Alain Rivollet
Gaetan Beaujannot

Repos Production
Hobby Japan

4〜12人
60分

コンセプト

駿河屋で購入
『コンセプト』は、出題された「お題」を、言葉を交わさずに、そのお題の”コンセプト”をゲームボード上に表示されたアイコンをヒントにして当てさせる、
ヨーロッパ、アメリカで話題沸騰の新感覚のコミュニケーションゲーム。2014年のフランス年間ゲーム大賞(AS D’OR)を受賞の人気作が日本語版で登場です。

このゲームでは、プレイヤー2人1組(着席している隣同士)でチームになり、「お題」1つを選び、他のプレイヤーにそれを当ててもらいます。
2人一緒にゲームボード上のヒントになりうるアイコンの上にコマを置いていきます。一番先に「お題」を当てたプレイヤーは勝利点2点を獲得し、
出題したチームのプレイヤーもそれぞれ1点ずつ獲得します。最終的に最も勝利点を多く獲得したプレイヤーが勝者です。
「お題」は、各カードに初級、中級、上級の3つの難易度別に各3つずつ表示され、その中から1つを選んで出題します。
古今東西の物、人名、音楽、作品名、ことわざ、名言など様々な分野から全部で990種類も用意してあります。
このお題をチームワークと個人のセンス、インスピレーションでヒントを出して、上手に当てさせましょう。
ヒントは、ゲームボード上に表示されている100種類以上あるアイコンの上に、メインコンセプトとサブコンセプトの推測コマを置いて出します。
このような形でゲームを進め、みんなで抱腹絶倒のコミュニケーションを楽しんでください。

プレイ感

ゲームマーケットにてCOQが手に入れた先行版を「評判的にクソゲーらしいで」とわしがどっかでみた情報を教えたら、買うた事を非常に後悔してた。ところが突然、ゲーム会の前に「ドイツゲーム大賞はコレじゃないでしょうかね」とつぶやきだした。この情報がタナカマから出た情報なら、「ああ、在庫はきたいんやな」とステマを疑うところだがCOQにはステマする意味がない。ほな、持ってきてやと言うことで持ってきて貰った。
タナカマ夫妻、COQとの4人プレイにて。miaは最近のゲーム会では子供のお守りで、外回りしてきて貰ってるのでなかなか参戦できないのだ。


2人が親となって問題カードをみる。で、ボード上にある様々なアイコンに対して、駒を使ってそのお題を表現するのだ。残りのプレイヤーはそのお題を当てる。当てたプレイヤーは2点、当てられた親も良いヒントを出したという事で1点貰える。親は一人ずつずれて交代していく。2点マーカーがなくなった時点で勝利点が多いプレイヤーが勝ち。

COQがルール説明後…

タナカマ「俺が聞いたルールと違いますね。BGGに載ってたルールでした」

COQ「確かにそのルールだともっと評価が変わったと思います」

COQ曰く、このゲームのルールは非常に曖昧で、問題に対する時間制限がない。また出題者側も、何度でも解答者の顔色や話をきいて、どんどんと駒の位置を変える事ができる。完全にリセットしても良いのだ。
ここまでくるともはやゲームとは言えず、ただのコミュニケーションツールではないかとBGGなどで酷評する人がいるようだ。で、BGGにもう少しシステマチックに出来るルールが有志により公開されているらしい。

わし「ほな、そのBGGルールでやろか?」

COQ「でも、レビューするんですよね?」

よう解っとる。ジョーコデルモンドでレビューするからにはやはり付属のルールであるべきだ。

わし「ところでなんで親2人なん? 1人でええやんけ」

COQ「僕もそう思って、前に1人親でやった事があるんですが、こういった表現が苦手な人がいて全然ゲームが進まなかったんです。そういうのも考慮にいれて2人親なんじゃないですか?」

わし「なるほど」

チーム戦というわけではなく、隣の人同士が親になって親コンビが変わっていく方法らしい。
最初はやった事のあるCOQ、タナカマが出題者となった。

駒にはメイン駒と言われる駒と同じ色のキューブが多数と、サブ駒と同じ色のキューブが多数ある。これをどう使おうと出題者次第なのだが、メイン駒はそのものズバリに置いた方が良いようだ。

男にメイン駒が置かれる。

これで男性の名前が答えだと解る。


こういったイメージボードに駒を置いていってヒントを与える。隣り合った2マスは対になっている。駒はいくつかの色があるが緑色のメイン駒以外は好きに使ってよいのだ。というかメイン駒も好きに使ってよい。また右の方の小さいキューブも好きに使ってよい。なんせ好きに使え、だ。

それからサブ駒に音楽と地球。

地球規模のミュージシャン?

細々したキューブを置くが、どうにもよく分からない。

あっきー「どこの国の人?」

COQ「あ、そうか」

色のマスに、青、赤、白

タナカマ「え? 白ってあったっけ?」

COQ「ありますよ」

こんな風に質問しても構わないようだ。

イギリスかな?

わし「あー、ビートルズ!」

COQ「めちゃ惜しい!」

それから戦いのところと骸骨におく。

わし「あー、あー、あれや、あれや。ラブアンドピースの人や、ぽ、ぽ、」

あっきー「ポールマッカトニー?」

わし「あ、そうそう」

タナカマ「違います」

実はわしはこのとき、オノヨーコの旦那だと思っていたがそれをど忘れしてしまい、ポールマッカトニーがそれだと気が動転してしまっていた。

そこからかなり色々と会話がなされた後

あっきー「ジョンレノン?」

COQ「正解!」

わし「しもうたあ!! ジョンレノンやんけ!」


お題カードには3段あり、難易度が違う。一番上は簡単すぎるというので、今回は2段目でやった。各段には3つの問題があって、そのうち好きな奴を選ぶという非常にユーザーに優しい仕様となっている。選べると楽と思うかも知れないが、3つとも難しいのがあったりするので悩むだろう。

次の出題者は、タナカマ夫妻。

これがさっぱり解らない。
何度やっても解らないので、COQとギブアップ。

タナカマ「カールおじさんです」

わし「解るけー!」

COQ「ちょっとこの2人、プレゼン能力低いんじゃないっすかねえ」

わし「ほんまほんま。ボッタクリデーズの行く末が心配や」

タナカマ夫妻「そんなことないですよ。答える側が悪いんじゃないんですかね」

で、今度はわしとあっきーが出題者。

今回はお題の難易度は3段階の2段階目にした。1段階目やと簡単過ぎるのだとか。
で見ると3つ書いてある。(1つ目忘れた)、ノルウェイの森、怒りの葡萄

(|| ゜Д゜)ガーン!!

超難しいやんけ。ここで2人で相談。この中やとノルウェイの森あたりならなんとかなるか。

まずはメイン駒を文学のマスに。

それから木が芽生えてるところに集中的にキューブを置く。

サブは男のところと世界的なところ。

内容覚えてないので、もうここまでか。

わし「あ、そういやこれあったような」

映画マスに置く。

あっきー「なってるなってる」

さらに赤と白のマスに。

タナカマ「えー、日本の小説で映画化されてる奴かあ」

ふとアイデアが思いつく。

サブ駒を受賞マスのところで、コテンとこかす。

あっきー「あー、あー、そんな感じ、そんな感じ」

COQ「ん? ん? 殺された??」

わし「ちゃう」

しかしさすがに解らず、ギブアップ。
まあ、こんなん解ったら天才やな。

とまあこんな感じでゲームが進む。


わずかこれだけであしたのジョーと答えた。そら、大ファンでしたから。

時にはさっと簡単に当ててしまったり、なんであしたのジョーが解って、ロッキーが出てこんねんとあったりしてゲームは楽しく進んだ。

得点はタナカマが1点差をものにして勝利。

所要時間60分


ちょっと同じような写真で申し訳ない。勝利点チットが見える。でもコンポーネントはこれだけなのよ。

COQのコメント

いやあ、やっぱりこれが大賞だと思いますね。楽しい。ポイントは絵心のない人でも一緒に楽しめるところなんです。

タナカマのコメント

当てても当てられても楽しいですね。

ソマーリオ

この言葉も何度書き尽くした事か。コミュニケーション系はもうええ、と。ところがやってみるとこのゲーム予想外に楽しい。出題者を2人にしたのも慧眼としか言いようがない。この手のタイプは普通、出題者に孤独感がある。ところがこのゲームでは出題者側に廻ったとしてもコンビで出すので、自分の表現と相手の表現をお互いにコンタクトを取りながら「お、そうそう。その表現」と楽しめてしまうのだ。

1人では表現できなかったことが、2人だと止まることなくさらさらと表現できてしまう。まさに3人集まれば文殊の知恵って奴だ。このおかげでゲームはとてもスムーズに進む。また問題が3つから選べるというところもスムーズにゲームを行う見事な気配りだ。

また表現の方法も、解答者側と対話形式を許してるところもとても良い。確かに厳密なルールがないとと言われそうだが、これはこれでとても機能しており、難しい問題であっても、表現方法を変えることでなんとかなったりする。

正解!

当てた方は、やった! と思うのはもちろんだが、当てられた方も、どや、わしの表現力は? と嬉しくなってしまうのだ。当てても当てられても楽しい。その楽しさってのは笑いとかではなく、自分が認められたという充足感なのだ。芸術家が自分の作品が認められた時って、こんな感じなのかも知れない。

ルールの曖昧さについても、うるさ方が言ってるだけで、普通のプレイヤーなら、まったく曖昧だとは思わないレベルだ。少なくともわしはまったく違和感がなかった。タイムアップを決めなければ、ずるずると時間が延びると最初は思ったが、そんなことはまったくなく、ああ、もう無理やと自然にギブアップが出てしまった。勝ちにこだわる人なら、ずっと時間を費やすかも知れないが、常識的な範囲でやれるメンバーなら破綻はしないだろう。

ポイントはお絵かきが下手な人でも同様に楽しめるという事。これはとても重要だ。絵心のない人にとって絵を描くという行為は想像以上に苦痛なようで、それを主体としたコミュニケーションゲームというのは多い。
コンセプトは、絵でなくアイコンで表現する事で、そういった人でも一緒に楽しめるように出来ている。

コンポーネントはプラッチック製だが、同じフランスのブロックスのような透明な駒が良い感じで、ボードの絵柄も上手にアイコン化出来ているように思う。文句なし。

小箱のイメージ何色? に似ているが、こっちの方が後発とあってもっとよく出来ている。

大賞を取るかと事に関していえば、今年のノミネート作品は、宝石の煌き、キャメルアップと共に、全て逸品ぞろいで、どれが大賞を獲るかは審査員のさじ加減一つだ。
わしの心にぐっときたのはコンセプトだが、近年、ディクシットがこの手ので大賞を獲ってるので、コンセプトは少し勝ち目は薄いかも知れない。フランス人、こういうのほんま好きやねんなあ。

いずれにせよ、わしはこのゲームはコミュニケーション系の中でもトップクラスの面白さを持ったゲームと評価した。もしこのルールが曖昧だと思えば(わしはそうは思わないが)BGGに出てるルールで楽しめばいいだろう。
日本語版というのも評価が高く、帰省時に皆でやろうと買う事にした。

gioco del mondo