宮野華也

Mob+

2〜5人
10分

ナナカードゲーム

amazonで購入

かわいい動物の絵柄で神経衰弱。
システムが進化した神経衰弱なので、記憶系が苦手という方も安心して楽しめます。

プレイ感

COQがお勧めしており、絵柄が可愛いかったので買うてみた。
コタ13歳、そーじろ9歳、miaとの4人プレイにて。

以前にくにちーが仕上げた神経衰弱としてGoldをレビューしたが、これは日本人がデザインした神経衰弱である。


カードは1から12まであり、3枚ずつある。今回は4人なので、各自7枚ずつ配り、残ったカード8枚を裏向きに場に並べておく。

手札は必ず、小さい数から大きい順に並べ替える。


手札を小さい順から大きい順にソートする。手札以外にも場に数枚裏向けに置く。(プレイヤー人数によって違う)

手番プレイヤーは、自分を含めて、誰でも手札で一番「大きい数」か「小さい数」を出させる。もしくは、場にあるカードを1枚めくる。

2枚目以降、同じ数字カードであったなら、手番続行で、再びアクションが可能だが、どこかで違う数字が出たら、手番終了で、各自出したカードは手札に戻し、場にあるカードは裏向けに戻す。

3枚同じカードを出したら、そのカードをすべて受け取って手番終了だ。
このようにして3回揃えるか、2つ足して(例えば2と5)7の組を揃えるか、7のカードを揃えたら勝ちである。
7のカードは真ん中なので、揃えにくいというところがミソ。

え、3つも揃えんのか? と最初は思ったが、実際にやってみると簡単に揃うもんである。

mia「じゃあ、一番小さいのを」

わし「ほれ、1」

mia「じゃ、コタ、一番小さいの」

こた「1」

mia「じゃあ、自分の一番小さい1を出して揃った」

わし「え、初回から?」

mia「やってみると揃うもんよ」


あっという間に1を3枚揃えられてしまった。3枚集めるのは大変かもと思ったのは杞憂である。

そーじろ「こた兄、一番大きい数」

コタ「12」

そーじろ「じゃ、パパ、一番大きい数」

わし「11。終わり」

一番大きい数で12以外が出てくると結構つらくなる。


1枚でも数字が違うと手番終了だ。

ん? そーじろが12で進めたってことは12持ってる可能性があるな。

わし「そーじろ、一番大きい数」

そーじろ「12」

やはり

わし「こた、一番大きい数」

こた「12」

よっしゃあ、キタキターー!

わし「mia、一番大きい数」

mia「だから10だって!」

わし「あああ、忘れてた」


miaの10を見たのは2度目である。記憶力弱い。

つうことは12は場に眠ってるのか。これは辛いな。

この認識は全員が認識しており、すぐにどこにあるのか理解できるのだ。

これは普通の神経衰弱と違ってかなり楽である。

わしはその後、連続で11、10と当てて、ボーナスであった5のもう1枚の在り処を探りだす。

場をめくり5を出す。

それから一番小さい数となった5を2枚出して

わし「はい、勝ち」

mia「え、2枚も汚い」

所要時間5分

これは軽くて良い。


ほい。勝ち。

ということで、すぐに再戦。

そーじろ「やった、7を3枚出して勝ち」

わし「アホか。それ端っこちゃうやろ」

そーじろ「あ、そっか」

mia「じゃ、これ8を2枚出してゲット」

わし「お前、それ最大の数か?」

mia「あ、違った」

とまあ、どうしても3枚揃ったり2枚持ってたりすると、出したくなるが、自分の手札で最大か最小でないと出せないので注意すること。

そこから4連戦やったがわしが全部勝ってしまった。


7はなぜかブタである。特別なカードなので金箔押しだ。3枚目の7はわしの手札で6,7,8と挟まれてた。このセッションでも7勝ちしようとしたそーじろに勝ち目はなかった。

そーじろのコメント

7せっかく3枚揃ったのに。出したかったなー。面白い

miaのコメント

これ、めっちゃよく出来てるね。

ソマーリオ

神経衰弱で3枚も当てるんかいと思ったが、全然しんどくなかった。普通、神経衰弱4連戦は無理である。

システムは非常によく出来てて、作者、凄いアイデアだわ。
大きいか、小さいか、更に場で破綻するんちゃうかと一瞬思うのだが、やってみると実に上手く作用する。

プレイ感は非常に軽い。いや軽すぎるくらいなので、ゲームの合間にちょっと持ち出すのが良いだろう。なんせ動物の絵含めてカードデザインが非常に可愛らしく、小さな子供でも大人でも楽しくできる。

7で勝つのは難しい。7で勝つくらいになると、3セット目で勝利するくらいの状態になっているが、全然集まってないプレイヤーが一発逆転の要素として入っているのは面白い。
ちなみに13があればちょうど真ん中の数になるのだが、なんでか12までしかない。

神経衰弱みたいなシステムも上手く突き詰めればこういう面白いゲームができるんやなあとほんま感心した。まあ、にわとりのしっぽもそういや神経衰弱やけど、あれはサブシステムやからな。

gioco del mondo