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Virginia Charves
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FX Schmid
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2〜4人
10分
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幽霊城
このお城にはたくさんのお化けが住んでいるんだよ。
ほら、窓を見て!
ミイラ男が、棺から出てきたところだよ。
吸血鬼は何をやっているんだろう?
そう、ここではお化けは、自分たちの元いた部屋を探しているんだ。
君たちも手伝ってあげよう!
プレイ感
昔、キディランドで発見したときはドイツゲーム大賞のマークの意味が分からなくて、こいつはドイツゲーム大賞なのかと悩んだもんだ。ノミネート作にはドイツ語が書かれている。そしてこいつにもなにやら怪しげな文字が。それが子供ゲーム部門だとは知らなかったが、買おうかどうか悩んでいるうちになくなってしまった。子供ゲーム賞の部門もジョーコデルモンドで設けてしまったので、ヤフオクで出てるのを買うてみた。残念ながら英語版だが、お化け大好きのmiaがやりたいというので二人プレイにて。
お化けつうか西洋の怪物タイルを裏返しにして窓に置き、めくっていく神経衰弱である。ちょっと違うのは、最初に1枚秘密のお化けを抜いておく。ゲーム中いつでも秘密のお化けを宣言してよく、これが当たれば2点、間違えればマイナス2点となる。もうひとつ、ボードにはお化けの絵(影)が描かれており、そのお化けのタイルを探すように出来ている。当てると、その影の上にタイルを表向けにして自分の方向に向けて置くが、外れても裏返してその影の上に置いてタイルは必ず移動させる。付属の和訳が悪くて最初間違ってそのまま裏返したが、こうしないとラストの秘密のお化けの場合、ゲームが途中で終わる可能性があるのだ。こうすることで、当たっても外れても常にお題が変わり、しかもお化けがあちこちと移動するので、覚えるのはかなり大変である。ちなみに最終的に当たったタイル1枚につき1点で、得点の多いプレイヤーが勝ち。
次に探すのは右下の肖像画のお化けである。めくったタイルは、右下に移動させ、次のお題が変わるようになっている。当たれば自分の方に表向けて後で得点計算を行う。ちなみにわしの持っている英語版は、怪物の絵柄が違う。
こちらがドイツ語版。こっちの方が絵柄は可愛いかな。
神経衰弱ということならば、わしはすっかり不利である。次々に失敗していく。
mia「あれ? これどこやっけ? これ? 違う」
miaも相当な記憶障害な奴であった。
まるで、宇宙人に拉致られて、記憶をクリーニングされたかのような戦いだ。
ここで、上記のルール間違いに気づき、途中で終わってしまったので、もう一回やってみた。
このゲーム、ただの記憶力だけの実力ゲームではない。
mia「吸血鬼はココかな? あー、違った。じゃ、移動させて、次のお題は、えー、吸血鬼」
わし「ラッキー」
そう、移動させることで、同じお化けの指示があるケースがよくある。
mia「首無し公爵は、ここ。違った。…えー、また公爵。ずるーい!」
わし「ラッキー」
と、こうして次々にゲットしていく。
次のお題は、首無し公爵である。当たったタイルはこのように自分側に表向けて置いておく。
わし「秘密のお化けはおばちゃん」
※秘密のお化けはいつ宣言してもいい。
さらに適当に覚えているわしの勘(すでに記憶ではない)が炸裂して、恐ろしいまでの的中率に!
おお! すげぇ!
移動することで、適当な勘というのが効果的に活きてくるのだ。
わし「秘密のお化けはおばちゃんで当たり」
結局、20対3で圧勝。(タイルは計21枚だが、秘密のお化けがある)
所要時間10分
結局、4回やって、2勝2敗でした。
miaのコメント
普通かな。
ソマーリオ
ルール読んだだけで、ただの神経衰弱と分かり、やることもなくほっぽってたが、実際にやってみると、コロコロと場所が移動するので、なんとなくパズルチックなゲームのように感じた。運の要素もあり、間違いなくただの神経衰弱とは一線を画して、思ったよりも楽しい。
ゲーム性はまったく違うのだが、ゲーム大賞のカフェインターナショナルのタイルのハンドリングに似ている。
よく似たゲームとして小さいオバケがあるが、どっちかつうとわしは幽霊城の方が好きかな。コンポーネントでは圧倒的に小さいオバケだが、なんだかクルクルと移動するタイルのハンドリングが楽しく感じるのだ。
お化けは7種類3枚ずつあるので、適当に開けても当たる可能性は結構ある。だからこういったゲームの苦手なわしでも楽しめるように出来ているのだ。
古いゲームで単純なシステムだが、これはこれで、十分子供用ゲームとして受賞するのも納得できる。子供がやったらお化けというテーマと共にかなり喜ぶように思う。このプレイ感ならサービスしてをあげたい。ただあくまで子供用ゲームで、大人が本気でやるゲームではないので、誰かが持ってたら、ゲームの合間にちょこっとやってみてほしい。
ニチユーの日本語タイトルでは幽霊城のようだが、内容としては怪物城の方が正しいんちゃうかなあ。
と思って検索掛けてたら幽霊城のドボチョン一家つうのが引っかかった。あったあった。懐かしーーーい!!! やっぱり幽霊城やな。うんうん。
なんで名古屋弁やねんw いやあ、おもろいわ。