2026年10月17日
最新の技術を有するメガテック社では、今日も優秀な社員がCEOの経営目標を達成するために仕事に邁進しています。
ドローン配達、自動運転、SNS、スマートロボット、そして宇宙事業
業界での先行者有利を達成するため、人、モノ、金、を惜しまないのがメガテック社の方針です。
ただCEOは社員があらかじめ決めておいたノルマより、もっと働いて欲しいと常に考えています。
ワークライフバランスを保ちたい社員は、このCEOの要求をうまく拒絶できるでしょうか?
前書き
ヴァスシュティッヒ をやると、七つの印 を久々にやりたくて探したら、手元に無かった。もう面倒なんで買えばいいやとネットで調べたら恐ろしいプレミアム価格になってた。しょうがないので嫁の実家に捜索に行ったら見つかったので、よし、2回目のレビューをするぞと思って、やり始めたら時間がなく半ラウンドで一旦取りやめることになった。
ところがそうこうしているうちに日本版リメイクが出ていることを知り、せっかくなんで購入してこっちでレビューすることにした。
コタ15歳、そーじろ12歳、miaとの4人プレイにて。
ちなみに七つの印のレビューが古くてルールやフレーバーなどを追記しておいた。
ルール
ゲームの準備
プレイ人数に合わせて使用するカードを準備する。
3人プレイ の場合は各色 1 から 9 の計 45枚 のカードを使用する。
4人プレイ の場合は各色 1 から 12 の計 60枚 のカードを使用する。
5人プレイ の場合は 75枚 すべてのカードを使用する。
各プレーヤーによく混ぜたカードを 15枚 ずつ配り、これを手札とする。
メガテック社社章コマ と 27個のトークン をテーブル中央に置く。
七つの印は同じサイズのトークンだったが、こちらは形を変えており、点数も表記されてる。ただ個人的には返って分かりにくくなった気がする。
でかい白はワイルドトークン、♡の過労トークンは表がマイナス3で裏面がマイナス1(CEOのときに使う)となってる。
木製の社章駒が格好良い。
宣言フェイズ
ディーラーの左隣 のプレーヤーから時計回りに宣言を開始する。
自分の手番では、取るトリックを宣言する か CEOになる かのいずれかを選択する。
取るトリックを宣言する 場合は、どの色のトリックをいくつ獲得できるかを予想する。
予想した色と数に対応する カラーのトークン をテーブル中央から取る。
中央に目的の色のトークンがない場合、他の任意のプレーヤーからそのトークンを奪う。
トークンを奪われたプレーヤーは、代わりに中央から 白のワイルドトークン(-4) を受け取る。
CEOになる 場合は、メガテック社社章コマ と 過労トークンを -1 の面にして 4枚** を自分の前に置く。
CEO になれるのは、1ラウンドにつき 1人 だけである。
すでに誰かがCEOになっている場合、以降のプレーヤーは必ずトリックの宣言をしなければならない。
トリックの流れ
ディーラーの左隣 のプレーヤーからカードを1枚表向きにプレイしてトリックを開始する。
順番に、各プレーヤーも手札からカードを1枚表向きにプレイする。
最初にプレイされたカードと同じ色を持っている場合は、必ずその色のカードをプレイしなければならない。
これを フォロー と呼ぶ。
同じ色のカードがない場合は、任意のカードを捨てるか、切り札である 黒 のカードをプレイできる。
黒 は常に 切り札 として扱う。
最も数値の高い 切り札(黒) をプレイしたプレーヤーがトリックを獲得する。
切り札 がプレイされていない場合は、最初にプレイされた色の中で最も数値の高いカードをプレイしたプレーヤーがトリックを獲得する。
トリックを獲得したプレーヤーは、プレイされたすべてのカードを引き取り、裏向きにして重ねて脇に置く。
トリックを獲得したプレーヤーは、直ちに獲得したトリックの色のトークンを1つテーブル中央に返却する。
黒 以外の色で始まったトリックを切り札で獲得した場合、黒のトークン か最初にプレイされた色のトークンのどちらかを返却できる。
白のワイルドトークン(-4) はジョーカーとして扱い、任意の色のトークンの代わりにいつでも返却できる。
13. 獲得したトリックの色のトークン、あるいは白のワイルドトークン を持っていない場合、ペナルティとして CEO から ♡の過労トークン(-1)
を ♡の過労トークン(-3) にして受け取る。 CEO がいない場合は、共通の場にある ♡の過労トークン(-3) を受け取る。注:
CEO の4枚を超える場合も同様に場から受け取ること。
CEO はトークンを一切持たないため、トリックを獲得してもトークンの返却や受け取りは行わない。
トリックの獲得者が、次のトリックの最初のカードをプレイする。
手札の 15枚 すべてのカードがプレイされるまでこれを繰り返す。
手札は15枚と相変わらず多い。黒のスペースシャトルが切り札だ。
得点計算
15枚 の手札をすべてプレイしたら1ラウンドを終了し、ペナルティポイントを計算する。
自分の前にトークンが1つも残っていない場合は 0ポイント となり、これが最善である。
手元に残ってしまった トークン (黒、橙、ピンク、青、紫、白ワイルド、過労)のマイナス表示がペナルティポイントとなる。
得点を記録し、すべてのトークンとコマをテーブル中央に戻す。
前回のディーラーの左隣のプレーヤーが次のディーラーとなり、カードを配り直して次のラウンドを開始する。
ゲームの終了と勝者
参加しているプレーヤー人数の 倍数分のラウンド を行う。
すべてのラウンドを終え、最もペナルティポイントの合計が 少ない プレーヤーが勝者となる。
補足と戦略
トリックを獲得したプレーヤーは、直ちにその色のトークンを返却しなければならない。
トークンの返却を忘れた場合、後から返却することはできない。
6枚の 過労トークン がもう場にない場合、ペナルティのトークンを取る必要はない。
CEO は、特定の色の手札が極端に少ないか、あるいは全くない場合に選択すると有利に立ち回りやすい。
最初は、そーじろが親として、わしからトークンを選択する。
このゲーム、順番に1個ずつ取るんじゃなくて、ごっそり自分が取れるであろうトリックのトークンを取ってしまうのだ。
黒は切り札で非常に強いため、これが多いと予想以上にトリックが取れてしまうことがあるので注意する。
逆にいえば、他の色カードの強いカードであっても、なんとかできる可能性は少しあるということだ。
次にコタが選ぶ。
そしていつものように
mia「もう、早くしてよ」
と、長考スタート。カジュアルゲームのジョーコデルモンドとしては許せんな。
最初はまあ、ほどほどに。
全員のトークンを数えると16枚なので、誰かが取りすぎてる。
取ったトークンを返していく。返せる色は基本はリード色。
もし、その色のトークンがないのにトリック取ってしまったら、♡の過労トークン(-3)を取らなければならない。
色の最強の数字(4人なら12)を持ってる場合、トークンも取っておけば良い。
そして最初の手番にやることは、まずその数字を出してトークンを消してしまうことだ。
わし「ピンクの12」
この手の数は早くに出しておかないと、誰かがその色をなくしてしまい、黒の切り札で予期せぬトリックを取られることがあるのだ。早ければ早いほどいい。
つうわけでまずはピンクのトークンを1枚返す。
もう一度ピンクのカードで2枚目のトークンを返したいところだが、わしの最高値は10である。
ピンクのトークンを持ってるのはコタなので、間違いなくコタが11を持ってる。
というわけでこいつを吐き出させない事には10を出すことはできないため、青の2を出してリードを譲ることにした。
基本的にはこのように相手の持ってるトークンから、11,12あたりは誰が持ってるか容易に想像できる。
今回の件でいえば、コタはわしが10を持ってると想像できるだろう。
こういう読み合いがこのゲームの醍醐味である。
1ラウンド目はコタとそーじろがパーフェクトで、わしが1個残してしまった。
miaに至ってはいきなり過労トークンを貰ってしまった。
mia「わかんないわぁ」
2ラウンド目は、ほぼ全員が失敗したが、特にコタとそーじろはマイナス8点という大失点を犯してしまった。
わし過労1個に対して、コタは過労2個。そーじろに至っては、ワイルドを返せず残してしまいマイナス8点という大失点。
レビューのためにもそろそろCEOを取らねば、と思ってた矢先、miaが合計7枚ものトークンを取ってきた。よほど手札が強い。
黒が1枚しか無く手札が若干偏ってるのでここでCEOを選択。
ここはCEOを選択。このゲーム、下手な時はCEOが強い。
社章駒と、4枚の♡過労トークンをマイナス1にして4枚取る。これを返していけばいい。最悪でもマイナス4点だ。
miaが親スタート。
mia「じゃ、黒の12」
なんと、いきなり最強カードから切ってきた。
これで黒のトークンを返す。
わしとしてはたった1枚の黒カードをここで廃棄した。CEOは出来る限り皆にトリックを取ってもらうことなので、これでOK。
mia「次は青の12ね」
そこから次々と強力なカードを出して、トリックを取りまくる。
わし「コタ、覚えとけ。ママはシゴデキやからな」
mia「そうだよ。ママはシゴデキだよ!」
とノリノリで気分よく言いながら、
そこからずっと親をキープして怒涛の7連勝。
わし「ずっと、俺のターンやんけ」
しかし8回目に
mia「あ・・・」
と言い出した。
そう、やりすぎた。負けられないのだ。
わし「あれ、お前、トークンないやん。じゃ、これ過労トークンどうぞ」
CEOのわしが過労トークンをマイナス3にして渡す。
さらに
わし「頑張ってるねえ。はい、これどうぞ」
怒涛の10連勝で、次々に過労トークンを集める。
mia「失敗したぁ。もっと取れば良かった」
こうしてこのラウンド、全てのCEOの過労トークンを受け取り、失点12をマーク。
わし「よう、頑張ってくれた。社長賞あげるわ」
笑える。仕事をさせられまくったmiaは、♡の過労トークン(-3)をCEOから授かり4枚もゲット。
おそらくこのゲームで一番の最低点と思われるのは過労トークン4枚のマイナス12である。
サイト的にはおもろい。
mia「もう、こんな時間。こんなに時間掛かるなら1周で終わろう。最後、ゴルフィやって終わろう」
コタ「え、なんで? 2周やればいいんじゃね?」
mia「ほら、ご飯の用意しなくちゃいけないし」
わし「なんで、ご飯の用意せんとあかんつうてるのにゴルフィやろうって出てくんねん」
そーじろ「そうそう。ママ、最後までやろうよ」
わし「こいつ負けてるから辞めたいんや」
mia「いや、決して負けてるから辞めたいんじゃないのよ」
ここでひたすらあんたらはご飯の用意しなくていいから、平気だろうけどとか言うてるけど、ゴルフィやろうとの整合性が取れず、ちゃんと2周やることになった。
あの7連勝してシゴデキ状態だった嫁とは思えない態度。
2週目、最初からわしはCEOを再び選ぶが、なんと3失点しまった。
この手札でCEOは失敗だった。
さらに次のラウンド
わし「よし、ここで紫の12」
コタ「じゃ、黒の8」
わし「な、な、なんやとぉぉ!!! お前、ほんまに紫ないんか?」
コタ「ない」
(|| ゜Д゜)ガーン!!
紫残してしまった。
わし「紫の4でなんとかならん?」
皆「無理でしょ」
さらには
わし「よし、橙12」
コタ「じゃ、黒9」
わし「な、な、なんやとぉぉ!!!」
(|| ゜Д゜)ガーン!!
こいつ、そういえばこの手札すげぇと言ってた。
こうして紫も残してしまい、マイナス4を食らった。
ここでコタは0を連発し、トップに躍り出る。
わしとコタ、miaとそーじろの一騎打ち状態となる。
コタ「よっし。マイナス8が痛かったけど、パパに勝つ」
ところが、次にわしが逆に0で抑えて、コタが4失点。
勝負は分からなくなってきた。
最終ラウンド。
2点差でわしがリード。
コタ「パパを失敗させれば勝てる!」
わし「うわ、やばっ。そーじろにやられたおかげで最後残してしまった。もうピンク4しか残ってない」
ところが、なんと皆、黒以外のカードを出してピンクのトークンを返すことができて、失点0。
コタ「くっそー!! 負けたぁ」
所要時間2時間
mia、最後もしっかりマイナス6食らい、ぶっちぎりのべべ。
そーじろのコメント
面白かった。ママのシゴデキぶりが良かった。
コタのコメント
あともうちょっとだったのに。ボクだけ失点0を4回もやってるのにあのマイナス8がでかかった。
miaのコメント
コタ、これ終わったら風呂掃除忘れんなよ! どうにも色が薄くて見難い!
手札が悪くてうまくいかない。
わし「いや、手札悪くてもトークン取らんかったらええだけで、言い訳すんなよ」
ソマーリオ
トリックテイクとしての面白さは既に七つの印で評価済みではあるが、手札が悪ければ悪いように、良ければ良いようにトークンを加減することができるので運の要素は少ない。
また事前にこれだけ取るという宣言するのはヴァスシュティッヒ からの流れではあるが、完成度としてはこちらの方が高いように思う。
どれだけ計画的に行えるかどうかというところがあって、コタのように好きな人にはたまらなくハマると思う。あいつはヴァスシュティッヒはかなり強かった。
このゲームの欠点と思われるのはプレイ時間が長いというところなので、やるなら気持ち早めにトークンの選択をしないと2時間コースになってしまう。そこが今回も にならなかったところだ。
コンポーネントであるが、七つの印 と違いテーマを会社経営に変えており、CEOとの関係性が分かりにくいが、それは冒頭に書いたフレーバーでなんとか腑に落ちるだろう。むしろ、妨害者っていうのがよく分からないくらいだ。妨害っていうより、どうぞどうぞ、が役割なのだ。
そういった意味ではCEOで「よく働いているね、ご苦労さん」といって過労トークンを渡す方がしっくりときた。なんか上から目線でおもろかった。
発売済みの別のリメイクであるSluff Offは、ダサくてセンスのない絵柄となってて、あれに比べると100倍良いわ。
他に違いといえば、トークンにマイナス点が描かれており、単純にそれを足せばすぐに失点がでるのは良いと思う。
ただ七つの印は全て同じトークンサイズで、実のところ使い勝手はそっちのほうが良かった。
こんな風に大きさや形を変えられると、違いに戸惑ってしまった。ここは痛し痒し。
内容物としては、木製のメガテック社社章コマもかっちょいいし、テーマ性もそれなりに再現できてるが、パステル調のカードだけはやめて欲しかった。miaも言うてるように年寄りにはめちゃめちゃ見難いのだ。薄いパステルに白の数字では見えない。
デザイン性を重視したんだろうが、それならもう少し数字を大きく描いて欲しかった。
2026年現在、日本の流通網にのる七つの印はこれしかなく、通常の価格で手に入るのは嬉しい。七つの印を持ってる人も箱がコンパクトになっており、持ち運びしやすいためセカンドとして持っておいて損はないと思う。満足度は高い。このゲームはずっと語り継がれるゲームな気がする。
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