レールのポイント切り替えしだいで、君は名機関士。

タカラ
スクールパンチ -6-

2〜4人
20分

鉄道輸送ゲーム

シュッポーッ!!SLが走る。ボクの目指す駅は頭狂駅だ。
早く指定の駅へ荷物を輸送すれば君は名機関士だ。

ルール説明

3つの荷物カードを順番に、指定された駅へ届ければ勝ち。例えば郵便物は児童半端駅(じどうはんぱえき)に届けると指定されている。
駒は前にしか進めず、線路も滑らかに連結してる方向にしか進めない。
レールには切り替えポイントがあるところがあり、この切り替えによって行くルートを確保する。オレンジのマスに止まるか、切り替えポイントに止まれば、線路の切り替えを行う事が出来る。また赤いマスは引き込み線に連れていかれて、サイコロで3,5,6が出ないと出発出来ない。その他のマスにも『2マス進む』とか『ブタのある駅にいく』とか指示されている。


切り替えポイントと同じタイルを置いて、ぐるぐると廻す。ただし、全方向の切り替えポイントだけは上にのって、残ったサイコロの目分、機関車を載せたまま好きな方向に廻せる。

また荷物は一度に1つしか持てないので、郵便物を児童半端駅に到着すると、そこにある荷物を機関車に積み込まなければならない。これは空いている駅か、他人の真後ろにつければ押しつける事が出来る。他人が自分の目的の荷物を持っている場合も、後ろにつけて無理矢理奪ったりする。また、サイコロで進んでいくのだが、相手にぶつかると追い越せないので、そこで停車する事になる。
こうして、最初に配られた3つの荷物を指定した駅へ送り届けたら勝ち。


荷物タイルを取ったら、最初に配られた3枚の行き先カードの上に置く。一度にひとつしか運べないし、駅にもひとつしか置けないのがミソ。ニワトリは二羽ノ鶏駅(にわのうえき)に運ぶと指示されている。

プレイ感

兄貴と二人でやってみた。最初に、駅カードの上に荷物タイルを適当に載っけていく。そこに置いてある荷物を取りにいくのだ。兄貴いわく「これ、指定した荷物と駅名が一致してたらどうするねん?」まあ、そのときは繰り直したらええやろと思ってたら、途中、兄貴のブタが駄駅(だえき)にあり、ブタの指定駅も駄駅となってるのに気づいた。
という事は……
「二つ目は駅に着いたらOKやな!」
なんでやねーん!!! しょうがないのでそのままOKにした。


こんな感じに最初適当に、荷物タイルを駅名カードに置くのだ。それが初期配置。これによって、いきなり運ばなくても良い荷物が出てくる。かなり運な感じ。

オレンジのマスに結構止まりまくったので、兄貴がいきたい所に関する切り替えポイントをぐりぐりと動かして行けなくする。
おもろい……
やってることはただの双六やけど、嫌がらせ出来るのが良い感じ。また自分の行きたい駅がむっちゃ近くにあるのに、遠回りしなくちゃいけないというジレンマ。このゲーム、結構いけてるぞ!
結局、兄貴にタッチの差で負けてしもうたが、20分ぐらいで楽しめる。当時はあんまり好きなゲームじゃなかったけど、(今やるとただのサイコロ運ゲーというのは否めないが)結構おもろかってんなあと再認識。さすがに第一弾のシリーズでゲーム自体がしっかりと作られている感じ。
マスの指示、ブタのように最初から指定場所にあれば得をするなど、荷物の場所によって勝ち負けが決まってしまうのが惜しい。皆に勝つチャンスがあってわいわいやれるゲームが日本ゲーム特有のあかんところやな。自分で思い描いた戦略とかはまったくゼロです。
駅名が駄洒落になってるんやけど、何故か読んでてちょっと気持ち悪かった。どんな駅名があるかというと……

見癖駅(みるくせえき)素虎駅(すとらえき)無礼駅(ぶれいえき)秘密屁駅(ひみつへえき)小時計駅(しょうとけいえき)

そしてまた、頭狂駅つうのは、昔やからつけられた名前でしょうな。今つけたら、うるさいうるさい(^^;

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