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Reiner Knizia
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Fantasy Flight Games
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2〜4人
20分
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ブラックシープ
牧草地に家畜が放たれました。
あなたは自分の家畜を覚えていますか?
みつけて自分の牧場に戻してあげましょう。
あれ? こんな黒い羊いたっけ??
プレイ感
フィギュアが可愛いのと評判が良かったので買うた。miaと二人プレイ。
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動物フィギュアがかわいいが、牛と馬が間違いやすいので注意。
3カ所の牧草地それぞれに馬、牛、豚、羊、鶏、黒羊からランダムに引いた2個の動物フィギュアを置く。この2個と手札3枚を使ってポーカーの役作りをして勝負を決めるというもの。手番には、3枚の手札から好きな牧草地の横にカードを1枚置くか2枚置くかする。ただし既に自分のカードが置かれている牧草地は、合計が3枚になるように置く。つまり一つの牧草地に2回手札を置いて手役を完成させるという事だ。
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手札は3枚。牧草地にある動物フィギュア2個と自分の手札を3枚組み合わせて役を作るのだ。例えば真ん中の牧草地ではわしは鶏の5カードを狙っている。パスすることは出来ないので、しょうもない役になることもあるのでバランスよく出していくことが必要である。
そして全員がそれぞれ手役を完成させたら(今回は二人なので二人が完成させたら)、ポーカーの役としてどちらが強いか判定して、勝ったプレイヤーが動物フィギュアを貰う。また同じ役の場合、馬、牛、豚、羊、鶏、黒羊の順に強い。動物フィギュアの裏には1〜3点の勝利点が刻印されている。空いた牧草地には新たに2個のフィギュアが置かれ、再び勝敗を競う事になる。
最終的に、この動物フィギュアの裏の勝利点の合計で勝敗を決める。
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わしはここでフルハウスを完成。後はmiaがここにどのように展開させるかで勝敗は決まる。
どうしても欲しい場はなかなか出せないが、カードを1枚出せば1枚は山札と交換出来るのでそれを上手く利用しよう。
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取った駒はこのように分けておく自分の牧場がある。
共通の手札を使うというルールは完全にテキサスホールデムの丸パクり。これにくにちーの要素として、ランダムな得点と、セットによるボーナス点、黒羊によるマイナス点を加えた。
そう、このゲームのタイトルになっている黒羊にはマイナス点が刻印されている。これを取ると損という訳ではなく、6種類の動物フィギュア毎に6点のボーナス点が貰えるのだ。だから必要であったり、不要であったりと良いエッセンスとなっている。
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これがマイナス点の黒羊である。今回は鶏黒羊のツーペアとmiaの羊黒羊のツーペアと並んだので、鶏より羊の価値が高いのでmiaの勝利。
二人でやるとかなりサクサクと進む。自分と相手が3枚ずつ揃えばすぐに勝負になるからだ。
そして貰った駒に対して一喜一憂することになる。
黒羊は先に書いたように、良い具合に作用する。
確かにマイナス点だが、セットボーナスがかなり強いので、基本取った方がいい。
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なんか知らんが超ブタ場である。
ゲームの機微は、バトルラインやイリウムなどくにちーのよくやってるタイプで、大して差はないが、動物フィギュアの可愛さに微笑ましくなってくる。得点などは実際に手に入れないと解らない、くじ引きみたいな楽しさがあるので、先にあげた2つのゲームよりもさらにお手軽に勝った負けたを楽しむ事が出来るのだ。
所要時間20分
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最後はこんな感じ。4セットのグループが出来た。
一時、我が家ではこれにはまり、こればっかりをやってた時期がある。
ファミリー的な味わいが楽しく、さらに短時間で出来るので、もう1回となるのだ。
ソマーリオ
次から次へとちょっと改編しただけのこんなんばっかり作りやがってといつも思うのだが、おもろいのは認めざるを得ない。テキサスホールデムの厳しさを得点のランダムさで見事に緩和してファミリーゲームとして非常に良く出来ている。
箱が上げ底で内容物の割に嵩がとるのが欠点だが、値段も良心的な安さで、もしこの手のくにちーのゲームを持っていないなら是非勧めたい。
動物フィギュアや動物のイラストも可愛いし、コンポーネントについては文句なし。
カードのミスプリントが大量に入っているが、これをそのまま梱包してしまうってのが米国製らしい。
また上級ルールとして様々なセットによるボーナス得点というのもあるが、二人だと上手く機能しなかったので今度4人集まることがあれば試してみようと思う。
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上級ルールのボーナスにはブタが牛より多いとか、牛2ブタ2だと6点もらえるだとかがある。