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Steffen Benndorf
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NSV
アークライト
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1~5人用
20分
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ザ・ゲーム
駿河屋で購入
封印されている悪魔のあまたの僚属たちがうごめきだした。このままでは悪魔が復活する!
それを阻止するため、あなたがた悪魔バスターの面々は、みな協力してそうした僚属たちを倒していかねばならない。
あなたがたの協力が功を奏し、充分な数の僚属たちが倒されたなら、悪魔の復活は阻止され、平和が保たれるだろう。
ベストを尽くし、1匹でも多くの僚属たちを倒すのだ!
このゲームは、非常にシンプルかつ奥の深い協力型カードゲームだ。
ルールは簡単で手番になったら手札の数字が書かれたカードを場に並べていき、
全員で協力してできるだけ多くのカードを場に出すことを目指そう!
ただし、カードを並べる列は列ごとに昇順・降順で並べなければならないという縛りがあるため、
適当にプレイするとすぐに行き詰ってしまうだろう。
具体的な手札の数字を話してはいけないルールの中、
上手にお互いの意図を把握し合ってゲームを勝利に導こう。
ゲーム終了時に場に出せなかったカードを10枚以下にするという勝利条件は厳しく、
勝ちきることは困難を極めるが、短時間に手軽に遊べるので、何度も挑戦しがいのあるゲームとなっている。
また、難易度はさらに上がるが、1人でも充分楽しめるようになっているため、完全勝利を目指してぜひチャレンジ!
プレイ感
カードゲームながらドイツゲーム大賞ノミネート作で、実は6ニムトがあれば遊べてしまうというルールだけの協力カードゲームだ。よい子の皆は、日本語版が出てるので6ニムトで代用なんかはせずに、むしろザ・ゲームを買うて6ニムトを味わうが良い。マイナス点書かれてないから多分出来ひんけど。
ちょっと前に輸入版がアマゾンで出てたので購入したっきりそのままだった。ルールは簡単やし協力ゲームでアドバイス出来ると思ったので、今年6歳になる子供と一緒にやってみた。
二人プレイ時は手札7枚。子供は手が小さく手札が持てないのでカードスタンドを使用した。
場に1から繰り上がりに順番に並べる列が2個と逆に100から下がって置いていく列が2個ある。
手番には手札から2枚以上、この列に置いていく。直前のカードより1の列なら大きいカード、100の列なら小さいカードしか置いていけない。1の列にいきなり99置くなど無謀の極地というこった。
1の昇順列が2箇所、100の降順列が2箇所ある。
例外があって、1の列なら直前のカードより10小さいカード、100の列なら10大きいカードなら置ける。そうする事で数字の巻き戻しが可能なのだ。前述の99猛者プレイなら、89、79、69、という風に置いていけば巻き戻せる。
最後に今回出した分だけカードを手札に補充して手番終了。これを繰り返して全員のカードを置ききれば勝ちだ。山札がなくなると出すのは1枚出しもOKとなる。
初回、さすがにコタは、完全に理解出来ないようで、山札もごっそり残って終了。
2回目、段々とコツが掴めてくるが、巻き戻しルールが解っていても、パッと出せない。
わし「87、46、21、35は持ってない?」
と、巻き戻せる数を指示してあげる。
コタ「46ある」
わし「そしたら36の上に46を置いて巻き戻そう」
コタ「そしたら46出すね。もう1枚どれ出そうかな」
という風にやっていけば進めていけた。
ゲーム後半。
もう出せないとコタが自分で宣言して、確認すると確かに出せない。
2回目は山札がほとんど尽きたものの、合計18枚残しで負けた。
コタ「楽しい! もっかいやろ」
というので、台所仕事が終わったmiaが、ルールを横で聞いてただけで解ったのでそのまま3人プレイをした。
3人プレイの2回目、子供なのでどうしても数を言ってしまったり、カードホルダーがぱたっと倒れてカードが見えたりしたおかげで、
mia「あー、ごめん。これで終わりだ」
わし「残念。98出して終わり」
なんと残り1枚でゲーム終了。
惜しい!
所要時間20分
3人プレイ時の残り1枚の図。
miaのコメント
子供と一緒に出来るので凄く楽しい。
ソマーリオ
同じようなカードゲームで協力ゲームであるドイツゲーム大賞をとった花火と比べると、推理ゲームでない分、重苦しい雰囲気がなく、初心者でも割とすんなり入れる。
ルール上は特筆すべきところはなく、今までにあってもおかしくないゲームではある。トランプのミッチや、くにちーのケルトあたりから容易に生み出せるが、手札枚数や巻き戻しの数、出すべき枚数などはきちんと練り込まないと出来ない。
面白さはおそらくメンバーにもよるだろうが、爆発的な面白さはなく、なんとなく何度もやってしまうソリテアタイプのゲームである。多人数ソリテアというのがあれば、これがそうだ。
一見するとカード運だけに見えてしまうが、きちんと勝つためには考えないといけない。特に巻き戻しの数は常にチェックしておくべきだ。例えば1の列で既に47が切れているのに57で終わらすのは悪手だ。
またポイントとして、ついつい24、34と順番に出してしまいそうになるが、この場合は34、24と出すべきであると途中で気づいた。
今回は子供を混ぜてやったので、そこまで出来なかったが、きちんと考えれば、もう少し重いゲームなのかも知れない。
難易度については、花火より少し簡単なように思う。
七並べの延長みたいな感じでワイワイと楽しめるので初心者を織り交ぜて楽しんでもいいだろう。