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Victor Catala
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Ludic
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2〜6人用
120分
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エコノス
欧州では、米企業に対抗すべく巨大企業の誕生が待ち望まれていた。
吸収合併を繰り返す企業同士の争いに最も影響を持つものは株価の操作であろう。
株を操作し株価をあげて売り抜ける。
企業戦争はどこまで続いていくのだろうか?
プレイ感
スペインのメーカーらしく、どうにもドライ過ぎるコンポーネントが好きになれない。しかし各地でおもろいおもろいとあまりにも評判になった為、買うことに。TAM夫妻との3人プレイにて。
手札を使って、企業の価値をあげたり、新たに支店を作ったりするだけという非常にシンプルなもの。株価による合併ではなく、常に攻撃的なやり方で他の企業支社を乗っ取るという形をとる。
株は皆が買えば買うほど価値が高くなるという、とても簡単な形で現されており、単位も小さく好感が持てる。
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企業は6つ。手札から出した3色の企業の好きな1つに対してアクションを起こす。マップに支店を作ったり、右中にある成長マーカーを1段階進めたり(5段階目に達すると支店を2つ拡張出来る。我慢して6段階なら3つ増やせる。いずれにせよ終わると0にもどす)、支店をひっくり返して防御形態(他の企業の拡張を防御する)にしたり出来る。
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右両端が株である。段階そのものが売り買いの価格になっている。わしの月桂樹がやたらと高い株を買わされてるのが解る。一番上が株の最も多い人、オーナーとなる。オーナーは企業が成長した時に、どこに支店を広げるかの権限を持つので重要だ。
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手札。文字が描かれているのが上で、この企業マーカーをマップに置くか、防御(タイルをひっくり返す)出来る。下の二色は、成長マーカーを1段階上げる事が出来る。出来るのはこのうちのひとつだけ。また手番に1株だけ株の売り買いを出来る。
ただやってみて思ったのは、勝つためにどうしていいのかが分かりづらい。株をみれば相手に直接、利を与えるのが見えてしまう。このゲームのポイントはゲーム内だけで経済の動きを捉えようとしているところだ。これは非常に素晴らしい事ではあるが、3人で経済を作ろうとすると、相手に利する行為というのがよく解ってしまい、迂闊に動けない状況となるのだ。
それゆえ、選択肢がカードに制限され少ないにも関わらず、どうしていいのか解らなくなるのだ。なんだかぼやぁっとした感じのプレイ感である。
カード運はかなり強く、どうしようもない状況に追い込まれた。終始、TAM嫁が強力な手札の偏りによりゲームをリード。
わしとTAMはそれに追随する形でまったく止める事が出来なかった。もう少し人数が多くないと面白くないのだろう。
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この段階で、Oの企業が強烈な企業に成長していく。ルールのシンプルさもさることながら、コンポーネントが恐ろしくシンプルである。これは賛否両論といったところ。
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徐々に一番右のOの株価があがる。わしとTAMが買うてるのだが、オーナーになるために必死だ。
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αとOのせめぎ合い。αはTAM嫁の中心企業である。その他の企業も成長度が3になり、どれもが一気に爆発しそうな勢いである。
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規定ラウンド終了の最終形態。最後の得点は、企業の大きさがものを言う。
早くに終わると聞いてたが、やたら考えた為に所要時間は100分もかかってしまった。
TAMのコメント
うーん、これおもろいですかねえ? なんででしょ。
TAM嫁のコメント
何をしていいのかよく解らなかった。
ソマーリオ
うーん。なんだか経済学者が経済とは何かというのを教えるために作ったような教材のようなゲーム。
毎ラウンド手に入る給与以外、プレイヤー間で経済が完結しているので、3人のようなプレイには向かなかった。もう少し多人数なら複雑な経済となっておもろかったかも知れないが、その分ゲームとしては?マークがつく。
需要と供給といった意味でゲーム内で完結しているのは他に電力会社があるが、あちらは3人でも十分な調整がなされておりゲームとしても楽しかったが、エコノスはどうにも動けない状況が多すぎるのだ。あまりにも経済の動きがダイレクトすぎて、相手を利する行為と解ってしまうため、どうしたらいいのか解らなくなる。
長考したために時間が掛かったのだが、考えるといってもワクワクするような強烈なジレンマなどではなく、なんだかぼやぁっとした感じだったので、終わってからもかなり消化不良でなんとも言えない気持ちになった。
別に経済の勉強をしたい訳ではなく、ゲームとしておもろかったらそれでいいのだ。むしろエコノスは教材用ゲームとして売り出せば面白かったかも知れない。シンプルすぎる図柄は、個人的に好きではないし益々、教材を思わせる。
経済ゲームとして比べるなら、マンハッタン、アクワイアのほうに軍配が上がるように思う。ネットではかなりの高評価だが、どうにもわしには合わなかった。