Oleksandr Nevskiy
Oleg Sidorenko

Libellud
ホビージャパン

2〜7人
120分

ミステリウム

駿河屋で購入駿河屋で購入
幽霊が徘徊している怪しげな屋敷に立ち入る勇気はありますか?
あなたは大胆にも、幽霊が徘徊している怪しげな屋敷に立ち入っています……何と勇敢なことでしょう!
現世に取り残された魂を安らかに眠らせるため、奇妙な降霊会の準備ができたら、
テーブルの周りに座って心を解放し、あなたの第六感を覚醒させましょう……。

このゲームは、1人が幽霊となり、他のプレイヤーは霊能者となる非対称協力型ゲームだ!
すべてのプレイヤーは、この幽霊の死にまつわる奇妙な事件を解明し、その魂を安らかに眠らせるという同じ目的を共有する。
幽霊は話すことができないため、集まった霊能者たちに幻視を送って(幻視カードを提示して)意思を伝えようとし、
霊能者たちはこの霊的なメッセージを正しく解釈して、運命の夜の事件を再構成することになる。
協力と直感による推測が、真犯人を明らかにするという任務の達成を助けることだろう。
しかし時間の猶予はありません!
チームが幽霊と接触し、この長年の謎を解決するための時間は7時間しかないのである……。
不思議な絵柄のカードをヒントに謎を解く、新感覚のコミュニケーション推理ゲームとなっている。

プレイ感

物凄く幻想的でかつてないテーマだったので、予約して買うた。二人からでも出来るみたいだが、これは多人数でこそ意味があると思い、出番を待っていた。
miaが浪漫があるものをやりたいと言うてたので、子供連れで戻ってきてからタナカマ、COQ、おーしろ、miaと5人プレイ。


1人が幽霊役をやる。これはわしが立候補。他のプレイヤーは全員、霊能者となってその館で殺された人への凶器、犯行現場、犯人を当てる。準備がやたらとめんどくさくて、ここらは経験者のタナカマに任せた。


素晴らしく豪華なコンポーネント。下から凶器、犯行現場、犯人となっており、それぞれのプレイヤーに応じた答えが幽霊役によって示される。


こちらが幽霊役の衝立。ここに各プレイヤーごとの答えを挟んでおく。幽霊役はマスターとなる。

プレイ概要としては各プレイヤーに凶器、犯行現場、犯人のカードを幽霊プレイヤーが用意して自分だけがみる。
で、最初は凶器を当てて貰うために、手札から幻視カードを1枚以上、当てて欲しいプレイヤーに配る。
プレイヤーはその幻視カードを見て、場にあるどの凶器かを当てる。他のプレイヤーも、それは当たりやろと思ったら、その予想にのっかる事で、後で有利にプレイを進められる。

これを繰り返していき、犯人まで正解したプレイヤーは、他のプレイヤーの進捗を待つ。決められたラウンド以内に答えられなかったプレイヤーはここで脱落する。
最後に、真犯人として、組み合わせのひとつを提示して終わり。

準備に時間が掛かる。まずは今回使うカードを用意し、それらと同じカードを場に抜き出す。シャッフルして各プレイヤー用の凶器、犯行現場、犯人カードを幽霊役が準備する。
こう書くとそんなに手順が多くなさそうだが、カードを全部使わないので抽出がかなりめんどい。

さてゲームスタート。

幽霊役のわしが、凶器をまず提示する。

提示する。

提示…

わし「おい、こんなん全然想像でけへんやんけ!」

凶器を鑑みるに、この恐ろしく抽象的なカードから相手に答えを与えるなんてほとんど不可能に近い。

ルールを読むと、背景が白なら白っぽいカードをとか書いてるけど、なんともまあ解りにくい。


恐ろしく抽象的で提示ができない。一番右の大砲くらいか。

複数枚出して提示する事もできるが、それが返って混乱の元となったりする。
できれば複数枚だして、手札を減らして新しいカードを補充したいのだ。

というかね、そもそも答えを知ってる幽霊役のわしが「こんなん絶対解るかー」と思って出してるのに、答えを知らないプレイヤーが解る筈がない。

ところが意外とあらぬ方向にプレイヤーは受ける。

タナカマ「この部分が鉄なんで鉄製ですかね」

自分ではそこまで考えて出してないけど、たまたま合うてる方向に進んでるw

そして全員に1回ずつヒントを出した後に、各自、凶器を予想する。

わし「全員、外れじゃ」

全員「えーー!!」

mia「ヒントがそもそも悪いじゃないの?」

確かにヒントは悪い。でもそれはわしのせいではない。


とりあえず、色が水色っぽいので水色のカードを織り交ぜて提示。プレイヤーはそれぞれどれが自分の答えかを予測する。

それでもなんとか凶器部門は、おーしろを残してクリア。

残ったおーしろだけはここを再チャレンジし、他のプレイヤーは犯行現場を予想する。

つうても使うカードはまったく同じなので、要領もまったく同じ。
微妙なところで解ってくれとカードを出していくのみ。


他のプレイヤーはこの答えは絶対に間違ってないでと思ったら、このように指し示す事ができる。当たると少し有利になるのだ。ちなみにこの時は間違ってたw

途中、どうあがいても手札じゃ誰にもヒントを出せない状況に陥る。

タナカマ「そういう時は、カラスを使えば、手札の交換ができますよ」

なるほど。ここに止まってる3羽のカラスはそういうアイテムなのか。

しかし引いてきたカードは相変わらずの微妙っぷり。

たまにどんぴしゃのがあって、それを提示すると今度は逆にへんな読み方をされて間違ったりする。

なんだかんだとゲームは進み、おーしろ以外、全員クリアした。


おーしろ以外は、犯人を探す。どこまで進んだか分からんようになるので、いらんのは外した。

そして時間が経過して、第1ステージ終了。
この時点で既に2時間。

ここから真犯人の第2ステージをやるんかとうんざり気味だったところ

タナカマ「第2ステージはすぐに終わりますよ」

という訳で、組み合わさった3つの推理カードを4パターンの真犯人像にする。

時間が掛かったことから、わしが皆に提示できるカードは1枚こっきり。

なんとなく赤。これでいくしかない。

まあ、2枚であっても他に提示できるものはないけど。

タナカマ「水をイメージしてるこれですかねえ」

mia「ちょっと待って。今までの単純さからみて、これ単に赤色をイメージしてるだけじゃないの? 赤があるこれにしよう」

全員「OK」

わし「正解!」

mia「やっぱり」

所要時間120分


まさにその通りでした。

miaのコメント

浪漫溢れるテーマだったけど、内容はモヤモヤしててがっかりした。

ソマーリオ

時折タナカマから「これは、色々と面倒だから無印だな」とか、おーしろに「写真撮るならすぐにあきおさん売るので今しかないよ」とかちゃちゃを入れられた。

確かに売りました。

まず、タナカマの指摘通り準備の手間がゲームの面白さにまったく反映されていない。クルードの仕込みをわざわざプレイヤー人数用意するだけでなく、今回使うカードを照らし合わせて用意するなんて単に面倒なだけ。
凶器、犯行現場、犯人と段階を分ける意味も解らない。むしろ全部をごっちゃにした方が、選択肢が3倍になるので幽霊役はヒントを出しやすい。使ってる幻視カードは同じやねんから。

そしてこの幻視カードが大きな問題。なんつっても凶器、犯行現場、犯人に絞られたものしか当てないので、ドンぴしゃ、これってカードがまったく出てこなくて、このゲームに使うには恐ろしく抽象的である。当てて貰ったところで、全然気持ちよくない。常にもやもやとしてる。

これと同じようなシステムを持つディクシットはイメージカードからプレイヤーが自由にお題を考えるのでなるほどとなって盛り上がるのだが、ミステリウムは固定したものに対して幻視カードを割当てるので、訳分からんカードを選ぶハメになる。ディクシットのテーマは無限だが、ミステリウムは手札の7種類×プレイヤー人数分しかない。

※複数枚(r)だせるので本来の計算式は7Cr×プレイヤー人数になるが、事実上1枚か2枚くらいしか出せない。

テーマ性や雰囲気のあるコンポーネントは抜群だが、カードの品質が悪いところは気になった。元々、雰囲気ゲームなので、カードの品質にはこだわろうや。

やるなら汎用に使える抽象的な絵をやめて、凶器、犯行現場、犯人に特化したような絵にすべきだが、その絵のバランスはとても難しいように思う。ディクシットのカードをミステリウムに使っても、ミステリウムのカードをディクシットに使ってもプレイバランスは同じなのだ。これではデザインをさぼってるとしか言いようがない。プレイヤーが楽しめるようにカード内容は吟味すべきだ。

というわけで、雰囲気を感じたいならともかく、これ買うならディクシットを勧める。

gioco del mondo