Thorsten Gimmler

AMIGO

3〜5人用
10分

ゲシェンク

駿河屋で購入
カードの数字がそのままマイナス。取りたくなければ、チップを払って隣に回す。カードを取ったらチップも丸々貰う事が出来る。

プレイ感

おもろいおもろいとサイトで評判だったが、やる機会をすっかり失ってた。たっかん、TAM夫妻、兄との5人プレイ。


このゲームはムガルを思わせる競り方式である。チップがどんどんと溜まっていき、マイナス点となるカードの押しつけあいをする。

ポイントは、連番になった場合、一番小さい数のカードだけ失点する。カードは最初からランダムに9枚抜かれるので、下手をすれば数字が繋がっていないカードがあるというのが緊張感を高める。


やり方は、場に出されたカードを貰うか貰わないかだけ。貰いたくないなら、チップを1枚放り込んで隣へ。貰うなら、チップを丸ごと受け取ってカードを手元におく。これがそのままマイナス点。

最初、果敢に34の失点カードをとるたっかん。このゲームの最大失点は36なので、とんでもないチャレンジである。


げぇぇ!!! 最高36なので強力なマイナスカードが出た。


それをモノともせず獲るたっかん。奴は平成の借金王なのか!

わしは、順番のめぐりが良かったのか、ほとんどカードを取らずに立ち回る。
そこで33のカードが出た。

一同「げぇ」

たっかんだけは涼しい顔。連番となるのでとっても痛くも痒くもない。わしらはそのままマイナス33である。

ひたすらチップが溜まるまで待つたっかん。ところが・・・がめりすぎた。
兄貴がそれを取ったのだ。(後できいたところ、チップがなくなったらしい)
しばらくすると31のカードが出た。32が出れば繋がり、失点が31だけになるのだ。たっかん、2周回した(回せば皆はチップを入れないとカードを取る羽目に陥るのでどんどんとチップがたまる)だけで、びびってそれを取る。どうやらさっきのカードがきいてびびってしまったらしい。

しかしその後31と33が分断されてると発覚w。ぶっちぎりのべった。

※最初にカードを裏向きで何枚か抜いておくので、常に数字が繋がるとは限らないのだ。最初から入ってない数字が緊張感を高める。素晴らしい。

わしは目立たないように立ち回ったおかげでトップ。

所要時間10分


失点少なくトップ。

さっくりと終わったのでもう一回。

さきほどのやり方に感触を掴んだのか、再び高マイナスカードを果敢にとるたっかん。そしてそのマイナスの強みを活かして、チップをごっそり集めまくりつつ、カードを連番にしてどんどんとマイナスを下げていく。


2回目。35に戦々恐々とする皆に対して涼しげなたっかん。借金するならとことん、みたなゲームである。どうせマイナスじゃ、やりまくったらぁと思えば、最終的に勝ったりする。

もう手から溢れるくらいのチップである。

結局、たっかん見事その作戦があたり、ぶっちぎりのトップ。お見事!

TAMのコメント

これ、そういや僕も買うてたな。おもろかったんですねえ。

たっかんのコメント

ふっふっふ。上手くいきました。

ファイナルコメント

シンプルなくせにゲームの妙がきちんとある。ヘビーゲーマーにやたらと受けのいいゲームだが、初心者クラスにはどう感じるだろうか? ルールは全てに無駄がなく美しくまとまっている。

プレイ時間も短く、ここぞという盛り上がりもしっかりとあるので文句のつけようがない。カードもルールもシンプルすぎるのでメーカーとしては簡単に自作できるのが欠点といえば欠点かも。

箱も小さいので6ニムトと同じように旅行などに持っていくのに丁度いい。まるでシャハトがデザインしたかのようなドライなプレイ感で、シャハトが好きな人なら是非購入して間違いない。個人的にはゲームをやった満足度みたいなものが物足りない感じがするが、にしとく。たぶん10分で終わるからやと思うけどw シビアそうな感じなゲームだが何回やってもあまり疲れない。パーティーゲームに最適と思われるゴキブリポーカーは割と読み合いがしんどくて、結構パワーがいる。初心者を招いたパーティーには、ゴキブリポーカー、6ニムト、ゲシェンクがいい。UNOとか黒ひげみたいなしょうもないゲームやっとらんで、このパーティーゲーム御三家で楽しんで欲しい。実はもうひとつ手軽に楽しめるカードゲームがあるが、また次回に。

gioco del mondo