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株か! 土地か!
君の投資作戦で億万長者に!!
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タカラ
スクールパンチ -7-
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2〜4人
30分
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億万長者ゲーム
株や土地の売買をしてお金をいっぱいもうける。頭脳優秀な君の投資作戦で億万長者への道をまっしぐら! ちょっと大人の気分が楽しいぞ!
プレイ感
同世代の方からスクールパンチシリーズがとても懐かしいとメールを頂いた。で、持ってたら公開して欲しい(実はサファリラリーだけ持っていなかった)とのことで、スクールパンチシリーズの中では鉄道輸送ゲームと並んで最も古い億万長者ゲームをBBとやってみた。ちなみにこのゲームは人生ゲームの後にでた豪華な億万長者ゲームとは違う。
当時、なんだかみょうちくりんなゲームやったなあと思って、いざゲームを始めてみると株のゲームという事がわかった。なるほど、当時は株という概念をあまり知らんかったから妙なゲームやと思ったんかあ。
サイコロを振って電力会社や自動車会社、食品会社などに止まると株を買える。株数は好きなだけだ。購入した株数だけお金を払って、自分のチップを置く。普通、株券カードを使うところを出来る限り安価にするためにマスにチップを置くという形で行うのだ。ふーむ、なかなかようできとる。
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チップはそれほど多くないので、どこを買うかは注意が必要。緑は運輸、オレンジは民間企業、青は公共事業、ピンクは不動産で、不動産のみ相手が止まったら書いてある金額が貰える。
で、止まったら、株式配当が出るのだ。民間企業は一株と同じ値段だが、公共事業や運輸は2倍、中には違うのもある。また銀座やゴルフ場などの土地(ピンク色)は、相手が止まるとお金が貰える。土地はほとんどが高価なので、止まってしまうと被害は甚大であるが、購入価格の4分の1か5分の1となっている。
それ以外にも株式市況と不動産カードというのがあり、会社と土地それぞれ1周に1度ずつカードをめくる。指定の銘柄を持ってるとお金を払ったり貰ったりする。ここではカードをめくる代わりに、自分の株式を他のプレイヤーに同意の価格で売る事が出来る。
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株式市況カードは企業に、不動産仲介業は不動産物件に関係ある。めくると、お金を払ったり貰ったり書いてある。ちなみにこの裏面は段ボール紙で何も加工がされていないチープなもの。
こうやってぐるぐる回って先に30万ドルの現金を手にしたプレイヤーが勝つ。俺は、土地中心の買い物をしたのに対してBBは土地に止まれず苦戦。しかし、航空会社に止まり株を買いまくる。航空会社はこのゲームきっての優良株で、株式の価格が高いくせに、株式配当は3倍もあるのだ。ほとんどのチップをここにおいていいほどだ。
※ 当時、ドル金本位制から移行して間もない時代なので1ドルは360円ほどあった。つまり30万ドルは億万長者になる訳だ。今の相場なら20万ドルのゴルゴ13が5万ドルで依頼を受けてた時代である。って関係ないな。。
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ごっそり航空会社に株式を買うBB。銀座通り土地はゲーム中最も高価な場所だ。止まれー止まれー
チップの枚数が少なく、ボード後半の優良株を買うことが出来ないのに業を煮やしたわしは、しょぼい株式を破棄することを出来るようにした。他のプレイヤーといってもひとりしか居らず、しょぼい株式を買わないからどうしようもないからだ。そうして、やたらめったら航空会社に止まり株式配当を受けるBBを真似して、わしもどっちゃりと航空会社に投資した。
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おそろしくうずたかく積まれた航空会社株。ここだけ買えばいいやんという話やな。。
うーむ、おそらくこれはJALなんやろうけど、今では考えられんよなあ。まさかあのJALがボロボロになるなんてさ。
結局、銀座などの高価な土地に止まることなく、BBが航空会社オンリーで億万長者になった。
所要時間30分
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ぶっちぎりの負け。。。_| ̄|○
ソマーリオ
二人でやるようなゲームじゃなかったな。ひたすらぐるぐる周るだけやった。まあ、株券という要素を子供にわかるような感じで仕上げてるところと、チップを置くというアイデアはなかなかに良かった。
4人くらいでやれば、もう少し楽しかったと思うけど、このシステムではちと所要時間が長いのが気になる。完全に運任せなところがねえ。モノポリーも運任せやねんけど、何時ホテルを建てるかという判断があって、そこがきっと楽しいんやろうと思う。
プレイ感としては、株ゲームの大傑作(!)人生ゲームM&Aと似てる。ひたすらサイコロを振るか、ルーレットを回すかという運任せなところが、ね。でもこっちのは許せる。子供をターゲットにしてるくせに株券をテーマにしてるところと、ルールも値段に見合ったものやから。わしの記憶では、スクールパンチの経済ゲームなら、社長ゲーム、ついで実業家ゲームが秀逸やった気がするので、また今度やってみる。
実のところ、このゲームは第一弾スクールパンチとして出た古い奴やねんけど、買うたんはかなり後になってからやってんな。だから優れた後者のゲームをやってからやったから、思い入れが少ない。というより、自分が止まったら配当金が貰えるというルールがよく解らんかったんやと思う。なんか変わってて不思議な印象だけを持ってたな。