James Ernest
Paul Peterson
Cheapass Games
Portal Games
2〜6人
30分
モーモー処理班
不発弾を食べるするモー!
了解だモー!!
(Bomb☆)
名誉の戦士だモー! お金が貰えたモー!
もっと不発弾を撤去するモー!!
プレイ感
キルドクターラッキー
や
ビッグチーズ
など、ちょこちょことチーパスの豪華版リメイク作品が発売されている。チーパス製品はとにかく安価にするために箱なしのシュリンクパックで発売され、カード類は自分で切り離す必要がある。ばかりか、サイコロなども自分で用意しなくてはならない。アイデアを売りにだしたゲーム会社なのである。
こんなしょぼいコンポーネントで、と思うかも知れないが、ゲームにはアイデアがいっぱい詰まっており、あなどれない存在なのだ。リメイクされて豪華になったモーモー処理班もそのひとつで、ローさんが持ってきたのでタメラ、miaを交えて4人プレイとなった。
手番にはカードを2枚引き、好きなだけカードをプレイする。カードは自分の場や相手の場に出すことが出来て、直列に並べて出す。またお金がかかるので、カードに書かれれているお金を支払う。それから爆破判定を行う。判定はサイコロを振って自分の場の右端から時計回りで数えていく。自分の出しているカード数以上の目の場合は、そのまま左隣のプレイヤーの場まで勘定していく。で、サイコロの目の牛カードは見事、爆死。爆死すると不発弾を処理出来たという事で、カードに書かれている報奨金を(爆発した牛カードの所有者が)貰う。
また自分の手番に自分の牛を爆発させたら街カードを貰い、その街の不発弾の処理が終わった事になる。街カードには色々と特典が付いている。
なんともいえない独特のプレイ感。お金を払ってカードを自分の場の左右のどちらかに配置する。その後、爆発判定のサイコロを振って爆発したらお金を貰う。
こうやって街カードが尽きたら、終了フェイズとしてサイコロを振って、ポット(銀行)にお金がなくなるまで次々に爆発させていき、最終的に一番お金を稼いだプレイヤーが勝利。
そんなにルールはややこしくないのだが、カードは特殊効果がいっぱいあるので、言語依存は高くて、これは何のカードやったっけ? と聞きながらのプレイ。
手札の中に特殊カードがあるので、これを上手く使いこなしたいところ。
例えば、自分が爆発する代わりに別の牛カードを爆発させる将軍とか、自分の両隣を爆発させる奴とか、相手の場に置いてスパイ活動する奴とかバラエティに富んでいる。中でも使い捨てのカードで、場にさらしている牛カード群を丸々左回りにまわしたり、引き抜きをしたりする強力なのもある。
こういったものを上手く使うには文章が読めなくてはならない。それほど難しい文章ではないが、やっぱり日本語化は望ましい。
というわけで、あっちこっちで牛を爆発させてお金を貰っては、新しい牛カードを配置してと繰り返していく。
わしとmiaは今ひとつルールとカード効果を把握してなかったので、終始押され気味。
自分の番に自分のカードを爆発させるとご褒美としてその地域カードが貰える。これはすぐに特殊効果が貰えるのと最後のボンボンゲームに若干有利となるカードだ。
英語得意なローとタメラのほぼ一騎打ちの展開でゲームは進んだ。
それでもようやく中盤にはルールが解ってきたが、手札もいまいち悪くて、良いカードが手に入らない。
そうこうしているうちに街カードがなくなり、終了処理のボンボンゲーム(わしが勝手につけた名前)が開始される。
サイコロを順番に振っていき、次々に爆発させていく。
この体制からどんどんサイコロを振ってポットからお金がなくなるまで配分していくのだ。
ポットのお金がなくなってゲーム終了。
ローとタメラ、どっちが勝ったか覚えてない。
所要時間30分
miaのコメント
最初はどうなるかと思ったけど、意外と楽しめた。
ソマーリオ
ルールを聞いたときは、どうなることかと思ったが、やってみると意外と楽しい。
サイコロで爆発を決めるために理不尽でままならないところがあるが、そういうのは
ビッグチーズ
でもあるようにチーパスの味付けである。
ドイツゲームにはない粗さはあるが、それをさしおいても魅力がある。良いところも悪いところも含めてB級ゲームという名にふさわしい。
この馬鹿げた設定内容とルールは、綺麗にリメイクするよりもチーパスのままで良かったんじゃないかと思う。
gioco del mondo