Ulrich Blum

Ravensburger

2〜4人用
45分

マインクラフト:ビルダーズ&バイオーム 拡張ファーマーズマーケット


マインクラフトボードゲームに新たに村人の市場ができた。
農作物を育てることで村人から物々交換でアイテムを手に入れよう。
アイテムは強力なので手に入れないと厳しい戦いになる。

プレイ感

ソージロでもできるボードゲームを最近物色している。コタが受験シーズンとなり、この間にソージロを鍛えて4人で大人用ゲームができるようになったらええなという考えだ。
マインクラフトを最近やりだしたので、取っ掛かりとして丁度良い。まずは基本ルールで行い、次に拡張を込みでやってみることにした。
ソージロ7歳、miaとの3人プレイにて。コタは横で勉強してるw


正規版は、日本語ルールがついているとのことで、拡張セットを購入した。前は和訳を貰ったが、Amazonやトイザらスで売っている正規版であれば、基本も日本語ルールがついているので安心して買える。
日本語ルール以外にも日本語されたアクション表やチャートもついているので、完全に日本語版(中国、韓国も入っている)といっても差し支えないだろう。
ルール概要については前のレビューから借用しつつ、拡張のルールを説明する。

最初に4×4×4でランダムに資源駒を立方体に組み立てておく。組み立て用ガイドも付いてて、ルールに書いてる通り、これに入れてガチャガチャやると確かにきちんと組み立てられた。前はそんなん無理やろとガチャガチャせんと自分で組み立てた気がするわ。

木(茶)、砂(白)、石(灰)、黒曜石(黒)、エメラルド(緑)だ。エメラルドはワイルドカードである。


これに力を割きすぎたゆえに、他のタイルがしょぼくなった資材置場。勝利条件タイルはCの決算タイルだけ変更となる。
とり方は上面が空いており、サイドが2面以上空いている資材を取ることができる。

構造物タイル+モブタイルをランダムに裏向けに5枚ずつ(拡張タイルを入れると1枚増える)重ねて、4×4に、間を開けてボードを作り、中央の通路にプレイヤー駒を配置する。マスと呼べるのは、構造物タイルの間の交差点となる。さらに外側に武器タイルを裏向けに配置する。


セットアップはまったく同じだがタイル数が16枚増えているので5枚ずつ重ね、外部にアイテムを1枚ずつ置く。

BGGに有志がボードマップを公開しているのでこれを印刷すれば、きちんと配置ができる。またフェルト生地で専用ボードを売っているところもある。意外とでかくなるとのことで買わなかったが2500円でメルカリ等で売っている。

各自個人ボードを持ち、勝利点を0に駒を置く。自分の色の3枚の毒じゃがと2枚の武器タイルを裏向きに混ぜて持っておく。
また拡張の農地タイルを1枚ずつ、個人ボードの森(緑)のところに被せておく。野菜駒を黄色の□の中におく。


拡張タイル農場を野菜付きで、森のバイオームに重ねるように置く。

拡張の村人ボードにA,B,Xと書かれたアイテムを裏向きにシャッフルして配置する。残ったタイルは今回は使わない。それからXのアイテムを全て表に向ける。
Aの決算後にはAのタイルを全て表にし、Bの決算後にはBのタイルを表にする。
A,B,Xという名称はボタンの名称と掛けているのが面白い。


村人ボード。最初はXのみ村人から購入できる。A決算、B決算のときに買えるアイテムが増えていくという寸法だ。
コストは右下の野菜のマークで効果は上に描かれている。

初期武器は、毒じゃが3枚に、鉄の剣、銅の剣だ。戦闘は裏向けにしたこのタイルから3枚引く。ハートマークがダメージを表している。つまり毒じゃがは失敗という事だ。

手番には以下から2アクション行えるが、同じアクションは選ぶことは出来ない。
1.資源駒を2個貰う。資源駒は上面+他に2面が見えているものを貰う事ができる。
2.駒の移動。0〜2マスまで構造物タイルの交点を移動する。駒の角に接する全ての裏向けタイルを表向ける。同じマスに止まってもOK。
3.建築。駒の角に接しているタイルに描かれている資源を支払い、個人ボードに載せる。どこに乗せてもいいが、得点パターンがあるので、それに合わせて載せた方が良い。
4.戦闘。駒と角に接しているモブタイルを攻撃する。裏返しの武器タイルから3枚表向ける。合計したハートマークがモブと同数以上であれば、そのモブを殺したことになり、タイルを貰う。モブは2種類の特典があり、1アクション追加でできるものと、後で勝利点となるものがある。武器タイルのうち毒じゃがは、攻撃力0のハズレタイルだ。ちなみに負けても罰則はない。
5.駒の角に接している武器タイルを貰うことができる。これらは初期武器タイルと混ぜておく。
6.拡張アクションとして、野菜駒を支払って表向けになっているアイテムを村人から購入する。このアイテムは即座に使える。

実のところ同じアクションを選べないというのをきちんとやれば、最初にレビューしたようにあっという間に決算がきて、自分たちで調整するという事はなくなった。反省。
ポイントとしては移動とセットなのはタイルをめくる事だけだ。それ以外のアクションはその場にいないと出来ないので注意すること。

勝利点は即座に貰えるタイルもあるが、基本的には3回の決算にて行う。
1回目は、資源駒キューブの一番上が全てなくなった時で、個人ボードの環境(バイオーム)のグループ1つ(建物がない初期地形でも構わない)にて計算される。
2回目は、2段目がなくなった時で、今度は建物タイルの材質のグループ1つで計算する。
3回目は、3段目がなくなった時で、建物タイルの種類のグループ2つで計算する。一緒にモブのボーナス得点も追加する。3回目の決算は農地が加わったことにより、拡張に入っている決算タイルを利用すること。

3回目の得点が終わればゲーム終了。得点が高いプレイヤーが勝ちだ。
一応、拡張セットには、追加の住民タイルと、50点マーカーがついている。得点が1周することもあるのだが、拡張を入れると得点が増すので、使う必要があるということだ。流石に2周回る可能性は低いので分かると思うが。

さて、きちんとしたルールでやる。

ソージロはまずは移動して、タイルをめくる。
これに応じた資源を手に入れる。

これが最初の手番の基本だろう。
そこから、出てきたタイルに応じて、どのように振る舞うかが変わってくる。
敵が出てくれば、武器を取るために端っこに移動しても良い。

わしはタイルの配置から、地形勝負にでることにした。
上手くやれば、大きなグループを3回の決算に渡って作れることができそう。

ソージロは、武器をひたすらにゲットしていく。

やっぱり子供にとって武器はロマンがあるようだ。


周りのアイテムが減っているのはソージロのせいである。

ただ残念ながら序盤は地形ばかりがでてくる。
ソージロは、農地をたくさん手に入れていく。

そして村人からアイテムを購入する。
アイテムは十分に強いので決算前には一度購入しておくべきである。

買うとしたら、資源を取るごとに勝利点が入るやつやろな。

ソージロ「トロッコ買う!」

わし「ええ!! それでええの? 一番安いで」

ソージロ「うん、いい!」

トロッコは3マスまで進めるようになるアイテムやけど、そんなに強いかなあ。
実際のマインクラフトで結構便利なアイテムとして認識してるんやろな。

わしは任意の資源をワイルドカードとして扱うのを買う。

野菜は決算時にしか戻らないので、一旦はこれで様子をみる。
ソージロは農地を立てたので、まだ余裕があり、もう一つ買うた。

前にやったときはあっという間に決算がきたが、ルールを間違っていなければ、それなりに時間が掛かる。

その間にわしは森をつなげていくことにした。


まずは緑のエリアをめちゃめちゃ増やして、これで決算Aを迎えることができたのが大きい。

ソージロはといえば、武器を強化し、ようやくでたウイッチに挑む。

ソージロ「やった! 倒した」

そしてまた隣にいたウイッチも仕留めてしまう。

武器の中にピッケルがあり、こいつは引くたびに資源を1個もらえるのでかなりお得だ。
戦えば戦うほど、これを引く確率が高くなるので戦闘マシーンと化すのは作戦としては悪くない。さらに金のピッケルも引き、勝利点も増やしていく。

その勢いにのり、今度はエンダーマンに挑むも敗退。

タイミングをみてわしが一段目の資材を全部とって決算に入る。

最初のバイオームで森を広げまくったわしはかなりのリードを取る。

そして村人のAアイテムをめくり、農地に野菜を補充する。

AアイテムはXアイテムの上位互換のようなものもある。

野菜成金のソージロはワープ装置みたいなどこにでも移動できるというアイテムを買おうとする。

わし「待った、待った。それは流石に要らんやろ。トロッコあるやん」

mia「そうそう、こっちにしなよ」

なんとか説得し、ブロックを取るごとに勝利点1貰えるアイテムにさせた。


ソージロの農地はえげつない。アイテムを2回購入した後なので、野菜はなくなっている。

資源を取るごとに勝利点が入るのはでかい。

そこからソージロは、またしても武器を取りに行く。

ソージロ「ダイヤモンドの剣が欲しいんだよ」

引いたタイルはTNTである。

ソージロ「やったやった!」

miaは虻蜂取らずな作戦で、どうにも上手くゲームをコントロールできていないようだ。

わしはブロックを3個取れるアイテムを購入。

こうして進めていき決算を行う。

わしの地形からの得点はかなり大きなモノとなっている。

Bアイテムをめくると、とんでもないアイテムがあった。
3アクションまでできるというやつだ。ただし6野菜とべらぼうに高い。
高いがソージロは農地王なのでこれをラクラクと購入する。

そしてモンスターをばったばったと殺しまくる。

再びエンダーマンと対峙し、じゃがを引いて苦戦する。
3枚目にTNTを引いてこれを撃破したが、実はちょろっとタイルが見えてたんだよと告白する。

隣で勉強してたコタが「ずるい!」と言うが、まあそこらへんは許してやる。

わしは最後に最も得点ができる橋を組み合わせて作っていたので、最後の決算でもぶっちぎりの勝利点となった。


橋を3タイルもつなげることができた。

2位はモンスターハンターのソージロである。

所要時間45分


アイテムだらけのソージロの手元。

ソージロのコメント

面白かった。また明日やりたい。

miaのコメント

これ後攻不利じゃないの?

ソマーリオ

前にやった自分らでバランスを取る必要があるというレビューは撤回やな。
正しいルールでやれば、しっかりとゲームとして機能していた。

拡張ルールはあった方が楽しみが増えてよりマインクラフト世界での住民感覚が味わえる。自分だけのアイテムというのは、こういった世界観では最も重要なのだ。

地形アイコンが見にくいと前に書いたがそれについても間違いであった。上から順番に決算に従ってアイコンが描かれているので、分かりやすい。色と形が似通っているので視認性は良いとは言えないが、プレイアビリティを高めているのは間違いなかった。

ドイツゲームとしてのシステマチックなところはまったくないが、昨今流行の成長させていくデジタルゲームタイプとしては、ルールは小さな子どもでも理解できるくらい簡単でプレイ時間も1時間以内に終わるという稀に見る素晴らしい特徴がある。それでいて雰囲気抜群なのだから評価はうなぎのぼりだ。

評価をつけているが、基本セットだけでも同様の評価である。ただし先に書いたように拡張セットは楽しくなるのでオススメである。

モンスターハンターとして遊んでもいいし、ビルダーとして遊んでもどちらにも勝ち筋があるってのも非常に良い。めくられたタイル次第でどちらか、もしくは両方の手段で進めていくのを決めれば良い。

翌日、コタも交えてやってみたが、わしは今回ほど地形による得点が得られないと考え、ザコ敵ばかりを倒す雑魚キラーと化してそれで勝利を収めることができた。雑魚ばっかりと言われたが、全然余裕である。この時、コタとソージロはエンダーマンに何度も挑戦してはじゃがを引く羽目になり、まったく点数を伸ばすことは出来なかったが、かなり戦闘を楽しんでいた。負けてもこういった楽しみが出来るのも素晴らしいと思う。


8連勝もしたエンダーマン。それに群がる二人。9回目にソージロが勝利した。


今回はなんせモンスターばっかり出てきた。わしは雑魚狙いで仕留めまくった。

戦闘と村作りという人気のある2本柱で作られたこのゲームはこのレビューで書いてる以上に凄いゲームなのかもしれない。

今こうして考えてみると、地形の分からない冒険や敵がランダムに出てきたりするところ、武器、アイテムなどの要素は、わしが昔超超大好きだった剣と魔法の国、マジックレルムに似ているような気がしてきた。

あれを今やろうと言われると時間的にちょっとつらいものがあるが、こいつであればよりお手軽で、そのくせエッセンスがしっかりと詰まっている。魔法の要素がないだけだ。
もう少し新しいところで言えばタリスマンルーンバウンドよりも短く遊べるのだ。タリスマンに至っては、自由に地形を歩けない分、このゲームよりも原始的とさえいえる。

あとmiaが後攻不利とか言うてるが、カツカツのシステムではないので、それはないということだけ書いとく。

BGGに登録されているボードを印刷してみたらめっちゃいい感じになった。
いくつかあげられているので、好きなのを印刷すればいい。

gioco del mondo