佐藤雄介

アークライト

2〜8人
15分

タイムボム


時間を巻き戻してしまうタイムボムの爆発を阻止せよ!
◎簡単なルールで気軽に心理戦が楽しめる!
◎最後まで脱落者が出ない!
◎追加選択ルール(第三陣営の登場)あり!

プレイ感

久々にTAMとゲームをやることができた。
TAMの子ら二人とわしとコタで、何かできるものはないかと出してきたのが、このゲームだ。
miaは遅れてきたので、6人にて。


いまでは溢れかえっている正体隠蔽系である。
タイムボマー側とタイムポリス側に分かれる。


今回はタイムポリス。それぞれどういう勝利条件かはカード1枚で描かれている。配られた手札を確認してから、シャッフルして自分の前に裏向けに並べる。

タイムボマーは爆発カードをめくるか、4ラウンドで解除させないことが勝利条件で、タイムポリスはプレイヤー人数の解除カードをすべてめくることで勝利する。

カードは6人だと解除6枚、爆発1枚、しーんカードが23枚ある。で、シャッフルして5枚ずつ配る。

各自、自分のカードをみて、シャッフルして場に裏向きに並べる。カードはいつでも確認していいが、その場合は、再度シャッフルし直す必要がある。

で、ニッパーを持ってる手番プレイヤーが、自分以外のカードを1枚めくる。
この時、自分に解除カードがあるといって導いてよい。というかそうしないとこのゲームは始まらない。

解除カードをめくるごとに、解除されたマークにする。


今回は6人なので、解除マーカーは6個。すべて裏返したらタイムポリスの勝ちだ。

1周したら、めくられなかったカードをすべて再シャッフルして配り直す。今度は手札が4枚になっている。

同様にして、ゲームを進める。これを4回繰り返して先に書いた勝利条件を達成する。

まずは役割カードをみる。タイムポリスと書いている。

手札は、解除1枚で、あとはしーん、だ。

ふと、これ、どうせよと思った。

そしたら「切って切って」というTAMの声があがる。

最初はTAM娘2からだ。TAMのその声に誘導されず、TAM娘1のカードをめくる。

「お父さん、怪しいもん」

信用されてへんのうw

しーん

残念。

それから次々とニッパー役が回ってくる。

わしの番だ。

相変わらず、TAMが声をあげているが、TAM嫁がまったく声をあげないのは一体なんでだ??

とりあえず危険なのでコタのカードをめくる。

しーん

結局、このラウンドは解除1枚だけめくられた。


BOOMカードを写すのを忘れてた! カードはほとんどがしーん...である。

次のラウンド、わしの手元に解除が1枚とボムが入ってきた。

ここでもまた解除してという声とまったく声をあげないプレイヤーがでた。

ここでようやくこのゲームのキモがわかった。なるほど。

わしがボムを持っているので、ボマー役はすべてしーんカードなら切ってというだろう。しかし解除があれば、切ってとは言わない。

ここで誰がボマーかのあたりをつける必要がある。


ニッパータイルは結構でかくて、なかなかによい。

ぼやっとしてたゲーム性がここでようやくはっきりした。ボムカードを持っている場合にあたりをつけることができるのだ。

しかし今回、ここでミスリードしてしまった。ずっとTAM嫁が何も言わなかったのに、最終ラウンドになって、切ってと促した。

TAM娘1も切れ切れという。

むむむ!

解除はあと1枚。それを切ればわしの勝利だ。

ここで大きな間違いを犯してしまったのは、TAM嫁のゲームの強さである。

これはブラフと、TAM娘1の配線を切った。

Boom!!

TAM娘1&2「やったー!」

TAM嫁「あー、やられちゃった。最終ラウンドになって初めて言ったのには訳があって、ボムカードを持ってたから」

しもうた!!

所要時間15分

コタ「もっかいやりたい!」

ちゅうわけですぐに2回戦目が始まったとさ。2回目もボマー団が勝った記憶があるが誰がボマー団やったかは覚えてない。

ソマーリオ

最初、ルール聞いた時、こんなんでゲームになるんかと思った。

ボムカードが手札にきたおかげで、ゲーム性に気づいた訳だが、これが来なかったら多分さっぱり分からんかった気がする。

いきなりノーヒントからスタートなのに人狼のように、占い師がいるわけでもなく、人狼同士が確認するフェーズもない。

しかし、そういったものを無くして新しいシステムとして非常によくできていた。
人狼の確認フェーズは、物音で気づかれてしまう可能性もあり、とても気を使うのだ。しかしこのゲームではそんな気遣いはまったく無用だ。

正体隠蔽系は流行したおかげで、レジスタンスやアヴァロンのように工夫が凝らされているのがでてきた。これもそのひとつだ。
元々は同人ゲームだったようで、プレイ人数は4人から6人までだったのが、アークライト版では正体隠蔽系でありながら2人から8人までとプレイ人数の幅が非常に広いのが凄い。

2人プレイでどんなものか興味があるし、拡張カードのスパイもあるので、これは購入してみるしかない。

gioco del mondo