Reiner Knizia

NGO

2〜5人
30分

ボツワナ

色んな動物に出会えるボツワナのサファリツアーに出かけましょう。
遊ぶ手順はとても簡単で、手番のたびに手札から動物カードを1枚出し、好きな動物コマを1個もらうだけです。
取った動物コマが点になるのですが、その点数は動物カードが出されるたびに上下するのです!
ボツワナは、ドイツのボードゲーム作りの巨匠、ライナー・クニツィア氏の代表作の一つです。
遊び方はきわめてシンプルですが、大人と子どもでも、経験者と初めての人でも対等に遊べる、楽しく考えがいのあるゲームです。

プレイ感

動物駒がすごいと評判のボツワナはもう売ってなかったが、NGOが絵柄を新しく動物駒を木製ミープルにしてリメイクしてくれた。他社製はコンポーネントそのままに日本語化するのがほとんどなのに対してNGOは結構オリジナルデザインで攻めてくるのが凄い。そしてそのデザインがとても良かったりする。
そーじろ10歳、miaとの3人プレイにて。コタは頭が痛いと参加せず。


0〜5の動物カードがあり、それに対応したそれぞれ5匹の動物駒がある。
シャッフルして人数に応じて規定枚数配る。


ルールの裏面は得点ボードになっている。

手番はカードを動物の列に1枚出して、好きな動物駒(カードと違うのでも良い)を1個取るだけ。
同じ動物カードは数字が見えるようにずらして上においていく。


カードを1枚出して、好きな動物駒を1個取るだけ。

なにかの動物カードが6枚出たら(つまりその動物カードすべて)、即座にラウンド終了となる。持っている動物駒で得点するが、得点は動物カードの最新のカードが得点となる。

新ラウンドでも同様の手順で、ラウンドを人数分行い合計点が高いプレイヤーが勝ちである。

最初、動物カードと違う動物駒を取っても良いというのがイメージしにくかったが、やってみるとすぐに分かる。

要は自作自演で、動物の得点を操作していくのだ。

ちゅうわけでゲームスタート

最初は結構簡単やと思った。

動物1種類全てのカードがでるというところがポイントで、自分が得点を稼ぎたい動物は0とか1とか昇順に並べていくのだ。

もちろん自分が稼ぎたくなく、相手をはめたろと思う奴でも、やっぱり昇順に並べて置く必要がある。例えば、いきなり5を切ったりすると、相手は当然その動物駒を取らないからだ。

今回の手札から水牛とワニで勝負だ。


水牛とワニは5を持っている。これをうまく育てる。

水牛の3を出したいのだが、0出してから全然出しやがらん。

ここで業を煮やして3を出すと即座にそーじろに1を出される。

むかつくなー。


まったく水牛を出しやがらんので、0の次に3を出してしまった。

しょうがないのでワニを育てることにした。
わしの手札からは出せないので、先々を見越してワニをゲットしておく。

ええ感じで水牛が伸びてきたが、もうここで辛抱たまらず


わし「水牛5」

ここまで水牛でんということは4は切れてるとみたのだ。

そーじろ「じゃ、水牛4出して終わり」

わし「は? はぁあ!!」

動物カードが5枚出てたら要注意である。
いきなりこうして終わらされてしまい、自分が集めてた動物が宝の持ち腐れとなる。ばかりか、ざまぁと最初に切っておいた高得点カードを相手に与えることになるのだ。

ワニ1点て!!


ワニ1点で終わらされる。クソそーじろめ。

まあ、まて。まだラウンドは2ラウンドある。

今度も同様に、昇順気味においていき、相手を引っ掛けようとしたらまたしてもそーじろの突然終了にやられる。


水牛とキリンで勝負だったが・・

あかん、このゲーム勝てん。

策士策に溺れるって奴。

3ラウンド目もこのようにしてやられ、結局そーじろが勝利。

所要時間20分


最終はわしだけが大幅に遅れてべべである。

非常に軽いくせに、ジレンマもあり、面白いということでそれから何度もやってる。
でも未だに勝てたことがない。紺碧さんがやったことがないというので一緒にやったら、めっちゃ気にいいたので、買うて帰るというてた。なぜかmiaが強い。

miaのコメント

このゲーム負ける気がしない。めっちゃ面白い。くにちー最高。

ソマーリオ

なんというか、くにちー相変わらず上手いなあ。
簡易版メンバーズオンリーのようなプレイ感で、それでもやっぱり何か感じが違う。
元々はフリンケピンケというカードゲームで、味も素っ気もない数字と色だけのカードゲームだったが、動物をテーマにして大成功している。

最初に数枚抜かれてるところとか、油断してるとわしのようにやられてしまうし、かといってほんまに切れてる場合もあったりする。たったこれだけのカードなのに相手との駆け引きがある。
特に相乗り。やたらと誰かが象を集めてたらやっぱり集めたくなる。ここらへんの談合具合はトレンディにも似ている。

しかしそれでいて、さっくりと第3勢力にやられたりもする。組めば強いというものじゃないのだ。
こんな簡単なルールやのに、よくぞまあ、って思うわ。

思ったよりもゲームが短く、相手をはめるにせよ、じっくり長いスパンで見ると、わしのようにやられるので仕掛けるなら早めにやるべきだ。

動物駒はオリジナルでも凄いと言われてたが、NGOは木製のミープルにしてしまった。どっちでも素晴らしい出来だと思うが、今回のNGO版は、カードの面で完全にオリジナルに勝ってる。※過去にNGOはオリジナルの日本語版も出してる。
0から順番に動物の姿が顕になっていくような絵柄となってるのだ。0のカードは全部、足跡である。5はどーんとデカく動物が描かれてる。そして絵柄がまた可愛らしい。オリジナルは、カード絵柄は同じなのだ。

それだけじゃなくて、ルールの裏面は得点ボードになっており、得点駒やラウンドマーカーもついてる。
箱も小さくなり至れり尽くせりなのがニューNGO版だ。

コンポーネントといい、内容といい、まったくもって素晴らしいゲームやと思う。よく売り切れてるので、再販してもっと流通させて欲しい。

っていうか、リンク貼ってて気づいたけど、これ、TAMが持ってて、1回やってるやん! しかも酷評してた。
多分、この時体調が悪かったんやろ。うん。そうだ。
すまん。評価変更させてくれ。二人プレイやったからかも。

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