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Spartaco Albertarelli
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Kidultgame
NGO
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3〜10人用
30分
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ファブフィブ
駿河屋で購入
嘘をついた方がいい事ってあるんです。
はったりで相手を騙すなんて酷いことは……ゲームなら大丈夫です。
どんどん嘘と本当を織り交ぜて相手を追い込みましょう。
プレイ感
実のところ、ファブフィブはおもろいという評判があってオリジナルも持っていたのだが、やってみてピンとこなかったのと、当時ヤフオクで高騰してたので売り払ってしまった。今回、ゲーム大会として参加人数が多かったのを見越してCOQさんがタンサンバージョンを持ってきてやる事になった。
けがわ、タナカマ、COQ、PHY、hirocean、わし、Karokuの7人プレイにて。
プレイヤーの1人が、カードを3枚引いて手札にする。カードには0から9までの数字が書かれている。で、その3枚を3桁の数字にして宣言するのだが、大きな数から小さい数に並べて宣言しなければならない。例えば、184だったら841と宣言する訳だ。その時、適当な数で嘘をついても良い。何故かは読めば解る。
左隣のプレイヤーはその数を認めるか、それとも嘘だと思ってダウトを宣言するかする。
認めた場合、そのまま3枚のカードを受け取り、カードを1枚から3枚まで好きな枚数交換して、再び数を宣言する。ただし、その数は認めた数より大きな数を宣言しなくてはならない。先の例で言えば、842以上の数を宣言する必要があり、そのためにはカードを交換する必要が出てくる筈だ。
この場合は961となる。下にHPを現すカードがある。これが0になったら脱落だ。
ここがポイントである。恥ずかしながら前にやったときにここがピンとこず、今回ようやく意味が解った。もし996とか宣言されたら、それが本当だったとして6を交換して7,8,9を引くしか成功の目がない。その時に3とかを引いたら、998とか嘘を言うしか方法がないだろう。そればかりか996がそもそも嘘であって、認めたら実は652とかだったら、3枚交換で997以上を引くなんて神業だ。そういうゲームなのだ。このようにあえて大きな嘘を言うて認めさせて、苦しめるなんて方法もある。
名作のはったりゲームのゴキブリポーカーとプレイ感覚は似ているが、違うのはゴキブリポーカーが好きなプレイヤーに渡す事が出来るのに対して、ファブフィブは隣にしか渡せないところである。
ちなみに失敗したら、3枚のカードに書いてある失点を合計して自分のHPから差し引く。これが0以下になるとゲームから脱落して、残りのプレイヤーで続ける生き残り方式である。
わしは基本的には書いてある数をそのまま宣言するだけで良かった。
何故なら異常に引きが強くて、嘘をつく必要がなかったのだ。
しかしわしの普段の行動から「絶対にハッタリをする」と思われているらしく、次々に周りが自滅していく。
そうこうしているうちに、けがわ、タナカマ、わしだけが無傷のまま残った。
特にけがわ、タナカマラインはかなり手強く、両隣も苦労している。
COQ「ちょっとあきおさんを攻撃しましょうよ」
んだんだ。みたいな雰囲気になって受け入れ受け入れでわしにやってくるのだが、そのまま見事にクリアして、わしの下家のKarokuが苦しむことになる。
まだまだ無傷。
時にはわざと舌をかみ宣言することで、見事にだまされるKaroku。
さらにそこをクリアすると、最強の防衛ラインけがわ、タナカマラインがあり、PHY、COQ、hiroceanに巡り巡ってくる因果応報。
次々に脱落していき、残りはわし、けがわ、タナカマ、hirocean。
hirocean「962」
一発目からでかい数で仕掛けてきた。
いや、これ明らかに嘘やろ。
わし「ダウト」
案の定ダウトでhirocean脱落。
タナカマ「お見事!」
そして残った3人で勝負をする。
ここでも鬼引きが炸裂し、けがわ、タナカマと撃破して勝利。
所要時間30分
COQのコメント
これはやっぱり盛り上がりますね。タンサンが復刻してくれて良かった。
PHYのコメント
あきおさんの引きが鬼過ぎて、勝てません。
ソマーリオ
いやあ、もしタンサンがリメイクしてくれんかったら前に売ったのを後悔するとこやったわ。
プレイヤー人数を選ばないのが非常に良い。確かに脱落システムならではの、待ちという欠点があるかも知れないが、それを上回る楽しさがあった。
ゴキブリポーカーが誰に対しても指名できるのは、相手を脱落させる術が人によって違うからだ。ゴキブリでリーチが掛かっているプレイヤーに仕掛けるからこそ、面白いのだ。その分、全員に行き渡ったかどうかを覚えていなければならずちょっと煩雑になっている。
ところがファブフィブはそういった条件は無いので、そこまで考えることなく、数字だけを考えて遊ぶことが出来る。
また交換する枚数がミソで、どれくらいその前の人物が嘘をついていたかがなんとなく解るところも、単なる当てずっぽうじゃないところも素晴らしい。
絵柄はタンサンの可愛らしい絵柄に変わっており、シュールな絵柄だったオリジナルより好みである。
またカードだけでHPを記録できるようにバン!やダンジョンレイダースでおなじみのカード2枚で表示する方式に変わっているが、ここは駒を使ったオリジナルの方が一目見てどれくらいのHPが残っているか解りやすかった。といってもコストの関係上、カードで編成するのは案としてはしょうがない。
これなら大人数でも楽しめるので買い直すことにした。
というわけでようやく600レビューを達成しました。
本来ならで締めくくりたかったところですが、仕事の忙しさ、オビ湾のダークサイド落ち、子供の成長にともないボードゲームをやれる環境が厳しくなってきており、に値するゲームをやれなかったのが原因です。大阪でやってもほとんど保育園状態で、まともに出来んし。
とりあえず仕事は今のところ一段落ついたので、もうちょっと頑張って最新ゲームが出来るようにしていきたいと思います。つっても今モンハンにはまってて厳しいかもですがw
では、今後ともジョーコデルモンドをよろしくお願いします。
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