Jack Lawson
&
Andrew Lawson
Ravensburger
2〜4人
1人6分
メイクンブレイク・ミニ
制限時間内に積み木を組み立てろ!
アクションゲームの名作が、小さくなって帰ってきた。
これでどこにでもメイクンブレイクが持っていけるようになった。
プレイ感
まあ、実際
メイクンブレイク
ほど出世したゲームはない。出た当初、見かけのへぼっぷりに、これはラベンスバーガーの抱き合わせ販売なのでは? とまで言われたが、やってみると、こっちが元でもうひとつの方が抱き合わせ販売では、という評価に変わった。そこから日本語版は出るわ、ちょっと小さくしたタイプが出るわ、難しい形をしたEX版が出るわ、とうとう、コンパクトサイズ版まで出た。値段も安いので、これは買うしかないと、ミニを購入。安価にするためにタイマーはついておらず、ドイツ子供ゲームお得意の、サイコロをひたすら振り、足して15になるまで時間をはかる。
とりあえず手軽に出来るやろうと言うことでmiaと二人プレイしてみた。
一人が積み木を行い、一人がサイコロを振り続ける。危惧していた事が起きた。実際にそれがきちんと完成したかどうかを確認するために、サイコロを振る手を止めなければならない。3人以上いれば、余った人が、組み立てる過程を見る事が出来るため、即座に判定を下す事が出来るが、二人だとどうしても手を止めて確認タイムが必要となってくる。ちなみに元のメイクンブレイクでは、タイマーが勝手にジージーと計測するために、相手の組み立ての慌ただしさをおかしむ時間と、過程を見ているので出来ると即座に合っているか判定が出来るが、ミニの二人ではこれは出来ない。そこで、サイコロを振る手を止めて(しかもその瞬間の出目はカウントしない)確認してOKが出たら、次を組み立てるという手順にした。
細かい雰囲気はメイクンブレイクを参照して貰うとして、こんな感じに組み立てるのは一緒。しかしブロックが小さいのでちょっと難しくなってるかも。
これはかなり複雑な形。これが出来たら相当な腕前である。
メイクンブレイクの一番おもろいところは、作ってるプレイヤーを横からニヤニヤ眺める事であり、そのあわてっぷりを見ることが出来ず、二人プレイではその良さが活かされない。また、一旦、止めるため、テンポも悪くなる。
そういう事を抜けば、メイクンブレイクのまさにミニ版である。カードは表裏両方使えるようになってて工夫が見られる。積み木の醍醐味がないといえばないが、どこにでもお手軽に持っていけるという点は評価したい。何より可愛い。
これは何色でもいいので楽ちん楽ちん。
miaがもっかいもっかいと何度も言うので、結局4回やったが、2勝1敗1分け。合計5回ずつの得点計算をするのだが、すぐに15になるために、手番ごとに1ポイント差を競う接戦となった。ここ一番で、空白の目ばかり出ると非常に焦る。半分は空白の目なのだ。あるいはカードで後半に3のモデルが出た場合。
「こんなんでけるかー!!」
となる。ま、それがおもろいのだが。
所要時間10分
miaのコメント
なんか
ジャングルの秘宝
を思いだした。こっちのが先発とは。でもちょっと楽しい。
ソマーリオ
別にサイコロで15足すまでやらなくても、元の
メイクンブレイク
みたいに(あるいは付属タイマーを持ち出して)、サイコロを振って時間を決めて、ストップウォッチで計れば済むだけの話なのだが、やっぱり付属品としてサイコロでやってみたかった。
値段は安く、コンパクトで旅行のお供に最適である。買うてみて損のないゲームだと思う。特にメイクンブレイクEXがプラッチック製で評判が悪い事を思えば、こちらは小さくとも木製である。別に4人までしか出来ない訳でもないので、あちこちで持ち出しては活躍しそうなゲームだ。お買い得感のあるゲームである。
ラベンスは1500円シリーズとも言うべき手軽小さいシリーズを出しているが、集めてみたくなる魅力はある。昔の
スクールパンチ
感覚かも。
gioco del mondo