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Brian Yu
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マテル
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2〜4人
30分
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お化け屋敷の宝石ハンター
ホネまでカタカタふるえちゃう、こわ~いおばけ屋敷。ドアをあけるとだれかいるの?
みんなは、まぼろしの宝石を捜す宝石ハンター。部屋の中のおばけたちは、宝石をカンタンには渡してくれません。いつのまにかおばけがどんどん増えて、恐ろしい悪霊に!
屋敷がおばけでいっぱいになる前に、みんなで協力して8つの宝石をみつけて、屋敷から脱出しよう!
プレイ感
2014年の子供ゲーム大賞作品がマテルから発売されており、いつの間にか日本語版が出てた。ドイツゲーム主軸から出てないとどうしても情報を逃してしまう。ちゅうわけで購入。コタ8歳、ソージロ5歳、miaとの4人プレイにて。
わし「おばけ屋敷のボードゲームやるで」
ソージロ「やだ。スマブラをやりたい」
うーむ、我が家にして、テレビゲームにおかされているようだ。ほな、お前一人でスマブラやっとけ、わしら3人でお化け屋敷のゲームやるわ、というハブり文句でやることになった。
このゲームは協力ゲームである。
手番には白サイコロを振る。お化けマークが描かれていれば、お化けカードを1枚めくり、その場所にお化け駒を配置してから、駒を進める。
白サイコロを振って進む。おばけマークがでたら、おばけカードを引いて、そのアルファベットの部屋にお化けを追加する。
また最初からいくつかの部屋にお化けがセットされている。
入った部屋にお化け駒があれば、除霊の黒サイコロを振る。お化けマークが描かれていれば、除霊成功で、お化け駒を除去する。
また除霊は2人以上いれば、サイコロ2個振れる。お化けマーク毎に1個除霊できる。
このマークがでたらひとつ除霊できる。
部屋に宝石タイルがあれば、リュックに背負える。宝石は1個しか持てず、屋敷外に出た時に下ろす事ができる。
宝石は一度に1つしか運べない。
途中、お化け駒が3個になったら、そのお化け駒を取り除き、悪霊駒にする。悪霊駒は一人では除霊できず、部屋から出ることが出来なくなる。除霊に必要なのは黒サイコロの悪霊マークである。
こうして悪霊が6個になるまでに、すべての宝石を外に持ち出せば勝利となる。
二人いれば、除霊サイコロを2個振れる。
最初はソージロから。
白サイコロを振る。5だ。お化けマークが付いているので、先にカードをめくり、お化けを配置。
ちなみに白サイコロでお化けが描かれていないのは6のみで、ほかは全てお化けマークが付いている。つまりほぼ毎回お化けが増えていく。
廊下を進めようとするので、
わし「あ、ちょう待て。これ、部屋の中を通った方が近道やぞ」
そして手前の宝石をゲットして、除霊を行う。
わし「黒サイコロ振って」
失敗
ソージロ「あー」
わし「6か。ほなわしは遠くの方へいくわ」
手前の宝石部屋をスルーして奥の部屋へ進む。
除霊成功
そこからは同じような形で進んでいく。
しかし、わし以外、除霊失敗しまくっとんなー
mia「なんで協力だとさいの目が悪いのよ」
コタ「しょうがない」
簡単に宝石を外に持ち出して、余裕のよっちゃん。
基本ルールではやはり簡単過ぎたか。悪霊すら出てこない。
手前の宝石はちょろい。奥は少し距離があるけど、すでに6個外に出したので残りは2個だ。
ここまでは結構余裕で持ち出し成功。問題は右上で起こる。
お化けカードをシャッフルするというカードが出た。これが出たら、全てお化けカードを混ぜてシャッフルするのだ。
お化けカードの出現地は、全て1枚ずつしかない。つまりこのシャッフルカードがでなければ、1個ずつ順番に増えるだけで、悪霊になるのは相当先になる。これで悪霊になりやすくなったというわけだ。
残りの宝石は1個だけで、ソージロがすでにリュックに収めている。そして除霊に失敗したそのフェイズで、その場所で悪霊化してしまった。
悪霊化すれば、その部屋から出ることはできない。しかも一人では除霊できないというルールが効いている。
とうとう悪霊登場。こうなると除霊するまで部屋から出ることができない。しかも一人では除霊不可だ。
わし「じゃあ、わしらだけで逃げるかな」
ソージロ「ひっどい!! パパのこと嫌いになっちゃうからね!」
わし「しょうないのう」
わしが急遽、救助に向かう。
ここから予想外の展開となる。なんとシャッフルカードと相まって他の部屋で次々と悪霊化していったのだ。
このシャッフルカードが曲者。
毎ターン、悪霊が1個増えるという恐ろしさ。
わし「うわ、まじか、これ」
ようやくソージロの部屋で除霊を行おうとするが、全然、悪霊の目が出やがらん。
mia「どうしたらいい?」
すでに悪霊は5個である。
凄い速度で悪霊が増えていった。
わし「手前の悪霊をコタと二人で除霊してくれ」
コタ「オッケー。成功した!」
よしこれで4個になった。
しかし問題のソージロの部屋の悪霊退治に手こずる。
わし「お化けが2個の部屋を除霊して悪霊化を防ぐしかない」
mia「了解」
わし「よっしゃようやく、除霊成功」
あとは逃げるだけ。
しかしここですでに悪霊駒がある場所にお化けカードが出ると次の部屋にお化け駒が置かれるというルールで、次々に悪霊となった。
一旦悪霊化が進んだ屋敷では、もう止めることはできず、すぐに6個になってゲーム終了。
除霊に成功したものの、持ち出し途中で悪霊が6個になってしまった。無念
失敗
所要時間30分
コタ&ソージロ「もっかいやりたい!!」
時間がないのでまた後日
コタ&ソージロ「ひどーい!!」
ソマーリオ
これはおもろいわ。子供ゲームなのに、記憶系ではなく、コンポーネントや仕掛けでキャッチしてる訳じゃない。
子供用パンデミックともいえるシステムで面白さを出している。
パンデミックの子供向けとして禁断の島があるが、あれよりよっぽどパンデミックしており、テーマとの親和性が高い。
また子供の反応をみて気持ちが良いのが、除霊サイコロ。5歳のソージロでさえ、除霊が成功してお化け駒を除去するときに楽しそうな顔をしていた。
ちょっと余裕ぶっこいて、悪霊駒がでんかったらどうしようみたいなプレイをしていたので負けてしまったが、基本ルールは簡単で応用ルールでやった方が良いものと思われる。
この値段でコンポーネントは最高に良く、文句なし。久々に子供ゲームに大ヒットをみた。
今みたらわしが買うたより1000円も安くなってやがった。2000円てめちゃお買い得やんけ。
少し残念というか、そうくるかと思ったのは外箱が非常に薄くて柔い。マテル製なので、その分この値段なので文句はいうまい。
テーマを日本のお化けにして、新新お化け屋敷ゲームにしたら、もっと日本人にしっくりと来そうな気がする。西洋お化けなのだが、内容的に日本に変えてもテーマは崩れないところがポイントだ。
夏はこれを是非子供とやって欲しい。協力ゲームなので、手助けしながらできるところも評価が高い。
つうても夏はもう終わりやけど。