぎってる。

結構、バースト率が高い。

コタ「フリーズ。ママ」

mia「ちょ、なんでわたしばっかり」

フリーズは強制降りだ。

トップたたきはドイツゲームの常やでぇ。

しかしここでmiaもコタに復讐する。

mia「フリップスリー、コタ」

コタ「酷い!!」


ここでmiaに復讐されるフリップスリーを食らうコタ。しかし・・・

わし「いや、フリップ7になったらそれ以上引かんでええで」

コタ「やった」

とまあ、あまり殺伐とした感じではなく和気あいあいと進んだ。

結局、2,3回やったけど、誰が勝ったか覚えてない。

フリップ7もそこまで難しくなく、2回ほど出た。

所要時間30分

コタのコメント

もっかいやりたい!

と言うたが流石に夜遅いので却下した。

ソマーリオ

だるまあつめとか、ファミリーインクとか、ぷーさんのハニーコレクションとか、まあ、似すぎで、なんでノミネートになったのかよう分からんレベルであるが、その分のシステムの面白さの安定度はぴか一である。

このゲームならではの視点といえば、カードの数字による枚数違いで、確かにこれはチーキーモンキーでも採用されているが、数字とリンクしているのは分かりやすくて良いだろう。
しかしなんといっても、フリップスリーがこのゲームらしさのポイントだ。
相手を能動的に邪魔できるが、下手をすると高得点を与えてしまう。


このタイミングでのフリップスリーはお得だ。

とまあ、あまりドイツゲームをやったことのない、あるいはバースト系をあまり知らないプレイヤーには非常に新鮮に映るだろう。
また、プレイヤー人数の幅が広く、ルールがとても簡単なのも学校のレクレーションや修学旅行など皆が集まるところでは大活躍するゲームだ。
面白さだけで言えばだが、ここは他ゲームで色々あるので無印とした。

わしもいちいち持って帰るのも面倒なので実家においてきた。
親が配る、これ大事。カジノのような格好良さがある。これでプレイの雰囲気が変わるのだ。

gioco del mondo