菅沼 正夫

グランディング

2〜6人
10分

ツンダール


積んだり詰んだりツンダール
最後まで積み続けられるのは誰か?

同じ動物や同じ色などが隣り合うと崩れるカードを、崩さずに最後まで積み続けるか、逆に大量のカードを崩した人が勝利のカードゲーム。
勝つには、脱落しないよう崩さず積む冷静な判断と、次の手番の人を脱落させるべく罠を仕掛ける戦略性、そして時には一気に崩して一人勝ちする度胸が求められる。
あなたは罠を積メールか?
それとも罠にハマって詰ンダールか?

プレイ感

これまた東京ダンガンと一緒にグランディングで貰ったカードゲーム。シュリンク状態からコタが絵柄に惹かれて、ずっとこれをやりたいと言うてた。というわけで、コタ、miaとの3人プレイにて。


カードを裏向きに4列作る。それからカードを人数×10枚にして、残りは箱にしまう。カードは3色、3種類の絵柄となっている。手札は2枚。手番にはカードを1枚列に置いて山札から補充するのだが、置いたときに左右上下に同色もしくは同種のカードがあったら、それらをすべて失点として受け取らなければならない。取り除かれた後は、空白があかないように下にずらすのだが、そのときにもこの効果が現れ連鎖する。


下に裏向けの基準となる4枚のカードを並べる。下から順番に、積んでいく。同色もしくは同種のカードが上下左右にあれば、それらのカードをすべて失点として受け取る必要がある。

このように失点を2回したら、負け抜けとなる。が、失点の枚数が15枚以上なら即座に勝ちである。それ以外は最期に生き残ったプレイヤーが勝つが、複数生き残った場合は、当然失点の少ない方が勝ちである。

mia「あ、これ無理」

なんと最初の2手目で、すでにmia1回目の失点。

手札がわずか2枚なので、どうにもあかんときってある。

それから列は伸びていくが、再び失点で抜け。

わしとコタとの対決となった。

列の伸び方は結構特徴的で、4列のうち端っこがまずぐーんと伸び、どっちか隣の列が少しずつ伸びる。

やってみればわかるが、列の端っこは1か所だけ確認すればいいだけなので、非常に楽にだせるのだ。ただしてっぺんまで行くとあとはどうしようもない。


大体のパターンがこれ。1箇所が谷になる。この場合、どのカードも置けない事がわかるだろう。しかしこれは逆にチャンスなのだ。

一番厳しいのは、谷になったところ。3か所確認しなければならず、合致するカードは稀となる。

コタ「もう無理」

出したカードは一旦取り除かれ、空白を埋めるために落としてきたカードにも連鎖が起こる。

わし「おー、ぷよぷよみたいや」

連鎖は、きちんと落としてから取り除かないとおかしくなってしまう。

そこからもう一度、列を積み上げていくものの、コタ、2回目の失点でわしの勝利。

所要時間10分

これはおもろい、すぐに2回目。


これは! まあ最初なのでなんとかなる。

再び、列が大量に積まれていく。

mia「もう無理」

2回目の失点でかなりの枚数を稼いだので、勘定してみると14枚。

mia「あー、悔しい!!」

この15枚というのが実によく出来ていて、何度か1枚足らずで勝てなかったというケースが相次いだ。

しかしながら、

わし「やったー、15枚。勝ち!」

みたいなのもあって、山を積んだら、とりあえずあえて取ってみる作戦が多くなった。

miaのコメント

15枚勝ちを狙いにいくのが楽しい。

ソマーリオ

かなり運ゲー気味ではあるものの、非常に楽しい。連鎖はぷよぷよみたいな鬼連鎖みたいにはさすがにならないが、アナログゲームならではなのプレイアビリティ高い連鎖が癖になる。

このゲームはむしろ失点を起こさないようにするゲームではなく、どのタイミングで連鎖させて取っていくかのゲームだ。早仕掛けでも遅仕掛けでも負ける。

カードゲームとして普通に鎮座しているが、このプレイ感は今までにない傑作ではないだろうか?

今までやった菅沼デザインの1位はすきものとして、2位は間違いなくこれだ。
プレイ感軽く、絵柄も可愛く、とても良い。
こたろーなんかは最初に書いた通りこの絵柄が気に入って、ずっと持ち運んでた。

うすのろみたいに、修学旅行でやったりすると良いだろう。
これは予想以上に良いゲームだった。

gioco del mondo