Emanuele Ornella

AMIGO

3〜6人
30分

ビザンツ

ビザンチン帝国の商人はことさら商売に長けている。
今日も市がたち、多くの商人がナツメグやら木材やらを交渉している。
商売の基本は相場を見極めることだ。
それにはビザンツで長年の経験が必要という事なのだろう。

プレイ感

日本で一般流通する前からおもろいと評判のカードゲーム。ムゲンがメビウス便に入っているので、キャンプに持ってきて貰った。よう見りゃ、作者はオルトレマーレのオルネッラやんけ。微妙な作者やなあ。ムゲン、Kei、mia、タカダ、フジとの6人プレイにて。


競りカードは、人数分出される。で、同じ内容の手札でそれらを競り落とすのだ。落としたプレイヤーはそのうち1枚と落札に使ったカードを別途、種類別に残して抜ける。次の競りは先より1枚少ない枚数で行う。こうして全員が競った後で、各自1枚ずつ残したカードを今度はべべ抜けから順番に1種類丸ごと貰うのだ。同種3枚一組で好きな1枚を残してその分の得点が入る。これらを繰り返すだけというもの。


最初の競りは6枚から。これを手札を使って競り落とす。0のカードは商人だ。競りの場も2と1が多く魅力は0の商人くらいだ。競りの場は落としたものから次々にぬけていくと同時に枚数も1枚ずつ減っていく。

このゲームの鍵となっているのは、商人カードの存在である。こいつは競りに使う時は0の価値しかないが、売るときはジョーカーの役割があり、3枚商人で揃えると5点という高得点になる。他の商品は最高でも4点なので、この得点の大きさが解ると思う。

そこで最初は商人が出れば高騰するという競りになった。なんせ3枚セットにして売りたいという思いが皆にある。

わしゃ、最初は手札の点数があまり芳しくなかったので、序盤から欲しいのを積極的に競り落とす事は出来ないでいた。競りは、手札を出す事で行われ、手札から足す事は出来ても、既に出したカードと交換して競り上げるなんて事は出来ない。クニッツィアがよくやるシステムだ。

それにつけても、こんなに1とか2だけじゃどうしようもない。

次々に競り抜けていく中、最後まで残ってしまう。

最後は1枚だけしか出てこないが、1枚は残すというルールのおかげで自動的に別札に置かれる。ここから、オルネッラお得意のべべ救済装置が働く。


競りに使われたカードと、競りのカード1枚はこのように種類毎に並べられ、ケツから順番に丸々1種類貰っていくのだ。べべのわしからの選択はもちろん、緑色のナツメグだ。

わしから好きな商品を丸ごと貰えるのだ。揃っているナツメグを貰う。

わし「じゃ、このミキプルーン貰う」

ムゲン「そやろうなあ」

順番に残ったプレイヤーから次々に取っていく。トップ抜けしたプレイヤーなんかは、1枚しか貰えないのだ。

そこから3枚一組にして一番良い得点札を残して、得点をしていく。手札は7枚までしか次のラウンドには残せないので、得点はしていかねばならない。なんせこのシステムだから1枚だけ得点が高ければいいのだ。


得点に使わなかったのが次のラウンドの手札になる。手札は7枚までしか持てないので、得点にするした方が良いが、残った手札もまた寂しいもんだすな。しかし競りの場はかなり高得点で魅力的だが、これでは勝てん。

mia「じゃ、商人3枚なんで商人残す」

うーん、これはしょうがない。

あちこちでこの商人狙いプレイが行われた中、わしゃ、ふと思った。商人を3枚集めるんは何かと大変や。
偉い高ぉ買うたとしても、その差はわずか1点だけ。ほんなら、こいつはこいつでジョーカーとして利用した方がええんちゃうか?

ムゲン「じゃ、商人3枚でいきます」

と偉そうに講釈を垂れてみたが、手札がヘボヘボでいつも抜けるのは最下位間近。結局は、その戦法にしかならへん。


おらー! 怒濤の5だが、ムゲンがあっさりゲット。5じゃ少ないよなあ。。商人二人おるのが魅力だが、ここらへんから商人別に要らんのでは作戦を思いついたのだ。

わしの作戦はこうだ。手札の巡りがいまいち悪いので、常に最後の方に抜ける。確かに序盤にゲットすると自分の思ったカードを取れるのでやりやすいのだが、後半でもここいち欲しい時に一気にパワーをかけて手に入れるってのもそれほど悪くはない。それよりも後半になればどのくらいの種類に余りが出るかを見て取る事が出来る。枚数の多いのになればいいので、それに合わせて抜ければいい訳だ。


相も変わらずしょっぱい手。でも一応4とか手に入れたら得点にはしてる。こうして残るのはしょうがない。

余りものだと馬鹿にしちゃいかん。なんといっても競りに使われたカードがそのまま出てくるのだから、商人以外ならなんぼでも手に入るのだ。そこで手札にある得点の高いカードを如何に効率よくセットで出していくかが問われる。

結局、終始早いうちに競りから抜け出たmiaがトップで、1点差でわしが2位となった。
早い内に抜け出すのと最後まで残る人が多かったプレイヤーが1位2位というこの結果は、非常におもろい。

所要時間30分

フジのコメント

ルールが分かりづらかったです〜〜!! 面白いポイントが見つからなかった…というか、ごめんなさい…フジ的にはいまいちでした。

タカダのコメント

セリの難しさを感じます。ワザと6番目(ビリ)になろうと思ってもなれない時が腹立たしかったです。

miaのコメント

私、こういったゲーム得意かも! 楽しい。

Keiのコメント

中々おもろかったですね、これも勝ったと思ったんですが、意外と皆さん点数とってたんで、敵の点数も覚えないといけないな〜と思いました。かなり接戦になるので。

ムゲンのコメント

なかなかジレンマがあってよい。僅差になるのだが最後まで結果がわからないとこが気を抜けなくていい。

ソマーリオ

ルールを聞いた限りでは、ワイン商に似てるなあと思った。そして実際のプレイ感もかなり似ている。他のサイトをみるとカッツェンジャマーブルースに似ているという話だが、わしゃこれはやったことがないので解らない。

とにかく、手札を使って手札を増やしてセットにして得点を稼ぐシステムは、ボーナンザノッティンガムの例に漏れずどうにもわしゃ好きのようだ。なんだかやってて気持ちいいのだ。

これはきっとガキの頃、仮面ライダースタンプカードや、ウルトラマンスタンプカードを集めた記憶がわしの脳髄に刻み込まれてるからだと思う。なんせ、楽しい。

ワイン商では、手に入れたカードをピラミッド状に積み重ねるという形でゲームを展開させているが、ビザンツは貧乏人救済システムによって味付けをしている。

オルネッラは、なんせ回りくどいゴタゴタデザインを信条としており、本来なら捨てたカードなんて意味を持たないのだが、これにやたらと強力な力を持たせるのだ。蟹でいえば…まあ、蟹で例える必要もないが、なんせ蟹でいえば、甲羅の蟹ミソを食い尽くした後、更に日本酒を甲羅に流し込んで、ぐつぐつと焼いてそれを飲み干すというまったく最後の最後まで搾り取る感じだ。

残念ながらオルトレマーレではアイコンとの絡みがやたらと多くてプレイテンポを下げてしまった。君主論では、じゃあ、何をしたらええねん! と救済システムが強力すぎて、ルールが簡単な割に勝ち筋がまったく見えなかった。ところがビザンツでは見事に機能している。

確かに残り福みたいな感じがあり、どうにも勝ち筋が見えにくいところはあるが、考えてもみるとカード自体に価値があり、これを手札にするという事は、数字が低いカードはでかい数字より単に不利なカードとして存在してしまう。そういったものを避けるためにも、救済システムってのはビザンツにおいて非常によく機能しているように思う。

値段もプレイ感もお手軽なので、旅行などに持って行くのに重宝するだろう。が、フジのコメントを聞くに、初心者には何をやってるのかさっぱり解らないらしいので、初心者相手には出さない方がいいだろう。確かにちょっと癖のあるデザインだからだ。

ちなみにコメントが多いのは、皆にメールでコメントを書くように要望したからである。多すぎると返ってうっとおしいかな?

gioco del mondo