|
Mirko Marchesi
|
Gigamic
|
2〜4人
10分
|
コリドール
コマを1マス進めるかフェンスで相手の進路を妨害するかを選択し自分のコマをより早く向かい側のゴールまで進めるゲーム。 相手や自分の選択次第で刻々と戦局が変化するので、1つの判断ミスが致命傷になることも。
ゴールまでの距離を測りつつ相手の出方に応じた適切な対応=戦略的視点が勝負の分かれ目。 数学的ロジックを極めるエデュケーショナル・ゲーム。
プレイ感
ネットでの評価が高く、ネズミ駒にした子供向けバージョンまで発売されてる。マス数が子供版では少ないのでここは元のバージョンが欲しい。ようやく手に入れたのでmiaと二人プレイ。
お互いに端っこの真ん中に自分の駒を置く。手番に、自分の駒を縦横に1マス進めるか、2マスにまたがる衝立を置くかのどちらか。先に向こうのラインまでたどり着けば勝ちである。各自、衝立を置ける数は決まっている。
2人プレイなので対面に配置。4人の場合は4方向から進む事になる。すべて木製でインテリアとしてみると非常に格好良い。
何も考え無しにやると、ひたすら相手を妨害しようと横に衝立を置いていくか、直線上に進めることになる。
自分の駒を進めるのと衝立を置くのと、どっちを選択するかに方向付けがなく「どっちをやってもええけど…」みたいな感覚になる。
ここらへんは実際に画像をみてほしい。miaみたいなタイプとやるとこんな風に衝立をどうしても置いてしまう。
単純馬鹿、と簡単には言えない。どうしよう! というドイツゲームらしい解りやすいジレンマがまったくつかめないので、わしも多かれ少なかれこんな感じだ。
miaの衝立の置き方には失笑をかくせない。でも、最初はこんな風にやっちゃうのはしょうがない。どうしたらええのか自由度が高すぎて解りにくい。
4人でやったらおもろくなるんかなと調べてみても、二人プレイが一番良いようだ。
マス目を勘定して、1マスでも多く迂回させるように置くのがいいが、ぱっと見ではよく分からないので、その手が有効かどうかも判断しにくい。また自分がどれくらい勝ってるのかもさっぱり解らない。
最後は自分のおいた衝立に阻まれてmia死亡w こうなるのよ。
結局1回目のプレイでさっぱり訳分からないままに終わったので、2回目をやったが、感想は同じだった。
所要時間5分。
miaのコメント
こういうの苦手。どういう風におけばいいのか解らなかった。
ソマーリオ
ネットでも高評価、子供向けに改良した版もあり、かなり期待していたのだが、こんなもんかという感想。どこに置けば相手をしてやったりと思えるのかさっぱり解らなかったのだ。局面を読むのが難しい。レビューでも書いてるが、自由度が高すぎて何をやればいいのか解りにくいのだ。慣れるまで時間が掛かるように思う。
最近レビューしたスフィンクスをオープンにして戦いをしたシステムともいえる。あちらの方が何をしたらいいのか解りやすい。
この手のであれば、トゥイクストの方がやらねばやられるというのがよく解り、圧倒的におもろいと思う。
確かにルールは簡単で、木製のボードや駒の質はまるでインテリアのように素晴らしいのだが、どうにも自分には合わなかった。
単に合う合わないだけだと思うので、こういったアブストラクトが好きな人は人気もあるのでこのレビューを気にせずにどうぞ。