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USAopoly テンデイズゲームズ
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4〜8人用
30分
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テレストレーション
駿河屋で購入
プレイヤーは、「お題」をうまく伝えることを目指します。
最初の人はイラストを描きます。
二番目の人は、最初の人が描いたイラストを見て、それが何であるかを推測の上、言葉で描きます。
三番目の人は、二番目の人が描いた言葉を次の人へと伝えるべく、イラストを描きます。
四番目の人は、三番目の人が描いたイラストを見て、それが何であるかを推測の上、言葉で描きます。
以下、一周するまで言葉、イラスト、言葉・・・と交互に伝言を行います。
イラストだけで伝言していくのとは違い、ちょっとでも推測を誤り、違った言葉を描いてしまうと、間違ったままダイレクトに次の人へと伝わってしまうため、まったく予想もつかない形で伝言されることが頻繁に起こるでしょう。
そして、その予想もつかない伝言が大笑いを巻き起こすのです。
プレイ感
テンデイズで、日本語化をしたお絵かきゲーム。タナカマのステマにより、あちこちでおもろいと評判だったので、ゲームマーケット2013春に買うことにした。大阪の帰省のおりに、TAM夫妻、ムゲン、レイ、miaとの6人プレイにて。
それぞれ1組ずつお絵かきボード、ペン、マーカー消し、お題カードを手にする。一人がサイコロを振って、対応するお題をお絵かきボードにまず書く。それから奇数人数の場合は、左隣に自分のお絵かきボードを渡す。偶数ならそのまま。
よーいどんで、砂時計が落ちきるまでにお題を絵に描いていく。描き終えたら1枚めくり、左隣に廻す。
今度は、1枚前のページをめくり(つまり隣の人が描いた絵が描かれてる)、それが何の絵かを推測して書く。それが終わるとまた1枚めくって左隣に廻す。また1枚前のページをめくり(つまり隣の人が書いた推測が書かれてる)、それを砂時計が落ちきるまでに絵を描く。以下同様。
このように繰り返していくと、最終的に自分の元にお絵かきボードが戻ってくる。これで1ラウンド終了で、得点計算に入る。
得点は2パターンあるが、今回やったのは、前後のつながりをみて得点するパターン。
ひとつ前の推測と同じ推測を書いた人は1点。
絵の前後の推測をみて、同じ推測なら絵を書いた人が1点。
最初のお題と最後のお題が一致していたら、持ち主が1点。
要は文章化している推測と推測を比べろってこっちゃ。
特徴的なのは、途中で内容が間違っても、前後をみるだけなので得点が出来るところだ。
これを3ラウンド繰り返して合計点が高い人が勝ちである。
このゲームについては、文章にしても面白くないので、写真で経過させる。プレイヤー人数が偶数人数の場合は、最初に自分が絵を描いてスタートし、奇数人数なら隣に渡してその人が絵を描いてスタートする。そうすると上手く廻ってくる。やってみれば解る。
ちなみに順序は、わし→TAM→レイ→ムゲン→TAM嫁→mia→わし という風に並んでいた。
最初に1枚ずつお題カードを受け取る。代表者がサイコロを振り、その目に書いてあるお題を最初のページに書き写すところからゲームは始まる。miaのお題は『未来』である。
1ページ目をめくるとmiaが書いた絵がわしに廻ってきた。絵の場合は砂時計1分以内に描く必要があり、答えはそういった時間制限はない。
1ページめくり、わしは先ほどの絵の推測を書く。
1ページめくりTAMがわしの書いた答えを元に絵を描く。もちろん、各プレイヤーは1ページ前のページしか見れないので元の絵などは見ることはできない。
TAMの絵をみてレイの書いた推測。ちなみにこれは最後に答え合わせをするときに写真撮影したもので、当然、ゲーム中やってる訳ではない。答え合わせは皆でやるのでそのタイミングが一番盛り上がるのだ。
ムゲンの描いた絵。
TAM嫁の推測。
当然、最初のお題となにもかも違うので誰も得点できなかった。
次のお題。
意外とおもろかったのはmiaスタートのお題だったので、またしてもmiaのお題を。
mia。
わし。
TAM。
レイ。この場合1つ前の推測と同じなので、絵を描いたTAMと、レイはそれぞれ1点得点できる。
ムゲン。
TAM嫁。またしてもジェイソンが合っているので、TAM嫁とムゲンは得点できる。最初のお題はチェーンソーなのでmiaは得点できない。
このように結局、わしとmiaが8点で同点勝利した。
所要時間30分。
miaのコメント
TAMくんの絵が上手いのに驚いたけど、技術に酔いしれて余計なものを描いて自滅するパターン。弓矢をわざわざケンタウロスまで描いて射手座にされたのが腹立った。
あきおくんの下手下手な絵も味わいがあった。しかしこの手のゲームはやっぱり盛り上がって面白い。
ソマーリオ
お絵かきゲームは名作ピクショナリーから始まったと思うが、実のところ得点パターンに少々変更は加えたところで、そのおもろさの本質というのはまったく変わらないものだ。人がお絵かきする楽しさの一点に集約されている。だから面白い絵を描く人がいたら無茶苦茶盛り上がるし、そうでなくても普通に盛り上がる。
その部分を理解した上で、ルールの違いについて書く。
テレストレーションは伝言ゲームとなっている。伝言ゲームではその過程を皆で楽しむことは出来ないが、このゲームではそれを可視化して皆で楽しむ事に成功した。
得点パターンも、前後があっていれば得点出来るので、途中で間違った答えになったとしても、最後まで得点チャンスがある。これにはもうひとつ利点があって、いつでも得点する機会があるため、全員が注目する必要があるのだ。つまりゲーム中、誰も暇にならず一体感が生まれる。
お絵かきゲームとしては、グラフィティが酷かっただけにシステムとしてみても安心のおもしろさがある。
個人的には痒いところを描いたった感があるアイデンテイクの方が好きだが、おそらくテレストレーション派と2つに分裂するように思う。アイデンテイクは日本語化されておらず、日本ではもう流通していないが、テレストレーションの場合、けがわによると最低でも5人いないと辛いという縛りがある。
お盆やクリスマスパーティなどでやると盛り上がるだろうし、1セット買えば、学校でも普通のノートなどを使って生徒全員で遊ぶことも出来るだろう。